犬種やサイズ問わず犬を飼う際にはしつけは必要不可欠です。
特に、子犬のときから飼う際にはしつけに関して注意して行う必要があります。
トイレトレーニングや甘噛みに関するしつけは小さな時から行う必要があるため、具体的な方法や注意点について飼い主さんは予め知っておく必要があるのです。
子犬のしつけはいつから始めるのが理想?
「子犬の時からいろいろ教えたりしつけるのは可哀想・・・」と思われる方もいると思いますが、子犬もペットとして飼っている以上しっかりとしつける必要があります。
気になるしつけを始めるタイミングですが、徐々にで結構ですので出来るだけ幼い内から行いましょう。
ペットショップで売られている子犬の殆どは生後2?3ヶ月です。
環境が変わったことで明らかに混乱しているといった場合は別ですが、基本的には自宅に迎え入れた直後から始めるのが理想です。
また、もともと自宅で飼っていた犬から生まれてきた子犬の場合も、遅くても2ヶ月前後を目処に、しつけを始めましょう。
外の世界を全く知らない子犬は成長した犬よりも非常に好奇心が旺盛であるため、身体は小さくても自由奔放に飼育していると思わぬ問題が生じることがあります。
また、子犬の時から飼い主が甘やかしていると、成長してからしつけをしようとしても飼い主の言うことを聞かないといった状況に陥る恐れもあります。
つまり、子犬でもなるべく早い時期からしつけをしっかり行う必要があるのです。
子犬に教えるべき4つのしつけとは?
早い時期からしつけを行うことは大切ですが、子犬の場合は何もかも一度に教えようとしても混乱してしまい逆に効率が悪くなってしまいます。
そこで、子犬に教えるべき最低限のしつけに関して4つ紹介します。
子犬のしつけ1:トイレトレーニング
犬を飼う上でトイレトレーニングは基本中の基本のしつけになります。
特に子犬の場合は膀胱が小さく自制も上手くできないことから部屋のあちこちを汚してしまう可能性もあります。
一般的なトイレトレーニングの方法としては、トレーニングを始める最初のうちは飼い主がトイレマットの場所まで誘導していき排泄して良い場所を教えてあげましょう。
その際は就寝前や食事の後など決まった時間、決まったタイミングに行うと覚えやすくなります。
徐々に慣れてきたら様子を見ながら自分でトイレができるようになるのを待ちます。
習得までに個人差があり、中には失敗を繰り返してしまう子もいますが飼い主が根気よく見守ってあげること、失敗しても決して叱りすぎないことがポイントとなります。
子犬のしつけ2:アイコンタクト
犬のしつけと聞くと「お手」や「お座り」などの動作が基本であると思われがちですが、それ以上に重要なことは飼い主の言うことをしっかり聞かせ、注目させることです。 そのためにはアイコンタクトがしっかりできるようになる必要があります。 いろんなことを教えようとしたとしても犬が飼い主に全く注意を払っていない状態で始めても全く意味がありません。 そのため、名前を何度も呼ぶなどしてアイコンタクトをしっかりと取らせる練習を何度も繰り返す必要があります。 飼い主の呼びかけにしっかりと反応できるようになってから基本動作を覚えさせましょう。子犬のしつけ3:ブラッシングや歯磨きなどの体のケア
ブラッシングや歯磨きなど体のケアや衛生管理は犬を飼育する上でずっと重要なことになります。
しかし、それらを嫌がってしまう癖をそのままにしておくと後々苦労することになります。
ブラシや歯ブラシなどの道具に不信感を持たせない工夫をしながら、子犬の時からしっかりと体のケアをする必要があるのです。
子犬のしつけ4:甘噛み、噛み癖
子犬の甘噛みや噛み癖というのは今のうちは問題なくてもそのまま放置しておくと成長してから厄介な問題になりかねません。
飼い主だけでなく外出した際に遭遇する他のペットや人間にも迷惑をかけてしまう可能性もあります。
そのため、子犬のうちからそれらの甘噛みなどの癖はしっかりと直しておく必要があるのです。
しつけ方としては、子犬が飼い主に噛み付こうとしたらしっかりと言葉で「ダメ!」と言いおもちゃなどで気をそらしましょう。
子犬をしつける際に気をつけたいこと
以上の4つが子犬の時から始めたい、主なしつけとその方法になります。
子犬のうちからしつけをすることはもちろん重要ですが、つい熱心になりすぎてしまったり間違った方法で教えてしまうとストレスが掛かり逆効果になってしまいます。
そこで子犬をしつける際の注意点について一緒に見ていきましょう。
飼育がしやすい快適な環境を整える
しつけ以前に生まれた間もない子犬を迎え入れる際には飼育がしやすい快適な環境を整えることが第一となります。
子犬は人間の赤ん坊のように非常にデリケートな側面があるため、部屋が散らかっていたり不衛生な環境だと体調不良やストレスの原因につながりかねません。
そのため、まず子犬を飼育するための環境を整え、またゲージやトイレなどの設備もしっかりと整えた上でしつけを始めましょう。
褒めてしつけるが基本
飼い主が一生懸命しつけをしようとしても子犬が失敗を繰り返したり、なかなか思い通りにいかない場合にはついつい叱りたくなってしまうと思います。
しかし、犬のしつけをする上では褒めること・覚えさせることが基本となります。
特に子犬の場合は、失敗した際に叱ってもその内容に対して理解しているわけではなく、逆に混乱してしまうため効率が悪くなります。
一方で大袈裟に褒めてあげたり飼い主の喜ぶ顔を見せたりすると反応しやすくなり、しつけがしやすくなります。
この時期にしっかりとしつけをしておくことは成長してからも重要となるため、しつけをする上でなかなか思い通りにいかない場合でも温かい目で根気よく見守ってあげましょう。
子犬のしつけはいつから始める?まとめ
今回は「子犬のしつけをいつから始めればよいか」という疑問についてお答えいたしました。
「待て」「お座り」などの基本動作も重要ですが、まずは以上で紹介した4つのことを中心にしつけていきましょう。
しつけの開始時期は早いことに越したことはありませんが、最初からたくさんのことを教えようとしても子犬は混乱してしまいます。
そのため一つずつしっかりと時間を掛けてしつけを行うことが重要です。
最後までご覧いただきありがとうございました。