2匹の犬

犬を多頭飼いするメリットとデメリット、多頭飼いの注意点のまとめ

犬を飼っている方の中には多頭飼いをすることを検討されている方もいると思います。しかし、事前にそのメリットやデメリット、また注意点についてしっかり理解しておくことが重要です。

「たくさんの犬に囲まれて生活したい!」「愛犬の遊び相手がほしい」など、多頭飼いをする動機は人によって様々ですが、多頭飼いをすることによって犬にとっても人間にとってもメリットがいくつかあります。

一方でメリットだけでなくデメリットや注意点もいくつかあり、これらについて事前にしっかり理解しておかないと実際に複数の犬を飼い始めてからトラブルにつながります。

それではそれらについて実際に考えていきましょう。

犬を多頭飼いする際のメリットとは?

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たくさんの犬がじゃれ合っている姿を見るのは人間にとっても視覚的に癒やされるというメリットがありますが、実は犬にとっても複数の犬で生活するいくつかの利点があります。

そこでまず、犬を多頭飼いする主な3つのメリットについて紹介します。

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メリット1:犬同士でコミュニケーションが取れる

犬を多頭飼いするメリットの一つは、犬同士でコミュニケーションを取ることができ仲間意識を築くことができるということです。

もちろん犬と良い関係が築けている飼い主さんもいますが、人間と犬という全く別な動物であるため、お互いを完璧に理解することは難しいです。

新しい犬を迎えることによって既にいる犬とが犬同士のコミュニケーションを取り、時間が立てば良きパートナーとして生活を共にすることができるのです。

また、犬はもともと野生では群れを成して生活していた動物であることから、多頭飼いは犬がより自然に近い方法で生活できるのです。

メリット2:不安感や孤独感が減る

多頭飼いには犬の不安感や孤独感を減らせるというメリットもあります。

犬の仲間を増やすことによって、例えば飼い主の留守中や遊び相手になってあげられない時でも犬同士で遊んだり交流することによって不安や孤独を感じにくくなります。

例え自分の愛犬が大好きでも飼い主には人間の事情や都合もあるため、四六時中相手をしてあげるのは現実問題難しいです。

そのため、飼い主がかまってあげられない時でも複数の犬がいれば犬同士で遊び相手をつくり不安感や孤独感が感じにくくなるのです。

メリット3:運動不足の解消になる

犬が仲間同士で遊ぶことは結果的に運動不足の解消に繋がります。

犬は本来活発に動く習性のある動物であることから、数に関係なく毎日の散歩や適度な運動をさせることが必要不可欠です。

それらの日課がきちんとできていれば問題はないのですが、忙しくて愛犬を外になかなか連れ出してあげられない飼い主、もしくはもともと出不精な飼い主に育てられている犬は運動不足や肥満になりやすい傾向にあります。

しかし、犬を多頭飼いしていれば犬同士でじゃれ合ったり追いかけっ子をすることが身体を活発に動かすことになるので、散歩に行けなくても最低限の運動ができ、運動不足を解消することができます。

犬を多頭飼いする際のデメリットとは?

以上の3つが多頭飼いするメリットになりますがもちろんデメリットもあります。

そこで、多頭飼いする主な2つのデメリットについて考えていきましょう。

デメリット1:金銭的・世話の負担が増える

飼い犬の数が増えるということは、単純に考えて金銭的負担や世話をするための手間が増えるということです。

エサ代、トイレ代、ワクチン代、その他生活費が毎月のように掛かり、小屋の清掃や散歩、病気をした際のケアなど犬一頭を育てるだけでも相当なお金と手間がかかります。

多頭飼いすることは決していけないことではありませんが、これらの負担を事前に考慮する必要があります。

デメリット2:ケンカや騒音トラブルのリスクが増える

新入りの犬がもともといた犬と仲良くできれば問題ありませんが、場合によっては性格や相性が合わずにケンカをしてしまうことがあります。

ケンカをすることによって飼い主の手間が増えるだけでなく、お互いにケガを負ったり鳴き声などの騒音トラブルにも繋がりかねません。

多頭飼いする犬の数が増えれば増えるほどそれらのリスクも比例して増えるということを事前に理解しておく必要があります。

犬を多頭飼いする際の注意点

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多頭飼いには以上で挙げたようなデメリットもありますが、デメリットがあるからと言って多頭飼いはいけないということでは決してありません。

未然にトラブルを防ぐためにも多頭飼いの注意点についてしっかり知っておきましょう。

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犬同士の年齢や性別、相性

犬にも仲良く共同生活するための相性というものがあります。

多頭飼いする際に良い相性というのは年齢が近い犬、異性の犬、もしくは同じ犬種の犬の3点が挙げれます。

特に性別に関しては注意が必要で、同性の犬を一緒に飼うとお互いの主張が強くなりケンカや不仲の原因になってしまいます。

かといって異性の犬を飼うと結果的にたくさんの犬が生まれ手に負えなくなってしまうというリスクも発生するため、去勢手術・避妊手術の必要が出てくるでしょう。

これらのことをしっかり肝に命じて多頭飼いする犬の組み合わせ等を判断しましょう。

犬によって生活スタイルが異なる

例え同じ犬種であっても犬によって性格や生活スタイルは異なります。

つまり、起床、食事、散歩、就寝といった基本的な生活習慣とその時間が犬によって違うため飼い主はそれぞれの生活スタイルに合わせて対処する必要があるのです。

このことに関しては実際に多頭飼いを始めてからでないと気づくことが難しいため、多頭飼いをする際は少しずつ様子を見ながら数を増やしていきましょう。

犬を多頭飼いする際のメリットやデメリットまとめ

今回は犬の多頭飼いのメリットやデメリット、また注意点について詳しく紹介しました。

犬の多頭飼いには犬同士の相性の問題や金銭的、手間の負担が増えるなどといったいくつかのデメリットや注意点があります。

しかし、多頭飼いすることには犬が仲間同士で交流することによってより自然な生活を送らせることができるなど、いくつかのメリットが存在するのも確かです。

多頭飼いをする際はこれらのことをしっかり踏まえ時間をかけて判断しましょう。

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