二匹の犬の散歩

犬のリードが必要な理由!知っておきたいノーリードのリスク4つ

犬のリードはなぜ必要なのか、考えたことはありますか?お散歩にリードは「当たり前」になっていますが、ちゃんと理由があるのです。犬にリードが必要な理由とノーリードのリスクを知って、素敵なお散歩タイムをすごしましょう!

公園や街中で、犬にリードを繋げずお散歩させている人を見かけたことはありませんか?

一見ほのぼのとした光景ですが、ノーリードのリスクを考えるととても恐ろしいことです。

この記事では犬のリードが必要な理由と、知っておきたいノーリードのリスクについて解説しています。

ぜひ、参考にしてくださいね!

犬にリードが必要な理由は?

飼い主と犬

今や犬の散歩にはリードを付けるのが「常識」となっていますが、リード本来の理由はご存知ですか?

リードは、犬をただ繋いでおくためのものではありません。

繋いでおくこと以外にもきちんとした目的があるので、もう一度リードの必要性を見ていきましょう。

犬のリードは飼い主の意志を伝えるもの

犬のリードは本来、 「リードコントロール」のためのものです。
リードコントロールとは、リードを通して飼い主の意志を伝える、というコミュニケーションの1つです。

考えてみれば、リードは犬のしつけにも使われていますね。
犬の引っ張り癖を直したり、道に落ちている物を食べないようにしたり、ニオイを嗅ぐのをやめさせたりと、それらをリードで教えます。

「それはダメ」という意志を、犬に伝えているのです。

犬のリードは繋がれている犬の意志も教えてくれるまた、リードを通じて繋がれている愛犬の意志も感じることもできます。

犬の歩くペースが、ゆっくりになったり早くなったりと、その時の犬の感情がわかりますね。

犬が行きたくない方向であれば、嫌々歩いたり、ブレーキがかかることもあるでしょう。

嬉しければ小走りになったり、リズミカルに歩いたりと伝わってきます。

犬は話すことはできませんが、気持ちをリードから感じることができるのです。

犬のノーリードによって起こりうるリスク4つ

犬のリードに意味があることをお伝えしましたが、今度は逆にノーリードのリスクについて見ていきましょう。

「いつもリードに繋がれていて可哀そう」、「うちの子はお利口さんだから」とノーリードで愛犬のお散歩させていたら、大変なことを引き起こしてしまうかもしれません。

最近では、犬のノーリードによるトラブルが多発しているのです。

リスク①怪我や事故で高額な損害賠償請求をされることもある

「犬が人に噛みついたら怪我をするかもしれない」、「怪我をさせた場合飼い主に責任がある」という認識は、恐らく多くの飼い主さんが持っていると思います。

しかし、犬が寄ってくるだけで、びっくりして転倒してしまう人や、犬が苦手で逃げるのに転倒してしまう人もいるということも忘れてはいけません。

更には、犬が飛び出して自転車が転倒、車が急ブレーキを踏んで玉突き事故、なんてことになった場合、高額な損害賠償を請求されてしまうかもしれません。

実際に1000万円以上の損害賠償された事例もあります。

普段はお利口さんな犬でも、「突如興奮して走り出してしまうことがある」ということを、飼い主は常に念頭においておく必要があります。

リスク②犬が脱走!迷子や危害を加えてしまうかも

ノーリードには、常に脱走のリスクがつきまといます。

外で飼われている犬にありがちですが、自分の家の庭だからノーリードでも大丈夫、とリードに繋がれずに自由に歩き回っている犬もいます。

確かに、目が届く敷地内であれば制限されずに走り回れるのは犬にとっても幸せなことですが、放し飼いは危険です。

何が原因で脱走してしまうかは、予測できません。
脱走して飼い主の目がなければ、人やモノに危害を加えてしまう恐れもありますし、迷子になってしまい、帰ってこれなくなってしまった犬を探すのはとても大変です。

何よりも、いなくなってしまった愛犬が心配でたまりませんね。

愛犬の命を守るためにも、目を離す場合は敷地内でもリードに繋ぐ習慣付けをしておきましょう。

リスク③犬のノーリードが条例違反の地域もある

犬のノーリードで逮捕され、罰金刑を受けた人がいるのはご存知ですか?
その人は罰金刑で済んでいますが、場合によっては愛犬を処分されてしまうこともあるのです。

ノーリードで問題を起こせば、罪のない犬の命にも関わってくることを忘れてはいけません。

各自治体によって、犬のノーリードについて条例を制定しています。
自分の住んでいる地域にどのような条例があるか、しっかり確認しておきましょう。

公園をノーリードで開放している地域もあれば、全てにおいてノーリードを禁止している地域もあります。

リスク④リードがないために愛犬に降りかかる災難も?

ノーリードのリスクは、自分の愛犬にも牙を向いています。

犬が何気なく興味津々でニオイを嗅ぎに行ったら、相手の人に蹴られた、犬に噛まれて重傷を負った、車に轢かれてしまった、など危険はたくさん転がっています。

興味を持つのは犬の本能であり、それによって発生したトラブルは全て飼い主の責任です。
リードは、犬にとっての命綱でもあるのです。

犬の伸縮リードにも注意が必要!

通常のリードは1メートル程のものですが、手元のボタンで長さを自由に調整できる伸縮リードがあります。

とても便利で人気もありますが、注意が必要なものでもあります。

どんなことに気を付けたらいいのか、ご説明いたします。

犬の伸縮リードによる事故が多発

便利な伸縮リードですが、リードを長く伸ばしすぎて他の人がリードに引っ掛かり、転倒させてしまう事故が多発しています。

飼い主はお散歩中と認識していますが、何も知らない人にとって目の前に長く伸びたリードは、障害物となってしまいます。

普段、足元ばかり気にして歩いているわけではないので、リードに気づかないでそのまま転倒してしまうのです。

小さな子供に犬のリードは持たせない

もう一つには、犬のリードを子供に持たせてお散歩させている姿も見かけますが、あまりお薦めできません。

特に伸縮リードは、手元の操作が必要になってくるため、子供では急な対処が難しくなります

犬の力は思っているよりも強いので、犬に引っ張られてリードを伸ばしすぎたり、子供が転倒してしまったり、誤ってリードから手を離してしまう危険性があることを忘れてはいけません。

ドッグランを利用しよう!

いつもリードを付けてお散歩させていても、たまには思いっきり遊ばせてあげたいと思いますよね。
自分の家に広い庭があればいいですが、庭がなければそうもいきません。

そんな時は、ドッグランの利用がおすすめです。

ドッグランは、犬が脱走しないように柵で囲まれています。
広々としているので、愛犬を好きなだけ走り回らせることができますね。

もちろん、他の犬たちもいるのでケンカをしないように目を配る必要はありますが、リードを外しても安心な場所です。

犬のリードの必要性を知っておこう!|まとめ

いかがでしたか?

リードはとても大切な役割をしていることをお伝えしてきました。
ノーリードのリスクを改めて知ることによって、犬にはリードが必要なことを再確認できますね。

普段何気なくしている犬のお散歩ですが、リードは他人だけでなく愛犬やあなた自身を守ってくれるものです。

しっかりリードを持ち、愛犬の気持ちを感じながら歩いてみたら、いつものお散歩も違ったものになるかもしれませんね!

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