愛犬のお散歩に、毎日同じコースで決まった時間に行く方も多いのではないでしょうか。
実は犬の散歩コースを変えることで、あなたの愛犬にもたらすメリットがたくさんあることはご存知ですか?
今回は、犬の散歩コースを変えるメリットと、スムーズな変え方・注意点についてご紹介します。
毎日のお散歩の参考にしてくださいね!
犬の散歩コースを変える4つのメリット
そもそも犬の散歩がなぜ必要なのか、考えたことはありますか?
ストレス発散や社会性を身につけさせる、またトイレや運動のために、犬には散歩が必要とされています。
しかし、毎日同じコースを通ることによって、逆に犬にストレスを与えてしまうことがあるということは、実はあまり知られていません。
犬の散歩コースを変えることによって、それらを解消してあげることができます。
ということで、具体的にどんなメリットがあるのか、解説いたします。
犬の散歩コースを変えるメリット①認知症の予防
犬の散歩コースを変えることによって、犬にはいつもと違う刺激があります。
ニオイだったり、景色だったり、好奇心旺盛な犬にとってはワクワクが止まりませんね。
新しいものを知ることによって、刺激が脳を活性化してくれます。
脳が活性化すれば認知症の予防にもなりますね。
いつも同じ散歩コースでは、刺激が少なく脳の活性化は望めないとも言われています。
犬の認知症は一般的に10歳頃から症状が出始めますが、認知症にならないように予防をしておきたいですね。
また、認知症と診断されてしまっても、症状が急激に進行しないように刺激を与えてあげることは充分可能です。
犬の散歩コースを変えるメリット②縄張り意識を和らげる
犬にとって同じ散歩コースは、「自分のテリトリーだから守らなくては」という犬の縄張り意識を強めてしまいます。
頻繁に電柱のニオイを嗅いだり、他のお散歩中のワンちゃんに吠えてしまったり、必死にマーキングをしているのはそのせいでもあります。
テリトリーを犯されたり、守らなければいけないという気持ちで、どんどんストレスが溜まってしまうのです。
犬の散歩コースを変えることで、縄張り意識を和らげてあげましょう。
他のお散歩中のワンちゃんに吠えてしまうことも減っていくかもしれません。
犬の散歩コースを変えるメリット③ストレスを軽減
犬の散歩コースを変えて新しいニオイや景色にワクワクしたり、縄張りも気にしなくていい状態を作ってあげれば、自然とストレス軽減されます。
刺激がないことがストレスでもあるので、散歩コースに変化をつけてあげることはとても大切なことなのです。
いろいろな散歩コースに慣れてきたら、犬はお散歩に行く前から「今日はどこに行くのかな?楽しみだな」と思っているかもしれませんね。
犬の散歩コースを変えるメリット④コミュニケーションがアップ!
たまにスマホ片手で犬の散歩をしている人を見かけます。
いつも同じ散歩コースで、飼い主さん自身がマンネリを感じてしまっているのかもしれません。
散歩コースを変えることで、お互い新鮮な気持ちで散歩を楽しむことができます。
「どっちに行くのかな?このまま歩いていいのかな?」と、飼い主さんの顔を見上げたりと、いつものお散歩よりもアイコンタクトが増え、自然と愛犬とのコミュニケーションの時間が増えるでしょう。
犬の散歩コースを変える方法
さて、犬の散歩コースを変えることで、たくさんのメリットがあることがわかりました。
しかし、繊細な犬や臆病な犬の場合、散歩コースを変えることで、不安になってしまったり、ストレスを感じるというケースもあります。
ということでここからは、無理なく自然とお散歩コースを変える方法をご紹介したいと思います。
犬の散歩に出かける時間を変える
いつも決まった時間にお散歩されているのであれば、少しづつ時間をずらしてみましょう。
10分早く出発してみたり、20分遅くしてみたり、慣れてきたら普段行かなかった時間帯にお散歩してください。
少しの変化ですが、同じ散歩コースでも時間帯によって見え方や感じ方が変わってくるので、愛犬に刺激を与えることが出来ます。
いつもの犬の散歩コースを逆に回る・道を1本変える
犬の散歩の時に、家を出て右に行くなら左から行くなど、いつもの散歩コースを逆に回るのも効果的です。
同じ目的地に向かうにしても、いつもの行き方ではなく、普段通らない道を少し通るだけでも違いますね。
少し遠回りをしたり近道をしたりするなどのちょっとした変化でも、犬にとっては「いつもと違う」と刺激になります。
徐々に刺激に慣れてきたら、新しい散歩コースを作っていきましょう。
犬の散歩コースを変える注意点
いざ散歩に行こうとすると、嫌がったり気乗りしないといった様子が見受けられる場合は注意が必要です。
行きたくない方向に無理に連れていくのは、愛犬に大きなストレスを与えることになります。
犬が行きたくない方向に何があるのか考えてみましょう。
動物病院や大きな音がする工事現場、苦手な犬が繋がれている家など原因は様々ですが、その場所を避けてあげることによって、「散歩は怖くないよ」ということを教えてあげましょう。
また、単純に散歩の気分ではなく家に帰りたい場合もあります。
その日の犬の体調や様子を考えて、お散歩にかける時間やコースを決めてあげましょう。
臆病な犬や変化に敏感な犬は、散歩コースの変化にストレスや不安を感じてお腹をこわしてしまったりするので、無理をしない範囲で徐々に変えていくことが大切です。
メリットを知って犬の散歩コースを変えてみよう!|まとめ
さて今回は、犬の散歩コースを変えるメリットについてご説明しましたが、いかがでしたか?
犬の散歩コースは毎日変えても大丈夫なので、「今日はどこに連れていってあげようかな」と考えるのも楽しいですね。
それが愛犬のためになるなら尚更です。
この記事を参考に、毎日のお散歩をぜひ楽しんでくださいね!