愛犬のダイエットや運動不足解消などの目的でドッグランを利用する方も少なくないと思います。
ドッグランは愛犬の健康のために積極的に利用したい施設ですが、実際に利用する際に絶対に知っておくべきいくつかのマナーがあります。
ドッグランに連れて行く前の準備や必要な持ち物も含めて紹介します。
お互いに快適に施設を利用するために
犬を実際に飼われている方ならドッグランを一度は利用したことがあると思います。
ドッグランは愛犬のダイエットや運動不足の解消はもちろんのこと、他の犬と接することができる貴重な機会です。
社交性を身につけることが出来るというメリットもあるので、しつけにも大いに役立つ施設と言えるでしょう。
しかし、そんな多くの犬が集まるドッグランでは犬同士、もしくは飼い主と犬とのいくつかの問題やトラブルは決して少なくありません。
それらを未然に防ぎ、お互いが快適に施設を利用するためにもドッグランでのマナーや実際に連れて行く際の注意点についてあらかじめ知っておく必要があるのです。
愛犬をドッグランに連れて行く際の準備や持ち物などの注意点
普段のお散歩やお出かけとは違い、ドッグランに連れて行く際には必要な準備があります。
そこで、実際に愛犬を施設に連れて行く際に必要な準備や持ち物について一緒に見ていきましょう。
準備1:健康管理を整えておく
愛犬をドッグランに連れて行く際にはしっかりと健康管理を整えていく必要があります。
犬を飼う際に義務付けられている、混合ワクチンや狂犬病予防摂取など、利用規約としてこれらの予防接種証明書の提出が義務付けられている施設もあるからです。
また、多くの犬が集まるドッグラン等の施設では、ノミやダニを他の犬から移されてしまう、逆に移してしまうという問題は決して珍しいことではありません。
ノミやダニだけでなく、体調不良やケガのある犬、また妊娠中の犬はケガやその他トラブルに巻き込まれる可能性が高いため施設の利用を控えることをオススメします。
お互いに施設を気持ちよく利用するためにも予防接種や毛のお手入れ、そして愛犬の健康管理をしっかり事前に行う必要があるのです。
準備2:最低限のしつけを済ませておく
ドッグランは本来愛犬が自由にのびのびと走り回れる施設です。
しかし、興奮しすぎて制御不能になり飼い主の言うことを全く聞かないといった状況に陥ることもあるため最低限のしつけをしておくことがマナーとなります。
基本的な「お手」「おすわり」「待て」などの動作はもちろんのこと、「ダメ」「止まれ」などの動作は愛犬にドッグランで行儀よくさせるため、また他の飼い主や犬に迷惑を掛けないためにもしつけを済ませておく必要があります。
飼い主の言うことを聞かないために他の犬にケガをさせてしまった、という問題も起こり得るため以上で挙げた最低限のしつけは予め行う必要があるのです。
準備3:お出かけグッズを携帯する
愛犬をドッグランに連れて行く際にはお出かけグッズを携帯しましょう。
通常のお散歩の際に取り付けるリードや首輪、排泄物やゴミを入れるためのエチケット袋、施設で遊んだあとに身体をきれいにするための大きめのタオルやシートなどを準備しておくとケアが楽になります。
また、施設によっては小さな玩具であれば持ち込み可の所もあるため、事前に調べた上でお気に入りのおもちゃを持参すると愛犬も喜びます。
準備4:他人や他の犬に慣らしておく
臆病や恥ずかしがり屋な性格をしている犬は特にドッグランに連れていく際、事前に他の犬や人間と接することに慣らしておく必要があります。
というのも、ドッグランは不特定多数の犬や人間が集まるため、いきなりそのような環境に連れて行くと興奮して異常行動を起こしたり無駄吠えをしたりして、狂暴になる犬もいるからです。
そのため、事前に他の犬や人間と接することに慣らしておくことで快適に施設を利用することができます。
ドッグランを利用する際の最低限のマナーとは?
以上の4つがドッグランに連れて行く際に必要な持ち物や準備となります。
それでは、施設を利用する際に事前に知っておくべき最低限のマナーについて見ていきましょう。
愛犬から目を離さない
誤解されている方もいると思いますが、ドッグランは犬が好き勝手に走り回れる施設では決してありません。
先程も述べたような他の犬や人間とのトラブルを起こさないためにも、しっかりと愛犬の行動に注意を払い目を離さないことがドッグランでのマナーとなります。
また、他の犬がたくさん集まるドッグラン等の施設では、飼い主が目が届かないところで勝手に交尾をすることによって妊娠させてしまうというトラブルが頻発しています。
そのためにも常に愛犬の行動には注意を払いつつ、発情期中のメスはそのような施設には連れて行かない、オスには必要に応じてマナーベルトをつけるなどの配慮が必要となります。
いきなりリードを外さない
特に初めて愛犬をドッグランに連れて行く場合、不特定多数の人間と犬が集まるそのような施設に付いた途端興奮して異常行動を起こしてしまう場合があります。
そのため、施設に到着した途端にリードを外して放し飼いすることはNGです。
最初のうちは飼い主であるあなたがリードを持ちながら愛犬を徐々にその環境に慣らしていき、落ち着いてきたらリードを外して思いっきり運動をさせてあげましょう。
また、リードを付けた状態でも犬がなかなか落ち着かない、嫌がるといった場合には無理に施設内に入れようとするのではなく、あくまでも愛犬のペースに従って施設の利用を検討することも重要なことです。
愛犬をドッグランに連れて行く際のしつけやマナー、注意点まとめ
今回は愛犬をドッグランに連れて行く際に必要な準備や持ち物などの注意点、また施設を利用する際に知っておくベき最低限のマナーについて紹介しました。
普段の散歩に加えて定期的にドッグランに連れて行くことで、健康維持や身体機能の向上はもちろんのこと社交性を身につけることにもつながります。
しかし、不特定多数の犬や人間が集まるドッグランでは犬同士のトラブルが起きやすいです。
お互いに気持ちよく施設を利用するためにも以上で紹介したことを是非参考にしてください。