つぶらな瞳で、丸顔の愛らしい表情が人気のポメラニアンは、小型犬の中でも人気の犬種です。
ポメラニアンは元々、被毛は白色のみで中型犬サイズでした。
しかし、ドイツからイギリスに渡った際に人気が高まり、小型化され被毛のカラーも増えました。
現在、そんなルーツを持つポメラニアンのミックス犬が、注目されています。
今回は、ポメラニアンのミックス犬で人気のある種類や、詳しい性格などについてご紹介していきます。
ポメラニアンってどんな犬？
丸顔で、ふわふわとした被毛が特徴的なポメラニアンは、日本でも人気の小型犬ですよね。
ポメラニアンは、ドイツが原産国でジャーマンスピッツやサモエドの元祖とも言われています。
体高20㎝前後、体重は2～3㎏と言う小柄な見た目からは想像できないくらい、とても活発な犬種です。
人間が大好きですが、飼い主に過度に甘えてしまう性格をしています。
しかしフレンドリーな性格とつぶらな瞳から、小型犬の人気犬種ランキングではいつも上位に位置しています。
人気のポメラニアンのミックス犬3選
そのままの姿でも、とても愛らしい姿のポメラニアンですが、最近ではポメラニアンのミックス犬も増えています。
かけ合わせる犬種にもよりますが、ポメラニアンの特徴であるつぶらな瞳で丸顔といった、愛らしい容姿になる子が多くいます。
早速、どんな種類の子がいるのか一緒に見ていきましょう。
ポメプー
人気犬種であるトイプードルと、ポメラニアンのミックス犬です。
全長20㎝とポメプーも小柄なため、室内飼いに適しています。
トイプードルの特徴であるクルクルとした被毛に、ポメラニアンのふわふわとした被毛がミックスされ、とってもボリューム感があるシルエットです。
トイプードルは被毛のカラーによって性格が異なりますが、とても賢い犬種のため、飼い主の言うことをよく聞きます。
一説によると、「被毛が黒のポメプーは飼いやすい」とも言われていますが、希少なため、あまり出回っていないようです。
ポメ柴
中型犬の中でも人気の日本犬である柴犬と、ポメラニアンのミックス犬です。
見た目は、中型犬である柴犬を引き継ぎますが、ポメラニアンのようなふわふわとした被毛になります。
そのため、換毛期以外でも定期的なブラッシングが必要で、抜け毛に注意が必要です。
顔立ちは、柴犬特有の幅の広い口元に、ポメラニアンのつぶらな瞳の子が多いようです。
ポメラニアンの欠点として、神経質で吠えグセや噛み癖があると言われますが、ポメ柴は柴犬の飼い主に従順な性格を引き継ぐ傾向にあるため、ポメラニアンの欠点はカバーされるようです。
ポンスキー
北方原産の大型犬であるシベリアンハスキーと、ポメラニアンのミックス犬です。
シベリアンハスキーを小型化したような見た目ですが、ポメラニアンの丸顔を引き継ぎ、とても愛らしい姿をしています。
大きさは、中型犬サイズのため足腰がしっかりしています。
またシベリアンハスキーもポメラニアンも、とても活発で運動好きな性格のため、散歩だけでなくドッグランなどを利用し、体を動かす機会を多く持つことが大切です。
性格では、シベリアンハスキーに好奇心旺盛でやんちゃなところがあるため、ポンスキーのしつけも大変ですが、どちらも飼い主に従順なため、比較的しつけはしやすいでしょう。
ポメラニアンのミックス犬を飼うときの注意点
ここまでにご紹介してきたポメプーやポメ柴、ポンスキー以外にも、ポメラニアンとのミックス犬の種類は数多く存在します。
かけ合せる犬種により、体高や体重が異なるだけでなく、性格もそれぞれです。
次に、ポメラニアンのミックス犬を飼う時に注意したいことについてご紹介していきます。
被毛のケアはしっかりと
ポメラニアンはダブルコートのため、換毛期のある犬種です。
そのため、ミックス犬もしっかりと被毛のケアをしないと、皮膚トラブルに繋がる可能性があります。
できれば毎日ブラッシングを行いましょう。
難しい場合でも、1週間に1度はブラッシングを行い、皮膚の状態をチェックすることが大切です。
先ほどご紹介した、ポメプーのようにトイプードルの被毛を受け継ぐ場合は、抜け毛は少ない場合があります。
しかしミックス犬は、どちらの特徴を強く受け継ぐかは分からないため、被毛のケアは入念に行うことが大切です。
容姿や性格は純血種より個体差が大きい
これは、純血種にも言えることですが、性格や容姿は個体差が大きいものです。
特にミックス犬は、どちらの特徴や性格を受け継ぐかは生まれてみなければ分かりません。
そのため、「想像していた見た目とは違う」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、ミックス犬は見た目や特徴が個体により大きく違うため、オンリーワンの存在です。
可愛いからと安易な気持ちだけで飼うのではなく、愛犬の性格や特徴をよく理解して接することが大切です。
しつけはきちんと行いましょう
ミックス犬は愛くるしい見た目から、つい甘やかしたくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、どんな犬にも、時に厳しいしつけが必要です。
甘やかすばかりでは、かえって愛犬が不安になることもあります。
また、しつけを行うことで、散歩中や自宅での誤飲や誤食、飛びつきや他の犬や人を噛んでしまうなどの事故を防ぐことができます。
しかし、しつけとはいえ大きな声で叱ったり叩くなどの行為は、愛犬に恐怖やストレスを与え、萎縮させてしまうだけです。
愛犬が理解できるように、体罰ではなく遊びなどを混ぜて行うようにしましょう。
ポメラニアンのミックス犬の特徴と性格のまとめ
今回は、人気のあるポメラニアンのミックス犬の種類についてご紹介してきました。
元々ポメラニアンも運動が大好きな性格のため、体格に合った散歩や運動の機会を毎日持つことが大切です。
また、ミックス犬は、それぞれの犬種の良い特徴を受け継ぎ、純血種を上回る能力になることもありますが、必ずしも上回るとは限りません。
愛犬の性格や特徴をよく理解して、病気の予防や健康維持をするようにしましょう。
ポメラニアンのミックス犬を飼うことを検討していらっしゃる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
