睡眠中の犬の姿ってとっても可愛いですよね。
起きている時ももちろん可愛いですが、動物の寝顔を眺めている時ってなんだかこの上ない癒しのひと時な気がします。
そんな可愛い寝姿で飼い主を楽しませてくれるわんちゃんですが、たまに「あれ?もしかして今夢を見てる?」という瞬間ってありませんか?
ということで、今回は「犬も夢を見るの?」という疑問について調べていきたいと思います!
睡眠中に見られる注意点などについてもまとめましたので、是非ご覧下さい。
犬も夢を見るの?科学的根拠の有無とは
ではまずは、犬が本当に夢を見るのか見ないのかという点についてご説明いたします!
結論から申しますと、犬が夢を見るという可能性は高いと近年考えられてきています。
睡眠中の犬が、手足やしっぽがピクっと動かしたり、舌をペロペロとさせたり、時には寝言のように声を出したりすることがありますよね。
こういった時に夢を見ているのが濃厚だと考えられます。
とはいえ本当に夢を見ていたかどうかを動物に言葉で確認することは出来ませんので、100%とは言い切れないというのが通説なようですね。
しかし、先ほど申し上げたような睡眠中の動きに関しては、「夢を見ているサイン」と考えるのが自然な気がしますし、個人的にも動物が夢を見ているという可能性は高いと感じます!
犬の睡眠メカニズムを解説します
ところで犬の1日の睡眠時間がどれぐらいかご存知ですか?
実は犬は毎日12~14時間も眠ってると言われてるんです。1日の半分かそれ以上もの間眠っているということになりますね!
人間は生物学的に夜から朝にかけてまとめて睡眠をとる生き物ですが、動物はそうでない場合がほとんどです。
というのも自然界で生きる動物は、自分の身を守るためにいち早く外敵を察知する必要がありました。深い眠りをとることで、命に危険が及んでしまうのです。
また犬や猫は本来夜行性だったのです。人間の様に夜通し眠るということは、本来ありませんでした。
しかし年々進むペット化や完全室内飼い犬の増加などにより、人間との生活に合わせて夜も眠るようになってきてはいるようですね。
犬の睡眠時間も年齢によって変わる
犬の睡眠時間は12~14時間程とご説明しましたが、年齢によって幅があるようです。
たとえば生まれたての赤ちゃん犬は、目が開いてる瞬間がなかなか見られないというほど、ほぼ一日中眠っています。
日が経つにつれて起きている時間が徐々に増えていきますが、それでも生後数ヶ月の子犬期間は、16~18時間の間眠るのが一般的です。
成犬になると、平均睡眠時間は12~14時間に落ち着きますが、年齢を重ね身体の衰えが見えはじめると、睡眠時間はまた増えていきます。
人間も犬も、この点は同じですね。
犬も夢を見る?レム睡眠とノンレム睡眠とは
ところで、レム睡眠とノンレム睡眠という言葉を耳にしたことはありますか?
人間の睡眠を語る上でも欠かせないメカニズムなのですが、犬にも同じことが言えるんです。
レム睡眠とは
浅い眠りのこと。
わかりやすく言いますと、身体は眠っていて頭は起きているという状態です。
脳が覚めているので、眼球がぴくぴくと小刻みに動いたりします。
人間が夢を見ているのは、このレム睡眠の最中だと考えられています。
同様に、犬が夢を見るとしたらこのレム睡眠のときの可能性が高いです。
ノンレム睡眠とは
深い眠りのこと。
身体も頭も両方とも眠っているという状態です。
ちなみに人間の場合、大体8対2の割合でノンレム睡眠の方が多いのですが、犬の場合はその逆です。
8対2でレム睡眠の方が多いのではないかと言われています。
「いつ見ても寝てるけど、そういえばちょっとした物音などですぐ起きるな」と思ったことがある飼い主さんも多いのではないでしょうか?
人間よりも格段にレム睡眠の時間が長いので、もしかすると犬の方が毎日たくさん夢を見ているのかもしれませんね。
愛犬はどんな夢を見ている?夢を見るときの心理を考察!
犬も夢を見ている可能性が高いということがわかりましたが、実際にどんな夢を見ているのか、気になるところですよね!
実際に愛犬に「今どんな夢を見てたの?」と聞けたらよいのですが、残念ながらそういうわけにはいきませんので、睡眠中の動きに着目することで、犬が夢を見ている時の心理について考察していきたいと思います!
夢を見ているときの犬の心理・気持ちを考察
犬の夢については現段階ではまだわからないことがほとんどですので、人間が夢を見る仕組みを参考にしながら考えていきたいと思います。
まず、人間はその時々で特に印象に残ったこと・驚いたこと・感情を動かされたことなどが夢として表れやすいと考えられています。
要するにその日の記憶に基づいた夢を見るというのが大きな傾向として挙げられます。
犬にもその傾向が当てはまるのかどうかはわかりませんが、たとえば飼い主さんに遊んでもらったり、お散歩でたくさん身体を動かしたりといった出来事が記憶に強く残り、夢を見ているのではないかという説があります。
手足が動いたり、しっぽがパタパタ動いたりといったサインが見られた場合は、その可能性は更に上がるかもしれません。
もちろん真偽のほどはわかりませんが、そんなことを考えながら寝顔を眺めていると、飼い主としても「明日もたくさん遊んで楽しませてあげたいな」という気持ちになってきますよね!
悪夢?それとも病気?睡眠中に見られる注意点とは
さて、最後に睡眠中の犬の様子で注意が必要なケースについてご説明いたします。
もしかすると病気や疾患の兆候かもしれませんので、しっかり頭に入れておきましょう。
睡眠中の犬の様子に関するチェックリスト
・うなり声・いびきなどを発している
・手足の動きが激しい
・息が荒い
・声をかけても反応がない
上記に当てはまる場合は、夢ではなく病気により苦しんでいる可能性が高いです。
人間でも睡眠中のいびきは要注意とよく言われますが、犬の場合は更に危険度が高くなります。
また、手足がピクピクっと動くといったことはよくありますが、あまりに激しく動いたり、一時的な動きではなく何度も繰り返していたり長時間に及んだりという場合も要注意です。
息・呼吸が荒い、また苦しそうなので声をかけたにも関わらず反応がないという場合には、脳に疾患を抱えていたり、発作が起きているということも考えられます。
こういったサインが見えた場合は、一刻も早く動物病院を受診しましょう。
寝ている時特有のサインである場合は、睡眠中の映像などを事前に撮影しておき獣医師さんに見てもらうというのも良いかもしれません。
「悪夢でも見ているのかな?」と安易に判断せず、小さなことでも気になった際はいち早く受診することが重要です。
犬の夢に関する調査|まとめ
ということで、犬の夢に関する様々な情報をまとめてまいりました。
科学的には証明されていませんが、犬が夢を見る可能性は高そうだということがわかりましたね。
また、犬の睡眠メカニズムや睡眠中の注意点などについてもお届けいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事を参考に、今後わんちゃんがどんな夢を見ているのか想像を膨らませて楽しんでいただけると幸いです。
最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!