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猫の肉球の役割を解説します!ケア方法や犬と猫の肉球の違いも比較

猫の肉球の役割をご存知ですか??肉球を構成する各パーツについて詳しく解説いたします!犬の肉球と猫の肉球の比較や、肉球のお手入れ方法・ケア方法についてもご紹介!さらに、肉球のぷにぷに感の秘密も明らかに!

猫の肉球って最高の癒しポイントですよね。

猫耳・しっぽと並ぶ、猫の3大チャームポイントだと思うのですがいかがでしょうか?

なんてったって「肉球フェチ」という言葉があるほどです。そしてわたしもそんな肉球フェチの一人です。

あのぷにぷに感、他にはない極上の感触ですよね~!許されるのならば永遠に触っていたいです…。

そんな可愛くて愛らしい肉球に、実は驚くべき重大な役割が隠されているのはご存知ですか?

今回はそんな奥深い猫の肉球の役割について徹底的に調べていきたいと思います。

猫の肉球の秘密に迫ります

ではさっそく、猫の肉球の秘密に迫っていきましょう!

愛猫の肉球を日課のように観察しているわたしですが、初めて知ることがたくさんありました!

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猫の肉球の構造はどうなってるの?

猫の前足の裏にある肉球はこちらの3つの部位に分かれます。

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ちゃんとそれぞれ名前が付いているんだということにまず驚きました!全て一括りで「肉球」と考えてしまいがちですもんね。

①指球(しきゅう)
指球は1本1本の指ごとにあります。
愛猫の爪切りをする際は、この指球を優しく押してあげると、爪がぴょこっと出てきますよね。
人間でいう指の腹にあたります。

②掌球(しょうきゅう)
掌球は、その名の通り掌(てのひら)の中心にある、一番大きな肉球です。
肉球のぷにぷに感を堪能したいときは、この掌球を触られる方が多いのではないでしょうか?
わたしもよくこの掌球を触っては癒されています…!

③手根球(しゅこんきゅう)
手根球はちょっとわかりづらいですが、掌の下の方にあります。
人間の手でたとえると、手首のあたりになるでしょうか。
この手根球は、走ったりジャンプしたりといった動きの際に前足の骨を保護してくれます。
また、手根球のまわりには、洞毛とよばれる感覚器官のような役割を担う毛が生えているんです。
ちなみにこの手根球は、前足にしかありません。

ところで、前足と後ろ足で、肉球の形や名称が結構変わるんです。

たとえば前足でいうところの「指球」は、後ろ足の場合「趾球(しきゅう)」と呼ばれています。どちらも読み方が「しきゅう」なので混乱しちゃいそうですね。

また、前足でいうところの「掌球」は、後ろ足では「足底球(そくていきゅう)」と呼ばれています。

猫は前足と後ろ足で指の数が違いますので、肉球の数も異なります。

前足の指が5本なのに対し、後ろ足は4本しかありません。

わたしも愛猫の爪を初めて切る際は、5本目の指をかなり探してしまいました。どう探しても見つからなかったので、インターネットで調べてびっくりしたのを覚えています。

肉球のぷにぷに感の正体とは!

「猫の肉球ってなんであんなにぷにぷにしてるの?!」と不思議に思った経験はありませんか?

実は、あのぷにぷ感のワケは、構成組織にありました。

肉球の皮膚は他の皮膚に比べ丈夫になっています。それは地面に直接触れるので、ある程度分厚くなければならないからです。

いわゆる角質層ですね!

ちなみにどれぐらい分厚いのかというと、猫の身体の皮膚の厚みがわずか0.02~0.04mmしかないのに対し、肉球の皮膚は1mm前後もあるそうなんです!

身体の皮膚の数十倍の厚みがあるということになりますね!

そんな丈夫な角質層の下にあるのが脂肪球です。

脂肪球は脂肪と弾性繊維と呼ばれる弾力性に富んだ物質によって成り立っています。

ちなみにこの弾性繊維は人間にも備わっています。わたしたち人間が自分の皮膚をつねったりひっぱったりしてもすぐに元の形に戻るのは、この弾性繊維のおかげです。

そんな弾性繊維を含む脂肪球が、あのぷにぷにとした弾力を生み出しているんですね。とっても興味深いです!

猫の肉球に隠された重大な役割について説明します

さて、肉球のぷにぷに感の秘密について述べてまいりましたが、ここからは更に深い情報を探っていきましょう。

ただ可愛いだけではないんです!肉球の驚くべき重大な役割について詳しくご説明いたします。

身体の負担を軽減するクッション効果|肉球の役割

肉球の最も重要な役割が、身体を動かすことによる衝撃を吸収してくれるという点にあります。いわゆるクッション効果ですね。

猫は高い場所が大好きなので、日常生活の中でも高いところへ大ジャンプしたり、高いところから低いところへ飛び降りたりすることがとっても多いです。

また獲物を見つけたときは、対象に向かって突然ダッシュすることもあります。

そんな激しい動きから身体を守ってくれるのが、肉球のクッション効果です。

あの小さなぷにぷにが、そんな大きな衝撃を軽減しているなんて、興味深いですよね~。

足音を消してくれる|肉球の役割

また、足音を軽減してくれるという効果もあります。

猫は元々狩猟動物です。狩りをする際は、自分の気配を消し、細心の注意をはらって獲物に近づきます。

そのため獲物が足音に感づいてしまっては困るのです。

弾力性に富んだ肉球ならではの効果ですね!

マーキング・滑り止め|肉球の役割

マーキングや滑り止めといった効果もあります。これも猫の習性に基づいた非常に重要な役割です。

この2つの役割の共通点が「汗」です。

愛猫の肉球を触ったときに、湿っているなと感じられたことはありませんか?

猫の肉球には汗腺がありますので、自分の匂いを汗によってマーキングすることが出来ます。

また、足場が悪い場所を歩く際など、汗で湿った肉球によって滑り止め効果が得られます。


主に上記の3つの役割が挙げられますが、他にも、掌で獲物やエサをつかんだり、毛づくろいに使う場合もあります。

舌が届く場所は舌で毛づくろいができますが、顔に近い場所は舌が届きませんので、まず肉球を舐め、その湿った肉球で顔周りなどのお手入れをするのです。

とっても綺麗好きな猫らしい役割ですね!

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感触が全く違う?犬の肉球と猫の肉球を比較します!

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さて余談ではありますが、みなさんは犬の肉球と猫の肉球の違いに気づかれたことはありますか?

犬と猫のどちらも飼った経験があるという方はよくご存知かもしれませんね。

簡単に比較してみたいと思います。

犬の肉球
犬の肉球は猫の肉球に比べ分厚く頑丈です。
また、寒さに強いというのも特徴です。犬種による差もありますが、雪の上なども平気で歩けます。
手触りはザラザラしていて、凹凸もはっきりあります。

猫の肉球
一方猫の肉球は、薄くて繊細です。
構造の説明の際に、身体の皮膚の数十倍の角質層を持っているとご説明しましたが、それでも犬の肉球に比べると皮膚はかなり薄く、繊細です。
その分ツルツルしていて、凹凸もあまりみられません。

またこの特徴は室内飼いかどうかでも変わってきます。

完全室内外の場合は犬も猫もやわらかめな肉球になることが多いようですね。

一言で「肉球」といっても、犬と猫によってや、その生活スタイルによっても結構違うんですね。とっても奥深いです!

肉球のお手入れケア方法

そんな重要な肉球に異変が生じてしまったら、猫の生命に大きな影響を与えかねません。

ずっと綺麗な肉球をキープするために、どういったお手入れ方法・ケア方法をが有効なのか調べてみました!

肉球専用クリームってどうなの?

わたしたち人間は冬になると乾燥に悩まされがちですが、実は猫も同様に冬場は乾燥しやすくなります。

とくに肉球は被毛がなくむき出しの状態ですので、乾燥がひどくなるとひび割れやかさつきといった症状もまれに起こるそうです。

実際のところ、室内飼いの猫の場合はお手入れが必要なケースというのはほとんどないのですが、外を出歩く機会の多い猫の場合は、汚れや乾燥などはまめにチェックしてあげた方が良いでしょう。

お手入れ方法としましては、やわらかい布やウェットティッシュで汚れを拭いてあげたり、乾燥が気になる場合は保湿クリームなどを塗ってあげるのも手です。

その際は、一般的なハンドクリームではなく、必ず猫の肉球専用のクリームにしましょう。

それ以外のクリームを使用しますと、成分によって中毒症状などを起こしてしまう可能性があります。

最近ではペットショプはもちろんネット通販でも色々な肉球専用クリームが販売されています。

肉球ケアにはマッサージも有効?

肉球のお手入れ・ケアにはマッサージが有効な場合もあります。

猫の肉球は薄くて柔らかいので異物が挟まったままということはあまりないのですが、もし万が一小さな石などが挟まっていた場合、毛づくろいの際などに飲み込んでしまう可能性があります。

マッサージの施術自体が意味をもつというよりは、マッサージの際に愛猫の肉球に異物が挟まっていないか、傷ついていないかをチェック出来るという利点の方が大きいでしょう。

また猫にもよりますが、普段からマッサージや撫でてもらうことが好きな子は、良いスキンシップになるかもしれませんね。

その際、強く押したりするのは絶対にやめましょう。

非常に繊細なパーツですので、優しく撫でるようなタッチで軽くほぐしてあげるだけでも十分です。

猫の肉球の役割|まとめ

ということで今回は、猫の肉球の役割についてお届けしてまいりました。

あの愛らしい肉球にこれほど重要な役割があるなんて、正直驚きました!

また、被毛に覆われていない肉球は、異常があった場合発見しやすい場所でもあるので、定期的に状態を確認してあげるのがよいでしょう。

参考にしていただけると嬉しいです。

最後までご覧頂き、ありがとうございました。

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