ナポリタンマスティフの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ナポリタンマスティフのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ナポリタンマスティフの平均寿命は?
たゆんだ皮膚に強面な表情が特徴のナポリタンマスティフの平均寿命は7年~9年と言われています。
大型犬としてかなりの体格がある反面先天性の疾患があったり、元より股関節が弱かったり、病気にかかりやすかったりする事が平均寿命を縮めている大きな理由かもしれません。
ナポリタンマスティフの寿命と長生きするコツ
ナポリタンマスティフは飼い主と認めた人間にはとても忠実です。
しかし、防衛本能が強い犬種なので躾で怒鳴り散らしたりすると自分の身を守ろうとして噛みついたりする可能性があります。
飼い主の命令が無くとも自分で物事を判断して動く事ができる賢さを持っている為、適切な躾を怠ると見知らぬものに対して過剰な警戒心を抱き攻撃してしまう可能性があります。
怒鳴られたり見知らぬ人が近づいてくる事はストレスになる場合があるので、様子を見て接する様にしましょう。
大型犬初心者にはあまり向かない犬種ではあります。
大型犬なので関節への負担が大きいです。
過度な運動や肥満には気を付ける様にしましょう。
強面な見た目は世界の三大恐怖犬種とも呼ばれていて、デューラップと呼ばれるのど元の弛みは闘犬として他の犬に噛みつかれた時に痛みを軽減する為に進化したと言われています。
しかし、見た目とは裏腹にデリケートな犬種なので飼育する際はご自宅の環境をしっかり整えてから購入するようにしましょう。
ナポリタンマスティフのかかりやすい病気は?
ナポリタンマスティフは一見丈夫そうな体つきに見えますが、先天性の疾患を抱えていたりお手入れが悪いと病気になったりと意外とデリケートな一面があります。
発症しても投薬治療で完治したり改善されるものもあれば、外科的手術が必要なものまでと様々です。
股関節形成不全は股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、歩行異常などの様々な症状を引き起こすと言われています。
肥大性心筋症は心筋が何らかの原因により通常の厚みより厚くなり、心臓の内腔が狭くなる病気です。
このせいで心臓は強く圧迫できず、血液の循環不全を起こします。
チェリーアイは第三眼瞼の裏側にある腺が炎症を起こし、赤く腫れあがった状態がさくらんぼに似ている事からその名が付きました。
胃捻転は胃が大量のガスで膨れ上がり、胃がねじれてしまう病気です。
発狂すると緊急性が高く、早急に治療をしないとショックで死に至る事があります。
顔のシワに汚れが溜り皮膚疾患を引き起こす可能性があるので日頃のお手入れをお忘れなく。
ナポリタンマスティフの病気のサイン
病気には様々な初期症状があります。
飼い主が日頃より健康チェックをしてこの初期症状を発見する事で早期治療に入れるのです。
どんな病気も重症化すると取り返しがつかない事態になる事があります。
日頃の健康チェックを怠らない様にしましょう。
股関節形成不全は歩行や四肢に異常が出る場合があります。
横座りをしたり、腰を振るように歩いたり、四肢をつっぱるように歩いたり、ウサギ跳びの様に後ろ足を一緒に動かしたり、立ち上がりに時間がかかったり、高い所の上り降りができなくなったりします。
重症化すると歩行が困難になる可能性があるので、歩行に異常を感じたらすぐに動物病院へ行きましょう。
肥大性心筋症は、元気が無かったり、食欲が落ちたり、体重が減少したり、運動を嫌がるなどの症状が見られます。
チェリーアイは発症すると目を擦ったり、眩しそうに目を細めたり、瞬きの回数が増加したり、涙が流れたり、目が充血したりします。
胃捻転はお腹が膨れたり、異常な量のよだれを垂らしたり、ゲップをしたり、吐き気や嘔吐を伴ったり、腹痛、呼吸が苦しそうなどの症状が現れます。
そのままにしておくとショックで死に至る病気なので発症した兆候が見えたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
病気の予防法と対処法
超大型犬のナポリタンマスティフは豊富な運動量を必要とします。
太りやすい犬種でもある為、日々の運動はしっかりと行い健康維持してあげましょう。
毎日2回1回1時間の散歩を行ってあげましょう。
歩くだけではなく、ジョギングを入れた散歩を行いましょう。
定期的にドッグランなどで自由運動をさせてあげる事も必要ですよ。
しかし、過度な運動は関節の負担となる為、走るやジャンプなどはほどほどにしましょう。
ナポリタンマスティフの老化のスピード
平均寿命が7年~9年のナポリタンマスティフは短命な故、他の犬種と比べると老化が早く感じる事があるでしょう。
大きくてガッシリとした体も5歳を過ぎた辺りから一気に衰えるケースがあります。
ナポリタンマスティフの老化に伴う外見の変化
ナポリタンマスティフは元より股関節があまり強くない犬種なので、老齢化が進むと歩行異常が出る可能性があります。
食欲も落ちていつものフードを残す様になります。
散歩に出たがらず、寝てばかりいる様になる可能性があります。
若い時は大きく筋肉質だった体も筋肉が落ちて痩せた様な体つきになる可能性があります。
逆に運送不足でお腹が垂れて肥満になる可能性があります。
老犬におすすめの食べ物は?
ナポリタンマスティフは超大型犬なので肥満になりやすい事も考慮し、高タンパクで脂肪分の少ないフードを選ぶ必要があります。
股関節形成不全になりやすい為、グルコサミンやコンドロイチンが含まれているかも重要です。
皮膚炎になりやすい事まで入れたらオメガ3脂肪酸が含まれているかも重要ですね。
老齢化したナポリタンマスティフは食欲が落ちてくる可能性がある為、フードをふやかしたり、ささみの茹で汁をかけたりして食欲を刺激するようにしましょう。
茹でたささみやラム肉を与えても良いですよ。
飼育している際に愛犬の肥満を感じた場合、フードを少しだけ減らし、茹でたキャベツやヨーグルトをかけて与えましょう。
肥満はナポリタンマスティフとって関節に大きな負担となります。
フードのカロリーには気をつけて与えるようにしましょう。
ナポリタンマスティフに適した散歩の量は?
超大型犬のナポリタンマスティフは豊富な運動量を必要とします。
太りやすい犬種でもある為、日々の運動はしっかりと行い健康維持してあげましょう。
毎日2回1回1時間の散歩を行ってあげましょう。
歩くだけではなく、ジョギングを入れた散歩を行いましょう。
定期的にドッグランなどで自由運動をさせてあげる事も必要ですよ。
しかし、過度な運動は関節の負担となる為、走るやジャンプなどはほどほどにしましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
優しくて飼い主に忠実なナポリタンマスティフは依存心が強くないのでマイペースに感じる事もあるでしょう。
元々闘犬として繁殖された事もあり、躾がしっかり行わないとわがままで攻撃的な性格になってしまう恐れがあります。
防衛本能の強さから怒鳴られたりして恐怖を感じるとストレスとなり飼い主にも噛みつく可能性があるので躾は慎重に行いましょう。
運動不足はナポリタンマスティフにとって閉鎖的で攻撃的な性格を作る元になります。
毎日の散歩は欠かさない様にしましょうね。
ナポリタンマスティフの寿命に関するまとめ
ナポリタンマスティフについて理解頂けたでしょうか?躾に自身がない方はブリーダーさんに一定期間預ける事も一つの手です。
購入する際はご自宅の環境、ご自身のスケジュール、調教スキルがナポリタンマスティフにとって相応しいかよく考えてから飼育を決めましょうね。
しっかり管理できればとても忠実なパートナーとなるでしょう。
健康面にも配慮してナポリタンマスティフとの関係を良いものにしていきましょう。