パーソンラッセルテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、パーソンラッセルテリアのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
パーソンラッセルテリアの平均寿命は?
パーソンラッセルテリアの平均寿命は13~15歳くらいと言われています。
イギリスが原産国、オーストラリアで改良されました。
もともと同じ犬種とされていたジャックラッセルとは大きさで区別されますが、様々な交配の末に生まれたミックス犬種なので純血種よりも長生きすると言われています。
パーソンラッセルテリアの寿命と長生きするコツ
パーソンラッセルテリアは小柄な外見ですが、他の犬種より比較的健康で丈夫なため寿命も長い方だと言われています。
長生きさせるポイントは、「しっかりとした運動をさせてあげること」と「ストレスをためさせないこと」です。
小柄な外見からは想像がつかないほど、並外れた体力が特徴の犬種です。
とても活発で、1日に2回、1時間程度の散歩をしてあげる必要があります。
また、人と一緒に過ごすことが大好きなので、長時間の留守番や屋外で飼育するのはおすすめできません。
できるだけ家族と一緒にいられる環境を作ってあげることでストレスを緩和できます。
とても賢い犬種ですが、忍耐力はそれほど強くありません。
しつけをするときは叱ってばかりいるとストレスをためてしまいますので、褒めて伸ばすように工夫してあげましょう。
活発であり、好奇心も旺盛です。
遊ぶことも大好きなので広いドッグランなどでボールやフリスビーを使って運動させることもよいでしょう。
パーソンラッセルテリアのかかりやすい病気は?
パーソンラッセルテリアがかかりやすい病気は、テリア系に多い「糖尿病」や「緑内障」、「膝蓋骨脱臼」、「レッグパーセス病」などが挙げられます。
早期発見で完治するものもありますが、特に「レッグパーセス病」は原因不明の病気で、症状を抑えることはできますが治療法はないため最終的には大腿骨を切断することになります。
パーソンラッセルテリアの病気のサイン
「糖尿病」のサインとしては、おしっこの回数や量が増える、水を大量に飲むようになる、食べる量が変わらないのに体重が減る、腹部が膨れるなどが挙げられます。
初期段階では症状があらわれにくく、高齢犬の場合は特に老化によるものかと思われがちですが、重症化すると白内障などの合併症を引き起こすこともあるので日頃の様子をよく観察していることが大切です。
「緑内障」の初期症状は、目をこする、眼球が出っ張っているように見える、目を痛そうにしばしばさせる、充血している、黄色い粘液状の目やにが出る、などです。
進行すると、視野が狭くなり物にぶつかりやすくなる、食欲不振、嘔吐などの症状も見られます。
初期の段階でもかなり目が痛いこともあり、頭痛を伴う場合もありますし、発症してから48時間以内に失明することもあります。
急な変化を見落とさないようにしてすぐに医師に診てもらってください。
「膝蓋骨脱臼」は、軽度の場合ですと痛みがなく、脱臼しても自然に戻ることも多いので気づきにくいものです。
高い所からジャンプしたあとに足をぴょこぴょこさせていたり、引きずっていたらこの病気を疑ってください。
病気の予防法と対処法
パーソンラッセルテリアはとにかく活発で運動量も小型犬としてはかなり多い犬種です。
1日2回、1時間程度の散歩を必要とします。
猟犬としての習性も持ち合わせているため、ロングリードでの散歩は猫や小動物を追いかけてしまうこともあり、しつけができていないうちはおすすめできません。
高齢になって運動量が減ってきても、ゆっくりとした散歩や軽い運動は必要です。
運動制限がされている場合は、抱っこや犬用バギーなどで外に連れて行ってあげてください。
外の空気に触れ、他の人や犬に会うこともストレス解消になります。
パーソンラッセルテリアの老化のスピード
小柄ですが、とても体力があり健康で丈夫な犬種です。
平均寿命も13~15歳、人間と比較すると4倍の老化速度と言われています。
高齢の目安は10歳前後ですが、あくまでも目安であり、飼育環境によってはもっと長生きをする場合もあります。
パーソンラッセルテリアの老化に伴う外見の変化
パーソンラッセルテリアは、他の犬種同様に老化が進むにつれ、毛に白髪が目立つようになる、毛のツヤがなくなりパサつく、抜け毛が増え毛量が減ってくる、体の筋肉の締まりがなくなる、目の色が白っぽくなる、などの変化が見られます。
これらの他にも、小さな段差に上れなくなったり、歩くスピードがゆっくりになってきたりするなど、老化による変化はさまざまです。
同じ犬種でも環境によるので、普段からよく観察したり定期的に健康診断などを受けるようにしましょう。
老犬におすすめの食べ物は?
パーソンラッセルテリアはとても活発な犬種です。
しかし歳を取ってくるにつれ代謝が落ちてくるので、若い頃と同じ量や同じ高カロリーなものを食べ続けていると肥満になりやすく、さまざまな病気の原因となってしまいます。
シニア向けフードなどもうまく取り入れてコントロールしていきましょう。
逆に、老化によって食欲が落ちてしまう場合もあります。
そういうときには人肌程度に温めるとフードの匂いが増して食欲が出ることもあります。
また、匂いの強めのトッピングを加えてもよいでしょう。
シニアには消化が良く、カロリーがしっかりと摂れるものがおすすめです。
健康状態に合わせて、関節や皮膚などのためによい栄養素を含んでいるものを選ぶようにしましょう。
パーソンラッセルテリアに適した散歩の量は?
パーソンラッセルテリアはとにかく活発で運動量も小型犬としてはかなり多い犬種です。
1日2回、1時間程度の散歩を必要とします。
猟犬としての習性も持ち合わせているため、ロングリードでの散歩は猫や小動物を追いかけてしまうこともあり、しつけができていないうちはおすすめできません。
高齢になって運動量が減ってきても、ゆっくりとした散歩や軽い運動は必要です。
運動制限がされている場合は、抱っこや犬用バギーなどで外に連れて行ってあげてください。
外の空気に触れ、他の人や犬に会うこともストレス解消になります。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
パーソンラッセルテリアは小型犬ですが、とても活発で大型犬並みの運動量が必要と言われています。
1日2回、1時間程度の散歩や運動が必要です。
ただ歩くだけでは飼い主さんも大変ですが、公園でボールやフリスビーで遊んだり、ドッグランで走り回ることもストレス解消になります。
とても頭がよくいろいろなことを覚えられる犬種ですが、あまり我慢することは得意ではありません。
しつけをするときは叱るよりも褒めて伸ばすようにしましょう。
あまり叱ってばかりいると無駄吠えをしたり気性の荒い性格になってしまいます。
ストレスをためさせないように上手に褒めながら信頼関係を築きましょう。
パーソンラッセルテリアの寿命に関するまとめ
パーソンラッセルテリアはとても活発で好奇心旺盛な犬種です。
我慢することが苦手であったり、人と一緒にいることが大好きなので長い時間一人で留守番をさせたり屋外で飼育することはストレスにつながります。
なるべく家族一緒にすごせるような環境をつくり、たくさん散歩や運動をさせてストレス対策を上手にしてあげることが健康で長生きさせられる秘訣です。
丈夫であまり病気をしませんが、遺伝によると言われている病気や治療法が見つかっていない病気もあるので普段から健康状態をよく観察したり、かかりつけの病院で健康診断を受けるなどして早期発見することが大切です。