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バセットハウンドの寿命は?かかりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【バセットハウンド】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

バセットハウンドの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、バセットハウンドのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

バセットハウンドの画像

バセットハウンドの平均寿命は?

バセットハウンドは、フランス原産の狩猟犬です。

胴長短足で垂れ耳が特徴です。

平均寿命は10~12歳で、同じ胴長短足の犬種の中では短めの方です。

遺伝的な疾患が多いのが原因かもしれませんが、飼育環境によっては寿命よりも長く生きる子もいます。

バセットハウンドの寿命と長生きするコツ

バセットハウンドの平均寿命は他の中型犬に比べるとやや短く、10~12年ほどだと言われています。

遺伝性の病気が多く、それが平均寿命をやや短くしている原因かもしれません。


「椎間板ヘルニア」の予防は、肥満と運動、そして飼育環境が大切です。

太りやすい体質なので普段から食事の量やおやつのあげすぎには気を付けましょう。

激しい運動や、高いところからジャンプすることも腰の負担になるのでよくありません。

長時間の運動は必要ありませんが、老犬になってから筋力が衰えるので、若いころから足腰の筋肉をつけておくことが大事です。

床が滑りやすい場合はカーペットを敷いたり滑り止めワックスを使うとよいでしょう。


他にも胴長短足や垂れ耳といったバセットハウンドの特徴である外見特有の病気や、遺伝による病気もあります。

早期発見ができれば早期対処ができ、健康寿命を延ばすことにつながります。

普段から観察して異常があればすぐに受診しましょう。

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バセットハウンドのかかりやすい病気は?

バセットハウンドは遺伝性の病気が比較的多い犬種と言われています。


脚が短く胴が長いので腰に負担がかかり、「椎間板ヘルニア」になりやすいです。

遺伝によるものと、高いところから飛び降りたりすることによる外傷のものがあります。

脊髄が圧迫されて、足が麻痺したり痛みが出ます。


大きく垂れた耳は細菌が繁殖しやすいため「外耳炎」などの耳の病気にもかかりやすいです。


バセットハウンド特有の病気として、「バセットハウンド血小板障害」があります。

怪我などで出血すると血が止まらなくなる病気です。


また、人間にはない瞬膜と呼ばれる第三の瞼が飛び出てしまう「チェリーアイ」にもかかりやすい犬種です。

バセットハウンドの病気のサイン

「椎間板ヘルニア」にかかると足の神経が麻痺するので、足がもつれたり歩けないなどの異常が見られます。


「外耳炎」になると耳や首のあたりをよく掻いたり、頭を振ったりします。

また、耳垢がベタベタしたりいつもと違う臭いがしたら耳の異常を疑ってください。

重症化すると激しいかゆみや痛みも出てきます。


「バセットハウンド血小板障害」になると、怪我をすると血が止まらなくなる、出血しやすくなる、などの症状が出ます。

放置してしまうと、鼻血、血尿、血便などが出てくることもあります。

命に関わる病気なので至急、病院へ連れて行ってください。


「チェリーアイ」にかかると、目を痛がって気にしたり引っ掻いたりする、涙が多くなる、瞬きが増える、などの症状が見られます。

片目だけに発症することも、両目に発症することもありますが、いずれの場合も飼い主さんがすぐ見てわかるのですぐに受診してください。

病気の予防法と対処法

狩猟犬ですが、のんびりしていて運動量はあまり多くありません。

1日1回、ゆっくり歩くので1時間程度の散歩をしてヘルニア予防のために筋肉をつけましょう。

バセットハウンドの老化のスピード

バセットハウンドは6歳ころからシニア期に入るとみてよいでしょう。

平均寿命は10~12年なので、人間に換算すると約4~5倍のスピードだと言えます。

もちろん個体差がありますがシニア期に発症しやすい病気も多いので、若いころよりも定期健診を受ける頻度を増やして早期発見につなげましょう。

バセットハウンドの老化に伴う外見の変化

他の犬種同様、老化にともなって、毛のツヤがなくなってくる、白髪が増えてくる、抜け毛が増える、目が白っぽくなってくる、爪がもろくなってくる、肉球がカサカサする、などの変化が見られます。

もともと食欲旺盛で太りやすい体質ですが、シニア期に入ると運動量が減り代謝も落ちてくるのでさらに太りやすくなってきます。

老化に伴う外見の変化

老犬におすすめの食べ物は?

消化しやすく、噛みやすい大きさ・硬さのフードを選びましょう。

低たんぱくフードに多い小麦粉やとうもろこしといった穀物が多く含まれているものは消化しにくいので、グルテンフリーのものをお勧めします。

また、太りやすい体質なので若いころと同じフードのままだと肥満になることもあります。

運動量が落ちてきたと感じたら徐々にシニア用に切り替えていきましょう。

良質な肉を使った高たんぱく・低カロリーのものをお勧めします。

シニア期になって関節系の病気を発症することも多いので、グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントを取り入れてもよいでしょう。

鶏ガラや牛骨に含まれているコラーゲンも関節ケアにはよいので、煮込んで煮汁をフードにかけてあげるのもお勧めです。

食欲が落ちてきたときにも効果的です。

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バセットハウンドに適した散歩の量は?

狩猟犬ですが、のんびりしていて運動量はあまり多くありません。

1日1回、ゆっくり歩くので1時間程度の散歩をしてヘルニア予防のために筋肉をつけましょう。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

短毛なのでお手入れはとても簡単です。

週1回程度のブラッシングをしてあげましょう。

顔や体にあるシワに汚れがたまって臭いや病気のもとになるので蒸しタオルなどでこまめに拭いて清潔にしましょう。

定期的にお手入れをしながらコミュニケーションをとり、体を触ることでさまざまな異常に気付くことができます。


ストレスをためることの少ない性格をしていますが、孤独は苦手なので一緒にすごす時間を十分にとってあげることが大切です。

室内でのんびり過ごすことが好きで、激しい遊びはあまりしません。

もともと嗅覚が優れている狩猟犬だったので、おやつを探すゲームなどをして本能的欲求を満たしてあげると喜びます。


しつけをしっかりすることで犬は飼い主との信頼関係を築くことができ、してよいことと悪いことの区別がつくとストレスが減ります。

バセットハウンドは穏やかな性格ですが、マイペースなのでしつけには少々時間がかかるかもしれません。

根気よく向き合ってあげましょう。

バセットハウンドの寿命に関するまとめ

バセットハウンドは、フランス原産の狩猟犬です。

胴長短足と垂れ耳が特徴で、さまざまな犬種の中で最もマイペースと言われるほどとても温厚な性格です。

献身的で他の動物や子供に対しても愛情を持って接してくれるので、しっかりとしつけができれば小さな子供がいる家庭でも飼育することができます。

遺伝による病気が多く、平均寿命がやや短い犬種ですが、定期健診や早期発見ができれば治療により症状の進行を遅らせ、平均寿命よりも長生きすることも可能かもしれません。

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