ボーダーコリーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、ボーダーコリーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
ボーダーコリーの平均寿命は?
ボーダーコリーの平均寿命は10歳から17歳と言われています。
他の犬種に比べると、平均寿命に幅があります。
ボーダーコリーは体格などに、個体差が大きいので、小型犬のような大きさの犬から、中型犬にしては大きめの犬まで様々な犬がいます。
ですから、個体のサイズによって寿命が変わることもありますし、また、健康管理、環境によっても寿命は変わります。
ボーダーコリーの寿命と長生きするコツ
ボーダーコリーは他の犬種より、比較的平均寿命に幅があります。
これは個体差だけでなく、その子本来が持っている丈夫さも、あるかもしれませんが、生活環境が大きく影響している場合もあります。
ですので、ボーダーコリーの寿命を延ばし、長生きさせるポイントは、「健康管理」です。
毎日の食事の管理は大切です。
食事の量だけでなく、どんなドッグフードにするかなどの、食事の質にも注意することは大切です。
年齢や、体調に合わせてペットフードを替えてあげてください。
こうした日々の変化に気づいて、その時、最良のものをあげることによって、愛犬が長生きしてくれることにつながります。
運動量も大きく関係してきますので、必要に応じて、適した運動をさせてあげてください。
また、アジリテイーやフリスビーなどは、飼い主とのコミニュケーションも取りながらできるので、ボーダーコリーに、おすすめです。
時には広い場所で思いっきり走らせてあげるなら、愛犬もストレス発散できると思います。
17歳、18歳でも、元気に暮らしているボーダーコリーもいますので、一概に寿命を決めてしまうより、飼い主さんのお世話や、生活環境次第で、寿命は伸ばすことができるということを覚えておきたいですね。
ボーダーコリーのかかりやすい病気は?
ボーダーコリーのかかりやすい病気は「股関節形成不全」「コリー眼異常」「糖尿病」などがあります。
「股関節形成不全」とは、どのような病気でしょうか?簡単に言うと、股関節の大腿骨の球状の凸部分と、それを受ける骨盤側の凹部分のはまりが方が悪い状態のことを言う、関節のトラブルです。
次に「コリー眼異常」があります。
コリーアイともいわれ、目の組織に異常が起こる病気です。
おもにコリーと名のつく犬種にみられ、軽度の視力障害から、重度の失明まで症状が様々です。
そして犬がかかってしまうと怖い病気が「糖尿病」です。
人間と同様、インスリンの分泌異常で起こる病気です。
ボーダーコリーの病気のサイン
ボーダーコリーのかかりやすい病気のサインをお伝えします。
まず、股関節形成不全についてです。
脚を引きずる。
腰をくねくねしながら歩行する(モンローウォーク)
運動を嫌がる。
階段の上り下りを嫌がる。
同じ場所でずっと動かない。
座るときに脚くずして、横すわりになる。
立ち上がるのに時間がかかる。
などがあります。
コリー眼異常は遺伝性の病気です。
充血や黄ばみがないか気をつけてあげてください。
視力に頼らなくてもある程度生活できてしまうので目が見えなくなっていることに気づくのが遅れてしまいがちです。
定期的なチェックをしてあげてください。
糖尿病は症状が進むととても深刻です。
食べる量がとても増える。
体重の量が減る・おしっこの回数が増える・腹部の膨張・水を飲む量が増えるなど毎日のチェックで必ず病気のサインは見つけられます。
病気の予防法と対処法
ボーダーコリーは活発で、元気が有り余っている犬種なので、運動量はたくさんとってあげてください。
運動量が少ないと、ストレスになってしまうので、1日2回、30分から1時間程度は是非、時間をとってあげてください。
同じコースをお散歩するよりは、違う道を通ったり、スピードつけたりと変化を与えてあげてください。
夏の散歩について注意点、昼間の散歩は足のトラブルにもなりますので、早朝、または夜、アスファルトが熱くないのを確認してから、お出かけください。
ボーダーコリーの老化のスピード
悲しいことですが、犬は私たち人間よりもずっと速いスピードで年をとってしまいます。
8、9歳ごろから、シニアといわれるステージに入ります。
最近では医療の進歩、生活環境の向上によって長生きするワンちゃんが増えてきているようです。
愛犬に長生きしてもらうために、老化のサイン、見逃したくありませんね。
ボーダーコリーの老化に伴う外見の変化
ボーダーコリーの老化に伴う外見の変化をお伝えしたいと思います。
変化その①息が切れる。
立ち止まって苦しそうにしていませんか?もしかすると、呼吸器系の病気にかかっているかもしれません。
変化その②後ろ足の歩幅が狭い。
前足の歩幅と比べると、後ろ足の歩幅が狭くなります。
後ろ足を引きずるようにしているなら、腰に痛みを感じているのかもしれません。
変化その③物にぶつかる。
歩いていると、家具にぶつかったりします。
変化その④すぐに戻りたがる。
散歩に行きたがらない、歩きたがらない。
もしかしたら身体のどこかに痛みがあるのかもしれません。
変化その⑤階段に戸惑う。
散歩のとき、お家の中でも階段を前にすると引いてしまいます
変化その⑥トイレの回数が増える。
膀胱を締める筋肉がゆるくなり、おしっこが我慢できなくなります。
また、排尿をコントロールできず、おもらしをしてしまうこともあります。
トイレを増やしてあげる必要があるかもしれません。
老犬におすすめの食べ物は?
老犬ボーダーコリーにおすすめの食べ物をご紹介します。
老化がすすむと、運動量が落ちます。
大きさや、体重は成犬時と変わらないかもしれませんが、成犬時と同じ量のごはんをあげていると、栄養過多で肥満になってしまうこともあるので、ごはんの量を調整して内臓脂肪が増えないようにすることが大切です。
低脂肪で良質なたんぱく質が配合されたダイエット用フードもあります。
また、繊維質豊富なダイエットフードもあるので、体調に合わせて選んであげてください。
ささみも良質のたんぱく質などの栄養素が豊富なので、筋力が低下する老犬にはおすすめです。
ボーダーコリーに適した散歩の量は?
ボーダーコリーは活発で、元気が有り余っている犬種なので、運動量はたくさんとってあげてください。
運動量が少ないと、ストレスになってしまうので、1日2回、30分から1時間程度は是非、時間をとってあげてください。
同じコースをお散歩するよりは、違う道を通ったり、スピードつけたりと変化を与えてあげてください。
夏の散歩について注意点、昼間の散歩は足のトラブルにもなりますので、早朝、または夜、アスファルトが熱くないのを確認してから、お出かけください。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
私たち人間と同じように、犬もストレスを感じます。
犬の寿命は人よりも短いので、その分ストレスの影響を受けてしまいます。
それで、ストレスをかけないために飼い主ができることは、できるだけ一緒にいてあげることです。
なるべく留守の時間を減らしてあげること、散歩に連れて行ってあげること、何より飼い主さんが、たっぷりの愛情を注いであげるなら、愛犬もストレスを感じることが少なくなると思います。
ボーダーコリーの寿命に関するまとめ
知的で走る姿が美しいボーダーコリー
あらゆるドッグスポーツで活躍する彼らはまさに生まれながらのアスリート。
利口で快活なボーダーコリーは飼い主にとって誇りですね。
好奇心旺盛で、喜びや楽しさを身体いっぱいで表わしてくれるかけがえのない家族です。
犬種ならではの特徴や病気について把握し、健康管理に努めることによって、その大切な家族が、充実したシニア期を暮らせるように、出来る限りのことをしてあげたいですね。