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ヨークシャテリアの寿命は?かかりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【ヨークシャテリア】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

ヨークシャテリアの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、ヨークシャテリアのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

ヨークシャテリアの画像

ヨークシャテリアの平均寿命は?

ヨークシャテリアの平均寿命は14~16歳くらい(人間の年齢に換算すると72~80歳)で、小型犬の中では長寿な犬種と言えます。

18歳まで生きたというヨークシャーテリアもおり、これは人間に換算すると100歳近くになります。

ヨークシャテリアの寿命と長生きするコツ

ヨークシャーテリアを長生きさせるコツとして病気に注意することが挙げられます。

ヨークシャテリアは長寿の傾向にありますが、心臓病などは比較的早い時期から起こりやすく、シニアになったら定期的な健康診断を欠かさないようにしましょう。

また、シングルコートで暑さにも寒さにも弱い犬種なので、エアコンなどで室内の温度管理をしっかりと行いましょう。

小型犬で関節も弱いため、フローリングなどの滑りやすい床だと関節に負担がかかり、怪我の可能性も高まりますので、滑り止めマットやカーペットなどで体への負担を減らしてあげましょう。

ヨークシャテリアは我が強い面があります。

目の届く範囲で、ハウスやケージなどパーソナルスペースを作ってあげるなどストレスを減らしてあげることも大切です。

また、避妊や去勢をすることで「精巣腫瘍」「卵巣腫瘍」「前立腺疾患」「子宮蓄膿症」「乳腺腫瘍」「肛門周囲の腫瘍」などの病気の予防にもなり、寿命を延ばすことにも繋がります。

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ヨークシャテリアのかかりやすい病気は?

ヨークシャーテリアのかかりやすい病気の一つに「膝蓋骨脱臼」が挙げられます。

これは膝の骨である膝蓋骨が脱臼してしまう病気で、発症すると犬は足をつったような歩き方をします。

膝蓋骨脱臼は自然に治ることが多いのですが、一度脱臼してしまうと再発しやすくなり、症状が重くなると骨が変形し、手術が必要になる場合もあります。

「気管虚脱」もかかりやすい病気のひとつで、気管が本来の形を保てなくなり、途中でつぶれてしまう病気です、詳しい原因は分かっておらず、遺伝もひとつの要素とされています。

脳室と言われる部位に脳脊髄液が過剰にたまり、脳圧が上がる「水頭症」という病気も気を付ける必要のある病気の一つです。

この病気も遺伝が関与していると言われており、先天性水頭症が見られることがあります。

また、「門脈シャント」もヨークシャテリアのかかりやすい病気の一つとして知られています。

これは腸管から吸収されて肝臓に運ばれ、解毒されるはずの毒素が、シャント(余分な血管)により、肝臓で処理されないまま体内に回ってしまう病気で、無治療の場合は死に至る病気です。

多くは2才くらいまでに発症します。

その他にも糖尿病、尿結石、低血糖などがヨークシャーテリアのかかりやすい病気として挙げられます。

ヨークシャテリアの病気のサイン

「膝蓋骨脱臼」では違和感のある脚を浮かせたような歩き方、脚をかばうような歩き方、引きずるような歩き方をする、散歩の途中に急に立ち止まったりするなど歩き方に症状が現れます。

「気管虚脱」では呼吸が苦しくなり、「ゼーゼーとあえぐ」「乾いた咳を出す」というような症状が現れます。

初期の症状では、喉に何か詰まったような咳(空咳)や、水を飲んだ時にむせるような仕草などが特徴的です。

「水頭症」では、同じところを旋回し続ける(意識障害)、一日中ぼーっとしたり寝ている時間が多い(痴呆症状)、突然性格が変わったかのように、吠える、噛む、暴れる(神経疾患)、呼んでも反応がないなどの症状が現れます。

「門脈シャント」の初期症状は食欲不振、下痢、嘔吐、多飲多尿など、他の病気でもよく見られる症状が多いので判断が難しいかもしれません。

病気の予防法と対処法

小型犬なので必要な運動量は少なく、室内だけの運動でも十分まかなうことができます。

しかし、散歩は運動以外にも、外の景色に触れ好奇心を満たすことや、ほかの犬や家族以外の人と触れあうことで社会性を磨くためにも必要です。

食間あるいは食前に20分ほど散歩をさせれば十分です。

できれば毎日、少なくとも週2~3回は散歩に連れて行ってあげるようにしましょう。

歳を重ねるごとに体力が低下していきますので、様子を見て調整が必要です。

ヨークシャテリアの老化のスピード

他の犬種に比べて平均寿命が長めのヨークシャテリア。

14歳~16歳が平均寿命だと言われているので、人間と比較するとおよそ4倍の老化速度となります。

人間の歳に換算すると、1年で4歳歳を取ることになります。

しかし、寿命は環境によっても変化するので、平均寿命よりうんと長生きするわんちゃんはたくさんいます!

ヨークシャテリアの老化に伴う外見の変化

元々足腰の強くないヨークシャテリアですが、老犬になると更に骨や関節が弱くなります。

床が滑りやすいと骨折の危険性だけでなく、歩き難さによるストレスも出てきます。

そのほかに、毛ツヤがなくなるなどの変化も見られます。

老化に伴う外見の変化

老犬におすすめの食べ物は?

ヨークシャーテリアは身体が小さく、骨が弱い為、カルシウムやリン、鉄分などの栄養素を多く必要とします。

「煮干し」や「牛乳」、「専用のサプリメント」などがおすすめです。

しかしこれらのカルシウムやリンは、その栄養素を身体に吸収させ、血中カルシウム濃度を一定に保つ役割を担うビタミンDが不足してしまうと意味がありません。

ビタミンDが多く含まれる「にしん」、「さんま」、「しらす」、「いわし」を一緒に摂取するとより効果的です。

ビタミンDやカルシウムなどの過剰摂取は腎不全や高血圧症などを引き起こす事がありますので、与え過ぎには注意しましょう。

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ヨークシャテリアに適した散歩の量は?

小型犬なので必要な運動量は少なく、室内だけの運動でも十分まかなうことができます。

しかし、散歩は運動以外にも、外の景色に触れ好奇心を満たすことや、ほかの犬や家族以外の人と触れあうことで社会性を磨くためにも必要です。

食間あるいは食前に20分ほど散歩をさせれば十分です。

できれば毎日、少なくとも週2~3回は散歩に連れて行ってあげるようにしましょう。

歳を重ねるごとに体力が低下していきますので、様子を見て調整が必要です。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

ヨークシャーテリアは比較的抜け毛が少ないと言われるシングルコートですが、毛が細く絡まりやすいのでブラッシングは毎日行いましょう。

暑さ寒さの変化に弱いので、トリミングでショートカットにする場合は、冬は服を着せるなどして、しっかり対策してあげましょう。

室温にも気を付け、20~25℃くらいで調整するようにしましょう。

必要な運動量自体は室内の運動で十分まかばえますが、好奇心旺盛なヨークシャーテリアにとって、あまり変化のない室内だけの生活ではストレスになってしまいます。

定期的に散歩に連れて行ってストレスを発散させてあげましょう。

遊ぶこと、甘えることが大好きなヨークシャーテリアですが、ひとりになることは苦手な為、留守番が多いとストレスを溜めてしまうこともあるので、気を付けましょう。

体が小さいため、関節が弱く、滑りやすい床は身体に負担がかかり危険です。

フローリングの場合は、滑り止めマットや、カーペットなどを利用して、関節への負担を減らしましょう。

ヨークシャテリアの寿命に関するまとめ

ヨークシャテリアの平均寿命は14~16歳くらいで、小型犬の中では長寿な犬種と言えます。

長寿の傾向にありますが、心臓病などは比較的早い時期から起こりやすく、シニアになったら定期的な健康診断を欠かさないようにしましょう。

また、暑さにも寒さにも弱い犬種なので、室内の温度管理をしっかりと行いましょう。

小型犬で関節も弱いため、フローリングなどの滑りやすい床には滑り止めマットやカーペットなどを敷き、体への負担を減らしてあげるようにしましょう。

必要な運動量は少なく、室内だけの運動でも十分まかなうことができますが、少なくとも週2~3回は散歩に連れて行ってあげるようにしましょう。

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