レオンベルガーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、レオンベルガーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
レオンベルガーの平均寿命は?
怖いもの知らずで忠実なレオンベルガーの平均寿命8年~9年と言われています。
しかし平均寿命はあくまでも1つの目安なので飼育環境や犬の体質、病気などで寿命は大きく変化します。
愛犬が長生きできる様に飼育環境などをしっかり整えましょう。
レオンベルガーの寿命と長生きするコツ
レオンベルガーの平均寿命8年~9年を延ばすにはいくつかのポイントを参考にする必要があります。
「子犬期の飼育環境」、「運動と食事のバランス」、「温度管理」です。
レオンベルガーは他の大型犬と同じように急激に成長する1歳までは細心の注意とケアが必要です。
過度な運動は控え、太陽をしっかり浴びせながら自由運動をしてあげて下さい。
運動量が多い活発な犬種なので運動時間はしっかりと取らなくてはいけません。
ストレスを溜めない様に運動内容は計画的な運動プランを考えて行う様にしましょう。
肥満になりやすい体質でもある為、栄養バランスが整ったフードを選ぶ必要があります。
寒さには強い犬種ですが、高温多湿な気候にはあまり向いていない犬種です。
夏場はクーラーなどを活用して快適に過ごせるようにしてあげましょう。
しかし、体を冷やし過ぎると下痢をしたりするので温度調節はしっかり行いましょう。
レオンベルガーのかかりやすい病気は?
レオンベルガーがかかりやすい疾患は様々ですが、知識として覚えておく事は発症を早期発見する為にとても重要です。
重要性の高い病気だけでも覚えておきましょう。
眼圧が異常に高くなる事が原因で発症する緑内障、瞳の水晶体が白く濁ってしまう白内障、耳に炎症が起こり悪臭を放つ外耳炎、胃が大量のガスで膨れ上がり、胃がねじれてしまう胃捻転、股関節が発育の段階で形態的な異常を起こし、歩行異常などの様々な症状を引き起こすと言われている股関節形成不全、アジソン病は副腎皮質ホルモンが不足する事で発症し、腎皮質機能低下症とも呼ばれています。
しびれや痛みが現れる多発性ニューロパチーなどがあります。
レオンベルガーの病気のサイン
病気には様々な初期症状があります。
飼い主が日頃より健康チェックをしてこの初期症状を発見する事で早期治療に入れるのです。
緑内障は眼球に痛みを伴う事がある為、目を気にしたり瞑ったままになる事があります。
白内障は瞳の水晶体が白く濁ります。
外耳炎は耳に炎症が起きて痒がったり、酷い悪臭がします。
胃捻転はお腹が膨れたり、異常な量のよだれを垂らしたり、ゲップをしたり、吐き気や嘔吐を伴ったり、腹痛、呼吸が苦しそうなどの症状が現れます。
そのままにしておくとショックで死に至る病気なので発症した兆候が見えたらすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
股関節形成不全は歩行や四肢に異常が出る場合があります。
横座りをしたり、腰を振るように歩いたり、四肢をつっぱるように歩いたり、ウサギ跳びの様に後ろ足を一緒に動かしたり、立ち上がりに時間がかかったり、高い所の上り降りができなくなったりします。
重症化すると歩行が困難になる可能性があるので、歩行に異常を感じたらすぐに動物病院へ行きましょう。
アジソン病を発症すると元気がなくなり、食欲不振などの症状が見られます。
多発性ニューロパチーはしびれ、痛み、バランスが取れない、熱さ、冷たさがわからなくなるなどの症状があります。
病気の予防法と対処法
レオンベルガーには豊富な運動量が必要になります。
1日2回、1回1時間の運動時間を確保する様にしましょう。
歩くだけでは足りないので、早歩きやジョギングを取り入れる必要があります。
定期的にドッグランで自由運動をさせたりする事も必要です。
しかし社会化訓練ができていないと他の犬に怪我をさせてしまう事がある為注意しましょう。
とても賢い犬種なので頭を使う様なゲーム性のある運動をさせると喜びます。
レオンベルガーの老化のスピード
平均寿命が8年~9年のレオンベルガーは6歳を過ぎた頃から老化が加速します。
それまでは元気に散歩や遊びをしていても老化が進みあまり元気が無いように感じる事もあるでしょう。
環境やフードによって老化のスピードには個体差があります。
いつまでも元気でいてもらう為にそれなりの環境を整える必要があります。
レオンベルガーの老化に伴う外見の変化
レオンベルガーは元より股関節が弱い犬種でもある為、歩行がふらついたり、あまり早く歩けなくなる等の異変が起こる場合があります。
高い所から降りられない、または登れない、階段を上がれなくなったりもします。
筋肉質で引き締まった体型は、お腹が弛み、お尻の肉も落ちて腰の位置も下がります。
体毛に白髪が混じる事もあるでしょう。
老犬におすすめの食べ物は?
レオンベルガーに与えるフードは良質な物を選ぶ必要があります。
アレルギー物質が含まれたものを食べてしまうとアレルギー性皮膚炎になってしまったり、体調不良につながります。
まずはグレインフリーで動物性タンパク質が多く、脂肪分が少ないものを与える様にしましょう。
最近は犬用のフードもヒューマングレード(人間が食すものと同じ品質基準)のものが出てきました。
愛犬の健康を考えたらヒューマングレードが一番です。
胃捻転になりやすい為、粒がドーナツ型のよく噛んで食べられるものを選ぶことも大切です。
老齢化が進むと食欲が落ちるのでフードをふやかしたり、缶詰やパウチタイプのものを混ぜて与えたりと食欲を刺激する工夫をしましょう。
胃捻転防止の為、1回の量を少なくして食事の回数を増やす事もお忘れなく。
レオンベルガーに適した散歩の量は?
レオンベルガーには豊富な運動量が必要になります。
1日2回、1回1時間の運動時間を確保する様にしましょう。
歩くだけでは足りないので、早歩きやジョギングを取り入れる必要があります。
定期的にドッグランで自由運動をさせたりする事も必要です。
しかし社会化訓練ができていないと他の犬に怪我をさせてしまう事がある為注意しましょう。
とても賢い犬種なので頭を使う様なゲーム性のある運動をさせると喜びます。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
レオンベルガーのストレスが溜まらない様に飼育するポイントは「飼育環境」、「運動量」、「スキンシップ」です。
大型犬なので広々とした飼育環境が必要です。
ケージも大きめのものを選ぶと良いでしょう。
室内での飼育が基本で家の中で放しておくとストレスが溜まりにくいでしょう。
高温多湿に弱い犬種なので夏場はクーラーなどを活用して室内の温度を保ちましょう。
運動不足はストレスとなり破壊的行動や攻撃的な態度に繋がります。
しっかりと運動をしてエネルギーを発散させましょう。
甘えん坊で人懐っこい性格です。
あまり放置するとストレスで閉鎖的な性格になるので注意しましょう。
レオンベルガーの寿命に関するまとめ
おおらかで忠実な性格のレオンベルガーは大型犬ですが人間に対してとても友好的で、お子様に対しても穏やかに接する事ができる犬種です
自ら子供たちと遊ぼうとする姿勢があるので、家庭犬としての飼育も問題ないでしょう。
攻撃性があまりなく、悪戯などの飼い主が困る事はあまりやらないので飼育がしやすいでしょう。
そんなレオンベルガーが過ごしやすい飼育環境を作り、健康を守る事も飼い主の務めです。