みなさんの愛犬はお風呂好きですか?それともお風呂嫌いですか?
うきうき喜んでお風呂に入る犬もいれば、お風呂の予感を敏感に察知して部屋の中を逃げ回るほどお風呂が苦手な犬もいたり、好き嫌いがとってもはっきりしていますよね。
お風呂好きになるには、「お風呂は怖くないもの・楽しいもの」と思ってもらうのが、何より大切です!
ということで今回は、犬のお風呂に関する様々な情報をお届けしてまいりたいと思います。
正しいお風呂の入れ方やお風呂の頻度、注意点などについてもご説明いたしますので、是非ご覧下さい。
お風呂が好きな犬と嫌いな犬ってどう違うの?
ではまず、お風呂好きな犬とお風呂嫌いの犬はなにが違うのかという点について分析していきたいと思います。
一度ついてしまったお風呂へのマイナスなイメージを覆すのって、決して簡単ではありませんが、とはいえ諦めるのはまだ早いです!
お風呂好きな犬の特徴や傾向に大きなヒントが眠っているかもしれません。
さっそく学んでいきましょう!
お風呂好きな犬の特徴や傾向を考察
まずはお風呂が得意な犬についてまとめてみたいと思います。
・子犬の頃からお風呂に入り慣れている
・水遊びや川遊びが大好き
・バスルームという場所自体が好き
・お風呂後、褒められたりご褒美をもらえる
以上のような特徴が挙げられます。
子犬の頃からお風呂に入りなれているというのはもっとも大きなポイントかもしれませんね。
また、水遊びや泳ぐことが得意かどうかは、犬種によっても差があります。
例えばプードルやゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーは、泳ぐのが大得意です!
こういった犬種の中でも個体差はありますので一概には言えませんが、ひとつの目安として「泳ぐのが得意=水への抵抗感や恐怖感がない」ということは言えると思います。
また、お風呂好きな犬の場合は日中からバスルームに入り込んで遊んだり、飼い主さんがお風呂に入るのに付いていったりということも見られるそうです!
お風呂後飼い主さんが褒めてくれたり、ご褒美としておやつを貰えたりするということを認識しているわんちゃんも中にはいるようですね。
お風呂に入ったあとは、たくさん褒めて喜ばしてあげましょう!もっとお風呂が大好きになるかもしれませんね。
お風呂嫌いな犬の特徴や傾向を考察
お風呂好きな場合は先ほどのような特徴や傾向が考えられますが、お風呂嫌いの場合は必ずしもどれかが当てはまるというわけではありません。
というのも、お風呂嫌いというのは本能的イメージによるものが大きいからです。
同じ日本人でも、オリンピックで金メダルを獲るスイマーもいれば、顔に水がかかるだけでもだめという方もいますよね?
「どうしても水が苦手」というのは本能レベルでの話になってきます。動物にとっては尚更そうでしょう。
飼い主さんが一生懸命愛情を持ってお風呂に入れていたとしても、わんちゃん自身が「お風呂は怖いところ!」と決め付けてしまっているケースも多いのです。
ですので、お風呂嫌いの子を飼われているからといって過度に悩む必要はありません。工夫出来るところがあるかどうか、一つ一つ考えていけばよいのです。
それを踏まえた上でお風呂が苦手な犬の特徴や傾向をみていきましょう!
・大人に入ってからお風呂に入るようになった
・水遊びや泳ぎも苦手
・以前バスルームで怖い思いをした経験がある
・シャンプーの匂いが苦手
お風呂好きな場合と逆のことが言えます。
ちなみに水遊びや泳ぎが苦手な犬種には、チワワ・ミニチュアダックスフンド・フレンチブルドッグなどがいます。
小型犬が多いようですね。
とはいえ水が苦手でも、お風呂は平気という子もいますのであまり気にする必要もないでしょう。
犬のお風呂の頻度ってどれぐらいが理想?
ここで、犬のお風呂の頻度についてご説明したいと思います。
お風呂といいましても、シャンプーをする場合と、ただシャワーで流したりお湯につかるだけの場合とで、推奨される頻度が変わりますので、それぞれ調べてみました。
犬のシャンプーの頻度とは
シャンプーをする場合のお風呂の頻度は、月に2~3回が良いとされています。
ペースでいうと10日おき程度が望ましいですね。
なぜ日数を開けなければならないかというと、過度なシャンプーは犬の皮膚にとってあまりよくないからです。
犬の皮膚の厚みは人間の20~30%ほどしかないといわれています。
よってたとえ犬専用のシャンプーであったとしても、必要以上に使用すれば皮膚にとってダメージを与えたり、炎症を引き起こしたりといったことに繋がりかねません。
犬の皮膚はそれほどデリケートなのです。
また、犬の被毛には脂分が付いており、汚れなどから皮膚を守る役割を担っています。よってシャンプーで脂分を落としすぎてしまうのもあまり望ましくはありません。
シャンプーによって使い方や推奨される頻度が定まっている場合もありますので、注意書きをしっかりと読んだ上で使用しましょう。
犬のお風呂の頻度とは
シャンプーをせず、ただシャワーで流したり、入浴するだけという場合のお風呂の頻度は、特に決まってはいません。
必要であれば毎日でも大丈夫です。
日頃まめにお湯で汚れを落としていれば、シャンプーの頻度も減ってくると思いますので、シャワーや入浴はとってもおすすめです。
犬の正しいお風呂の入れ方を調査
ではいよいよお風呂の入れ方についてご説明したいと思います。
お風呂の好き嫌いは、犬の個体差が大きいと述べてきましたが、それも「正しいお風呂の入れ方をしている」ということが前提です。
間違ったお風呂の入れ方をしている場合は、犬の身体に大きな負担がかかり、ますますお風呂嫌いが強まってしまいますので、愛犬のためにもしっかりと学んでおきましょう。
犬をお風呂に入れる際の注意点・お湯の温度
お湯の温度は最も注意が必要な重要なポイントです。
犬の皮膚は人間よりもとっても薄いので、お湯の温度も低めに設定してあげる必要があります。
一般的には35℃程度が安全に入ってもらえる温度とされています。
かなり低めのように感じますが。40℃近いお湯に浸かってしまうと、体温調節がうまくできずに熱中症のような症状に陥ってしまう場合があります。
あまりぬるすぎると、体温を奪われて体調を崩してしまう可能性もありますので、目安は犬の体温より少し低いぐらいと思ってもらえるとよいかと思います。
平均体温は個体によってバラツキがありますので、自分の愛犬の体温をしっかりと把握しておくことが大切ですね。
また、シャワーの場合はもう少し高めでも大丈夫のようです。
基本的には37℃前後に設定してあげると良いでしょう。
身体の大部分がお湯に浸かってしまう入浴は細心の注意が必要ですので、温度管理に関してはシャワーの方が楽かもしれませんね。
正しい洗い方・シャンプーの仕方とは
ということで、人間がぬるめと感じるぐらいの温度が理想だとわかりましたので、ここからは正しい洗い方・シャンプーの仕方について学んでいきましょう。
洗い方の順番についてまとめましたので、さっそくご覧下さい。
1. 前足・後ろ足
2. お尻周り
3. 胴部・胸部
4. 背中
5. 顔周り・頭
この順番で洗ってあげるのがオススメです。
基本的にはどの箇所も丁寧且つ優しいタッチで洗ってあげましょう。
特に顔周りは要注意です。
目や鼻、口周りにはシャンプーを使わず、ぬるま湯をてのひらにとり、少しずつ汚れを落としてあげましょう。
また、洗い流す際は身体の上のほうから順番に流しましょう。
上の方から洗い流すことで、汚れやシャンプーの泡が身体に残りにくくなります。
すすぎはシャンプー以上に気を配る必要があります。身体に残ってしまうと炎症がおきたり、身体を舐めた際に中毒症状を起こしてしまうリスクがありますので、要注意です。
犬のお風呂の入れ方|まとめ
さて、今回は犬のお風呂に関する様々な情報についてお届けしてまいりました。
お風呂好きな犬とお風呂嫌いな犬の違いなども比較いたしましたが、何度も述べましたとおり、お風呂の入れ方だけではなく個体差によるものも大きいです。
必要以上に気にしすぎるよりは、改善出来るところは改善しつつ、少しずつ慣らしていくと考えたほうがよいかもしれませんね。
また、お風呂の頻度や正しいお風呂の入れ方、その際の注意点などについてもご説明いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
参考にしていただけると嬉しいです。最後までご覧頂きありがとうございました。