座っている犬

病気のサインかも!?犬がオナラをする原因と対策についてご紹介

今回は犬のオナラに関して、犬がオナラをする主な原因やオナラ対策について紹介します。オナラの頻度や臭いによっては病気のサインである可能性もあるため、飼い主がしっかりケアしてあげることが大切です。

飼っている犬がオナラをすることは自然なことですが、異様な臭いを発している、また頻繁にオナラをするなどの症状が見られる場合もしかしたら病気のサインかも知れません。

犬は病気のサインも含めて様々な理由でオナラをすることがあるため、飼い主としてその違いをしっかり見極めて対策することが重要になってきます。

犬のオナラのメカニズム

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そもそもなぜ犬はオナラをするのでしょうか。

そのメカニズムは至ってシンプルです。

犬は食事をする際に食べ物を口に入れるときに同士に多少の空気も一緒に体の中に取り入れています。

しかしそれらの空気は体には不要なものであるためオナラをすることによって無駄な空気を外に逃がしているのです。

また、胃腸の中で食べ物を消化する際にもともと体内にある無数の細菌が発生させるガスを体の外に出すための生理現象としてオナラやゲップをします。

このオナラのメカニズムは犬も人間もほとんど一緒のため、オナラをすること自体は犬にとっても至って自然なことなのです。

つまり、体に不要な空気を外に出したり食べ物を胃腸で消化する際に発生するガスがオナラの正体なのです。

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犬がオナラをする原因とは?

多少のオナラをすることは人間にとっても犬にとっても生理現象の一つのため心配することはありません。

しかし、あまりにもオナラをする回数が多い、臭いが強烈といった兆候が見られる場合は以下の3つの原因を疑い改善に努める必要があります。

原因1:ペットフードの種類や食事の仕方

改善すべき兆候を示すオナラの原因の一つとして、ペットフードの種類食事の仕方、また食生活そのものが挙げられます。

犬は犬種や体の大きさによってペットフードの向き不向きや好みが異なりますので、合わないペットフード、もしくは人間の食べ物を与えてしまうと強烈な臭いのするオナラをしやすくなります。

また、食事の仕方にも注意が必要です。

早食いやよく噛まずに食べ物を飲み込んでしまう犬は、一緒に大量の空気も体の中に取り入れてしまい頻繁にオナラをする原因にもなります。

これらの症状を改善させるためにはまず飼い犬に合ったペットフード選びから始めて、人間の食べ物を与えることは極力控えましょう。

食事の仕方に関しましても、一度に多くのペットフードを与えてしまうと早食いの原因になるため少量を複数回に分けて与える、もしくは手渡しで少しずつ与えるなど工夫することが効果的です。

原因2:老化によるもの

オナラの回数が増える、臭いオナラをするようになるのは老化による兆候の場合もあります。

本来犬は腸内に無数の細菌を抱えており、犬がもともと持っている酵素では消化しきれない食物や繊維等を分解してくれる働きがあります。

しかし、犬の老化に伴いこの腸内細菌の活動が低下することによって消化・分解できなかったものが悪玉菌として繁殖しそれが強烈な臭いを発するオナラの原因となるのです。

年を取るごとに体の心肺機能や腸内活動が衰えることは仕方のないことですが、老化によるオナラも食生活を見直すことによって改善することができます。

たとえば、腸内で分解しにくいミルクなどの乳製品や大量のガスを発生させる原因となる大豆などの豆類などを年をとった犬にはなるべく与えないといった手段が効果的です。

原因3:病気のサイン

以上の2つがオナラの原因となる場合、ペットフードの種類に気をつけたり食生活を見直すことで改善できることが見込めます。

しかし、それ以外の場合は病気のサインが原因である可能性もあります。

たとえば、腸内環境が乱れきつい臭いを発するオナラが増える炎症性腸疾患、胃の機能が低下し消化不良に陥る可能性のある慢性胃炎、もしくは大腸がんなどが異常なオナラを発生させる原因になることがあるのです。

これらの症状を素人である飼い主が判断することは難しいため、少しでも気になるようであれば必ず一度病院に連れていき獣医や専門家に診てもらいましょう。

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知っておきたい犬のオナラ対策

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以上で主なオナラの原因について紹介してきましたが、それらを未然に防ぐために実践できるオナラ対策があります。

慢性胃炎や大腸がんなどを疑うときはすぐ病院に行くことをオススメしますが、それ以外のケースの場合に関してはいくつかの対策法があります。

生活環境の見直しや適度運動

犬などの動物は日頃ストレスを抱えている状態でもそれを直接飼い主に伝えることは当然ながらできません。

そのため、オナラを含めた何かしらのサインで自身の健康状態を示します。

飼い主であるならば日頃から愛犬にとって快適な生活環境を作ってあげることも重要な役割となります。

また、ドックランや専門施設に連れていき散歩に加え適度な運動をさせることによってリラックスさせることができ身体機能を高めることにもつながります。

このような当たり前のことがオナラを含めた様々な体調不良の防止・改善につながります。

肛門絞り

オナラではなく肛門付近から常に悪臭を発している場合は肛門腺絞りが最も効率的な対策です。

犬の肛門には袋状になっている「肛門腺」というものが付いており、その中に悪臭を発する分泌液が入っています。

通常その分泌液は排泄物とともに体の外に出ますが、子犬や高齢の犬の場合肛門付近にそれらが溜まりやすくなり悪臭の原因となります。

そのため専門家の指示を仰ぎながら肛門腺を月に一回程度絞ってあげましょう。

犬がオナラをする原因と対策まとめ

今回は犬のオナラに関して、犬がオナラをする主な3つの原因や病気のサインについて詳しく紹介してきました。

犬も人間と同じようにオナラをします。

しかし、犬の場合はオナラをすることによって自分自身の健康状態や病気のサインを示している場合があります。

オナラをすること自体は何も問題はありませんが、一日に何度もオナラをしたり強烈な臭いを発する場合は深刻な病気を抱えている場合もあるため、けっして自分一人で判断するのではなく一度病院に連れていき獣医さんに診てもらうことをオススメします。

生活環境の見直しや適度な運動はすぐにでも実践できる対策なので愛犬の健康のためにもしっかり行いましょう。

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