人間と同じように犬も太ってしまったらダイエットを行い減量したり体調管理する必要があります。
しかし、人間がダイエットすることとは異なり、犬は自分で体重の増加を訴えたり自ら生活習慣の見直し等をすることは当然のことですが不可能ですよね。
犬の体に脂肪がついて苦しそうにしていたり体調不良の兆候が見られる場合にはできるだけ早くそれらのサインに気づき、日頃から責任をもって愛犬の健康のケアをして上がることが飼い主としての重要な役割になります。
犬とダイエット
飼い主の中には犬に無理やりダイエットさせることに抵抗を感じている方もいると思います。
しかし、過度の肥満や不規則な食生活は人間と同じように犬にとっても様々な健康リスクをもたらすため、しっかりと対処し、ダイエットさせる必要があります。
愛犬とより長く快適な時間を一緒に過ごすためにも、日頃からの食生活や生活スタイルの見直したり、体重管理に励むことは飼い主としての重要な役割の一つとなります。
犬種によって太りやすい犬がいる
食事や運動などの生活スタイルが犬の肥満に大きく関わるのは確かですが、もともと遺伝子的に肥満になりやすい犬種があります。
特にゴールデンレトリバー・コーギー・シーズー・フレンチブルドッグ・パグ・ミニチュアダックスフンドなどの小型犬やペットとして飼われる人気の犬種は飼い主の育て方によって体型の変化を受けやすいと言われています。
もちろん犬種という要因以外にも過去に避妊手術や去勢手術をした犬は太りやすくなる傾向があるので、上記以外の犬種でも肥満を防ぐためには注意が必要です。
効率的な犬のダイエット方法とは?
ダイエットするといってもいきなり食事の量を減らしたり食事を抜けば効果が見込めるというものではありません。
それではご自身の愛犬をダイエットする際にどのような方法を用いて行えばよいのでしょうか。
効率的な主な3つのダイエット方法についてご紹介いたします。
ダイエット方法1:獣医さんと相談し目標設定をする
犬のダイエットをする際によく陥りがちな問題が「自己流」でやって失敗してしまうことです。
そのためまずすべきことは、犬を獣医さんや専門家のところに連れて行き一緒にダイエットプランを作成することです。
一言で犬といってもその種類は豊富で、たとえ同じ犬種であったとしても体の大きさが異なるため、それぞれ適正体重というものがあります。
しかし、それらの専門的知識を理解し適正体重を判断することは素人である飼い主にとって容易なことではありません。
そのため、たとえばかかりつけの獣医さんのところに連れて行き、今現在の体重を測ってもらった上で、適正体重を調べてもらいましょう。
その後は具体的にどれくらいダイエットする必要があるのか詳しい方法や手段を犬の専門家と相談しながら、目標設定やプラン設計を行いましょう。
ダイエット方法2:食事の時間・量を一定にする
そもそも犬が太ってしまう原因として、飼い主が適切な量のドッグフードを与えていない・おやつを与え過ぎている・人間の食べ物を与えているということが主に挙げられます。
犬は好きで太っているわけではなく、飼い主が太らせているということをまず認識する必要があります。
しかし、いくらダイエットをする必要があるからと言ってもいきなり食事制限をはじめたり食生活を変えてしますとかえって犬のストレスの原因となり思わぬ健康被害を及ぼす可能性があります。
そのため、徐々に食生活を見直して最終的に食事の時間や量を一定にすることができると効率的にダイエットを進めることができます。
犬にとっても空腹感というのはストレスの原因になり何も食べない状態でいると基礎代謝が下がり内臓の活動も低下してしまいます。
目安としては1日5回の食事を約3時間おきに分けることに寄って犬に空腹感を感じさせることなく食生活を改善していくことができます。
ダイエット方法3:散歩コースの変更や運動をさせる
ダイエットを成功させるには食事ももちろん大切ですが、それと同じくらい運動も重要になってきます。
しかし、この問題に関しても飼い主が大きく関わり、飼い主自身が出不精だと犬もなかなか外で遊ぶことができず体重が増えてしまいます。
飼い主が積極的に犬を外に連れ出して散歩コースを変えたりドックランに連れて行くなど犬にとって運動できる環境を整え、必要であればプールや運動施設を利用するのも一つの手段でしょう。
犬のダイエットで知っておきたい注意点
以上が主な効率的な3つのダイエット方法になりますが、実際に犬のダイエットを行う際に絶対知っておきたい注意点があります。
その2つの注意点について見ていきましょう。
過度な食事制限・断食はしない
犬のダイエットを行う際の注意点の一つに過度な食事制限や断食は決して行ってはいけないということです。
犬は例え数日間何も食べなくても大丈夫な生き物ですが先程も少し触れましたが犬にとって空腹感や食べ物を欲している状態というのは精神的にも身体的にも多くのストレスがかかってしまいます。
ストレスはあらゆる健康被害や体調不良を引き起こす原因ともなるため、過度な食事制限や断食はやめましょう。
必ず専門家の指示を仰ぐ
不規則な食生活や運動不足が肥満の原因となることがほとんどですが、犬がなにかの病気にかかっていることから体重が急激に増えてしまうというケースも無いわけではありません。
そのため、ダイエットを始める際は必ず獣医などの専門家のところに犬を連れていき本当にダイエットが必要なのか、それとも他の治療が必要なのか判断してみましょう。
犬のダイエットフードなどは現在市販でも観点に手に入れることができるため、一からすべて自己流でやろうとする飼い主もいますが、やはり専門家の指示を仰いだ上でダイエットすることをオススメします。
効率的な犬のダイエットとは?まとめ
今回は犬とダイエットに関して、効率的なダイエット方法や注意点について詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
愛犬が太ったり健康を害してしまうのは全て飼い主であるあなたの責任となります。
しかし、ダイエットが必要な場合にはまず動物病院や専門機関に連れて行きあなたの愛犬の適正体重や具体的なダイエットプランを作成することから始めましょう。
また日頃から愛犬の食生活に気をつける、積極的に外につれだし運動をさせるということも未然に肥満や健康被害を防ぐためにも重要なこととなります。