横たわる犬

犬が下痢をする原因は?飼い主なら知っておきたい予防法もご紹介

今回は犬が下痢をする主な原因について紹介します。飼い主ならば犬の健康のためにも下痢の原因はもちろんのこと、予防法や治療法についもて予め理解し正しい対処をすることが必要です。

たとえどんなに日頃から飼っている犬の健康に気を配っていたとしても、人間と同じように体調不良や何かの病気を発症することがあります。

犬は言葉が話せないため、飼い主は犬が発しているサインからそれらを読み取る必要があり、犬の下痢もそのサインの一つになります。

なぜ急に下痢をするようになったのかその原因や下痢の予防法、治療法についてある程度理解しておくことは飼い主の重要な責任の一つとなります。

犬の下痢の種類

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犬の下痢と言ってもその種類は便の状態や形、色によって異なります。

犬の下痢には主に3パターンあり、水分量が多くドロッとした感じの水様便、正常な便よりもやや柔らかくプニプニしている軟便、そして血液や粘液が混じっている血便があります。

犬の下痢は、体内の消化不良や消化管になにか異常がある際に発症すると言われており、細かな原因を探る前にまずこれらをしっかり踏まえましょう。

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犬が下痢をする主な4つの原因とは?

犬が下痢をする原因として主に4つが挙げられます。

場合によっては早急な対処を必要とする場合もあるため、飼い主は日頃から犬の便の状態について注意する必要があります。

原因1:犬の食べ物、食生活による下痢

犬が下痢をする原因としてまず挙げられるのが、単純に日頃食べているドックフードが適していないか食生活が乱れていることです。

飼い犬の体質に合わないドックフードを与えていないか、量や頻度は適切かどうかまず確認しましょう。

犬の体質や好みに合わないドックフードを与えたり、たくさんの量を一度に与えすぎてしまうと犬の体内で消化不良を起こし消化吸収の妨げになった結果、最終的に下痢につながります。

また、犬の中にもアレルギーを持っている場合があり、その食物アレルギーが原因で下痢になる可能性もあるため、アレルゲンを含まないドックフードを選ぶことも大切です。

原因2:ストレスや不安定な精神状態による下痢

ドックフードや食生活に問題がなくても、日頃のストレスの蓄積や精神状態の不安定から下痢を発症することもあります。

例えば犬が休憩や睡眠を取っている際に無理やり遊ぼうとする、長時間犬に留守番をさせ不安感や孤独感を感じさせるなど犬の精神状態を不安にさせることをしている、もしくは部屋の模様替えや新たなペットが生活環境に加わるなど、犬にとってストレスになる状態でいる際にも下痢になる可能性があります。

これらの原因による下痢は慣れればすぐ治まる傾向にあるため、あまりにも長引く際は他の原因を疑いましょう。

原因3:病気による下痢

特に血便や長期的な下痢をしている場合は、何らかの病気を抱えている可能性があります。

血便や長期的な下痢の原因の症状として、炎症性腸疾患代謝性疾患の主に2つが挙げられます。

炎症性腸疾患とは、大腸や小腸などの消化管内に慢性的な炎症を起こしていることによって、体内に入ってきた食べ物を上手く消化できず、消化吸収不良を起こし血便や下痢になります。

代謝性疾患とは、犬の基礎代謝が悪い状態が続くと胃腸や腎臓、肝臓などの臓器の機能が低下し、結果的に下痢になるという症状です。

これらの病気による下痢の場合は、長期的であることが特徴で自然治癒しにくいため、すぐに病院に連れていきましょう。

原因4:寄生虫・感染症による下痢

以上で述べた2種類の病気以外にも、寄生虫感染症によって下痢を起こすことがあります。

外で遊んでいる際に、小さな虫やコクシジウムとよばれる寄生虫が体内に入ったりウイルス性、細菌性の感染症にかかることによって下痢になります。

特に免疫力が低く生後間もない子犬や老犬などは、寄生虫や感染症による下痢を起こしやすいため十分気を付ける必要があります。

また、これらの感染症を発症している場合には下痢だけでなく発熱や運動機能の低下などの身体への影響もあるため、少しでも異常を感じたら病院に連れて行くことをオススメします。

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犬の下痢の予防法や治療法とは?

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病気や寄生虫、感染症による下痢はすぐに動物病院に連れていき治療をしてもらう必要があります。

しかし、それ以外の原因による下痢は未然に防ぐことができるためその予防法や正しい治療法についてもご紹介します。

食生活など生活習慣の見直し

下痢の予防として最も簡単にすぐ始められることが、犬の食生活や生活習慣の見直しです。

具体的に言うと、まず犬に適したドックフード選びから注意してみましょう。

ただ単に安いという理由だけで選ぶのではなく、犬の体質や好みに合ったドックフードを選ぶことが重要です。

また、食事の量や頻度、適度な運動をさせることも消化管の働きを促したり基礎代謝を上げる効果があるため、下痢に限らず犬に元気がないときや肥満が気になる場合は是非実践してみましょう。

市販薬に頼らない、人間用の下痢止めを与えない

犬が下痢をしてしまった際に、絶対にやってはいけない治療法は、市販薬や人間用の下痢止めを与えることです。

確かにそれらには一時的に下痢を抑える効果はありますが、下痢の原因となるさまざまな症状の根本的な解決にはなりません。

また、下痢の時には脱水症状になりやすいため適度な水分補給は忘れてはいけません。

なかなか下痢が治まらない、便に血が混じっているといった場合は自分ひとりで対処しようとせずに、必ず病院で専門家の指示を仰ぎましょう。

犬が下痢をする原因とは?まとめ

今回は犬が下痢をする主な原因や予防法、正しい治療法について紹介しました。

犬が下痢をするのは日頃の食生活、ストレスや精神状態、病気や感染症といったことが主に挙げられます。

いずれにしても犬が下痢をするのは、身体や精神に何か不調がある際にそれらを訴えているサインであるため、日頃からしっかり便の状態についてチェックすることが、早期に対処するためにも必要になります。

また下痢を未然に予防するためにも、飼い犬に与える適切なドックフードを選ぶことから始まり、食事の回数や量にも気を配り、適度な運動をさせることも必要です。

今まさに飼い犬の下痢に関して不安を抱えている方や、下痢予防のためにも今回紹介したことを是非参考にして実践してみて下さい。

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