今現在の日本ではドックカフェやペットホテル、ドッグランなど犬のための様々な施設があります。
それらの施設を利用する際に愛犬の大きさや犬種によってサービスや料金が異なることがあるため、ご自身の愛犬について知っておく必要があります。
小型犬の基準とは?
そもそも一般的に小型犬と言われている犬の基準とは何なのでしょか。
実は小型犬、中型犬、大型犬を分ける明確な基準は今現在ありません。
というのも犬の大きさというのは個人の主観であるからです。
そのため、それらの施設利用する際は施設ごとの基準に従うことになります。
小型犬の特徴や性格
小型犬というと、好奇心旺盛で元気に動き回るという印象を持っている方も少なく無いと思いますが、犬種によってそれぞれ特徴や性格は全く異なります。
そこで、特にペットとして人気の小型犬4種の主な特徴や性格について解説していきます。
小型犬1:ミニチュアダックスフンド
胴長で短い足が特徴的なミニチュアダックスフンドは小型犬の中で最も人気のある犬種です。
ミニチュアダックスフンドは今現在ペットとしての需要が非常に高いですが、本来はその短い足という身体的特徴を活かして地中の狭い穴に潜り込んで狩りをする猟犬でした。
そのため、学習能力も高く人間に対しても友好的に接することが出来るという知的な性格を持ちわせている反面、ヤンチャで頑固な一面もある非常に特徴豊かな犬種になります。
飼い主など信頼している人間にはなつきやすいですが見知らぬ人には吠えたり攻撃的になる傾向もあるため、ミニチュアダックスフンドを飼う際にはしつけを特に気をつける必要があります。
小型犬2:チワワ
チワワの最大の魅力はなんと言ってもつぶらな大きな瞳ですよね。
実際にチワワを飼っている方はじっと見つめているだけで癒やされる方もいるのではないでしょうか。
小さな身体と愛くるしい表情とは裏腹に性格は非常に活発であり勇敢な一面があります。
しかし、ミニチュアダックスフンド同様、知らない人間や動物に対しては若干神経質になる一面があるので注意が必要です。
チワワは一般的に小型犬と言われる犬種の中でも特に身体が小さいことから、散歩や世話、毛の手入れにそれほど手間がかからないため初めて犬を飼う方にとってもオススメの犬です。
小型犬3:トイプードル
トイプードルはくるくると丸まった毛並みとそのぬいぐるみのような可愛らしい姿が特徴的ですよね。
今はペットとしての需要が圧倒的に高いですが、以前まではスタンダードプードルといって鳥を狩る鳥猟犬として活躍していました。
トイプードルは主に温厚な性格をしており人間に対してもフレンドリーです。
また、非常に賢い犬種であるためしつけもしやすく、しっかり教育すれば無駄吠えもしなくなります。
カール状の毛並みは抜けにくく毛の手入れも簡単であるため、性格面、身の回りのケアに関して非常に飼育するのがラクな小型犬の一種です。
小型犬4:フレンチブルドック
フレンチブルドックはその特徴的なルックスから「ブサカワ犬」として非常に人気のある小型犬です。
フレンチブルドックの身体の大きさは30センチ前後で体重も10キログラムと非常に小さな体格をしていますが、非常に筋肉質な身体をしているため活発な性格で運動が大好きです。
また、フレンチブルドックは食べることが大好きな犬種で、出されたものなら全て食べようとするため肥満には注意する必要があります。
毛は非常に短いため身の回りのケアはラクですが、鼻口部が短いので夏の暑さには気をつける必要があります。
好奇心旺盛な小型犬を飼育する際のポイントとは?
以上ペットとして特に人気の小型犬であるミニチュアダックスフンド、チワワ、トイプードル、そしてフレンチブルドックの4種類についてそれぞれ性格や特徴について紹介しました。
犬種問わず小型犬は比較的元気で好奇心旺盛な側面があるため、それに合わせた飼育をする必要があります。
そこで、小型犬を飼育する際の主なポイントや注意点について一緒に見ていきましょう。
運動量や食事量などの生活スタイルについて
ほとんどの小型犬は従来猟犬などのワークドックとして活躍していた犬種の遺伝子を引き継いでいるため病気にかかりにくく身体も比較的丈夫です。
しかし、特にフレンチブルドックなどの鼻口部が低い犬種やダックスフンドなど胴長な犬種は身体の負担や暑さを感じやすいと言われています。
そのため、体力や身体機能を維持するためにも十分な量の食事と適度な運動は欠かせません。
小型犬だからといって食事の量は少ないというわけではなく、小型犬だからこそその小さな身体の健康を守るためにもしっかり栄養や量に気を配って食事を与える必要があります。
運動に関しても毎日長時間の散歩や運動は必要ありませんが、軽く身体が動かせる量の運動をさせてあげましょう。
小型犬の寿命について
意外かもしれませんが、小型犬の寿命は中型犬や大型犬に比べて比較的長くおよそ13?14歳まで生きます。
犬の寿命には身体の大きさが関係しており、身体が大きいほど全身に血液を巡らせるための循環気管を活発に活動させる必要があるため、それだけ心臓などの臓器にかかる負担が増えます。
そのため、比較的身体が小さい小型犬は普通に生活をしていても臓器等にそれほど負担がかからずもともと頑丈な身体であるため長寿病なのです。
しかし、寿命というのは生活スタイルによっても大きく影響することから日頃からの基本的な身体のケア、そして栄養等に気をつけて食事を与えることは身体のサイズ問わず犬を飼う上で必要不可欠なことです。
小型犬の特徴や性格まとめ
今回は特にペットとして人気のある小型犬4種のそれぞれの特徴や性格について詳しく紹介しました。
小型犬は一般的に好奇心旺盛で人間にもなつきやすことから初心者の人でも飼いやすいです。
しかし、ミニチュアダックスフンドは知らない人間に対して攻撃的な一面があったり、フレンチブルドックはその特徴的な鼻口の形から暑さに気をつける必要がある、など犬種によってそれぞれ飼育する上で扱い方やケアの仕方は異なります。
これらに注意して飼うことができれば、大型犬などの犬種に比べれば比較的飼いやすいので生活のパートナーとして大変おすすめです。