「犬を飼いたいけどどんな種類を選べばよいか分からない・・・」「自分にはどんな犬種が合っているのだろう・・・」という不安を感じている方は少なくないと思います。
ましては初めて犬を飼う方にとっては犬種選びから飼育方法、またしつけの仕方など知識が必要となります。
犬と快適な生活を一緒に過ごすために、初心者でも飼いやすい・難しい犬の犬種について紹介します。
自分に合った犬種とは?犬選びの基準
犬には実に多種多様な種類があります。
実際に犬選びをする際に毛並みや身体の大きさ、また正確によって好みはあると思いますが、たとえ自分の嗜好にあっているからと言って飼いやすいとは限りません。
そこで自分に適した犬種を選ぶ際の基準についてまず見ていきましょう。
生活環境や家庭環境に適しているか
犬選びの基準として、飼育する生活環境や家族環境に適しているかということがまず重要な要素になります。
というのも、犬と飼い主にとってどこで生活するのかということはお互いの関係の構築や社会との関わり方に大きな影響を与えるからです。
現在では屋内での飼育が一般的ですが、特にアパートや集合住宅地で犬を飼う際には騒音トラブルや臭いトラブルを考慮しなければなりません。
また、家庭環境も重要で家族の中に犬嫌いもしくは犬アレルギーを持っている方はいないか、お年寄りや乳児はいないかなど判断するのもお互いが快適に生活する上で必要なことです。
そのため、無理せず飼育できる性格や習慣を持った犬を選びましょう。
飼い主のライフスタイルや経済状況
飼い主のライフスタイルというのは飼い主であるあなた自身だけでなく、飼い犬にも重要なことになります。
犬は基本的に寂しがりやで、孤独になると不安感を感じやすい動物です。
そのため、飼い主のあなたが家を空ける際どのように留守番をさせるのか、どれくらいの時間留守番させる必要があるのかなどしっかり考慮した上での犬選びはもちろんですが、犬を飼う事自体しっかり検討する必要があります。
また、犬を飼育するためにはエサ代やワクチン代、その他維持費などある程度の費用がかかります。
その費用は犬種によって異なり、特に大型犬の場合は他の犬種よりも費用がかかると言われています。
それらの経済的負担もしっかり考えた上で犬を選ぶ必要があるのです。
初心者でも飼いやすい犬種トップ3
それでは、具体的に初心者でも比較的飼いやすい犬の犬種トップ3について見ていきましょう。
それぞれの犬種を実際に飼育する際のポイントやしつけ方法についても解説します。
第1位:トイプードル
初心者の方が最も飼いやすい犬種は小型犬のトイプードルです。
皆さんも御存知の通り、トイプードルはくるくるとした毛皮やぬいぐるみのような見た目からペットとして圧倒的に人気のある犬種です。
基本的に人懐っこく甘えん坊な性格をしていますが、学習能力が非常に高く非常に賢い性格をしています。
甘噛みと無駄吠えに関してはしつける必要がありますが、早い段階からしっかりメリハリをつけてしつけることができれば成犬になって飼育する際に手を焼くことは殆どありません。
トイプードルはカール状の毛皮をしているため、抜け毛や臭いの心配はあまりありませんがブラッシングやこまめなお手入れは必要です。
第2位:マルチーズ
マルチーズは非常に大人しく、優しい性格をしているため初心者の方にとっても飼いやすい犬種です。
小型犬の中でも特に小さな体をしているマルチーズはアパートの一室など限られた空間の中でもしっかり飼育できる室内外に適した犬種でもあります。
マルチーズは大人しい性格をしていますが散歩や運動が大好きであるため積極的に外へ連れ出してあげましょう。
トイプードル同様に甘噛や無駄吠えに関してはしつけが必要となりますが、いたずらなどはあまりしない犬種であることから基本的に「褒める」を基本としてしつけをしてあげましょう。
第3位:パイヨン
大きく蝶のような形をした耳が特徴的なパイヨンも初心者の方でも比較的飼いやすい犬種になります。
パイヨンは非常に活発な性格をしており、外で思いっきり体を動かしたり運動することが大好きです。
また、飼い主以外でも積極的にコミュニケーションを取ろうとする非常に有効的な一面もあります。
パピヨンのしつけに関して最も重要となることは主従関係の構築です。
しつけがしっかりできていないと自分の方が飼い主よりも上であると思い込んでしまい噛みや無駄吠え、またいたずらが激しくなる場合があります。
そのため、散歩の際のリードの持ち方、おやつの与え方などを通して主従関係の構築に努めましょう。
初心者では難しい犬種トップ3
以上が初心者でも比較的飼いやすい犬の犬種になります。
それでは、初心者では飼育が難しい犬種についても見ていきましょう。
第1位:ドーベルマン
ドーベルマンは初心者の方にとってはあまりオススメできません。
ドーベルマンはそのシュンとした見た目から「怖い」という印象を持たれがちですが、実際は非常に賢く頭の良い犬種であり信頼している相手には友好的に振る舞います。
しかし、飼育する上で一番難しいことがしつけです。
飼い主とのしっかりした主従関係や信頼関係を構築するためには幼少期から時間をかけてしつける必要があります。
そのため、成犬の状態から飼育する際にはいくらしつけをしても言うことを聞かない、敵意を示すといった場合があります。
初心者の方やしつけにあまり自信のない方にとっては飼育することが難しいのです。
第2位:セント・バーナード
セント・バーナードは大型犬の中でも「超大型犬」と分類されるほど大きな身体を持っています。
おっとりとしたその見た目通り、性格も温厚で人間に対しても優しく振る舞います。
そのため、飼育する際には性格上の問題はあまりありませんが、その大きな体のケアという点で手を焼く可能性があるのです。
セント・バーナーの体重や50?90kgと一般的な成人男性よりも重く非常に筋肉質な身体をしています。
運動不足になると肥満になりやすくなるため、毎日の散歩はもちろんのこと一日最低でも2回の散歩、そして消費したエネルギーを補うための食事量が必要となります。
これらの点が飼育する上で初心者にとっては相当な負担になるのです。
第3位:秋田犬
平昌冬季五輪の金メダリスト、アリーナ・ザキトワ選手(ロシア)に贈呈されたとして話題となった秋田犬。
忠犬ハチ公としても有名ですよね。
昔から家庭犬として日本人に愛されてきた秋田犬ですが、実は意外と飼いにくいという説もあるんです。
柴犬とよく似た可愛らしいルックスですが、柴犬の平均体重が10kg前後であるのに対し、秋田犬は40~50kg前後と身体のサイズが非常に大きいのです。
また、性格的にも警戒心が強く、心を許した家族以外に対しては懐きづらいという一面があります。
しっかりしたしつけを行えば忠誠心が強く番犬としての適性も高い犬種ですが、初心者の方にとっては難易度が高いかもしれません。
初心者でも飼いやすい・難しい犬種まとめ
今回は初心者でも飼いやすい、難しい犬種について紹介しました。
生活を共にするペットを選ぶ際には飼い主の好みというのも重要ですが、それ以上に飼いやすさや適正というのも考慮する必要があります。
以上で紹介したことを参考に、是非自分に合ったパートナーを見つけてみましょう。