室内の犬

愛犬に「伏せ」を教えたい!正しい教え方としつけ方法のコツはある?

今回は犬のしつけに関して、「伏せ」の教え方やコツについてまとめました。「伏せ」を覚えさせる必要性についても一緒に考えていきましょう。

言うまでもなく犬を飼う際にはしつけをする必要があります。

特に「待て」「おすわり」「伏せ」などの基本的なしつけは愛犬と一緒に快適な生活を送る上で必要不可欠になります。

その中でも「伏せ」に関しては、外出時に他の人間に迷惑をかけないためにも習得すべきしつけになるため、教え方やコツについて予め知っておく必要があるのです。

「伏せ」の正しい姿勢とは?

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そもそも正しい「伏せ」の姿勢とは、犬のお腹全体が地面に接している状態で前足はスフィンクスのような直角になっており、一方後ろ足は左右どちらかに投げ出されている形を言います。

「おすわり」が背筋をピンっと伸ばしているのに対して伏せは比較的リラックスした姿勢になります。

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「伏せ」を覚えさせる意味や必要性とは?

皆さんの愛犬はどれだけきちんと「伏せ」ができるでしょうか。

実は一見シンプルなしつけのように思われますが、伏せを覚えさせることによって私達飼い主や周りの人間だけでなく犬自身にとってもいくつかのメリットがあります。

そこでまず、「伏せ」を覚えさせる意味や必要性について一緒に考えていきましょう。

リラックス効果があり身体を休めることができる

冒頭でも少し触れたとおり、伏せの姿勢を取ることによって犬はリラックスし身体を休めることができます。

通常犬は4足歩行で移動しますが、ずっとその状態で過ごしていると当然身体に負担がかかり疲れてしまいます。

「伏せ」の姿勢を取ることによって、身体を支えるために必要な筋肉である上半身の三角筋や上腕三頭筋、胸筋、また下半身の大腿四頭筋、内転筋の負担がなくなりリラックスすることができます。

人間で例えると長時間立ち仕事から開放された状態であることから、身体的な負担がなくなるだけでなく、リラックス効果によって心の安定にも繋がります。

その場に大人しく居させるため

自分の飼っている犬が活発で元気であることに越したことはありませんが、特に外出時や他の人間や動物と接触する際には愛犬の行動をある程度抑制させるべき必要があります。

たとえば、動物病院での待ち時間や施術中の時間、ペット同伴のカフェやその他の施設に連れて行った際などその場で大人しく居させるべきシチュエーションが日常の中でいくもあります。

また、飼い主が買い物か何かで少しの間犬から離れるときなどは愛犬に外でじっと大人しく待っててもらいたですよね。

その際に「伏せ」の基本動作ができていないと他人に迷惑をかけてしまう興奮状態に陥るということも十分あり得ます。

主従関係や社会性を身につけさせるため

「伏せ」だけに限らず様々な動作を覚えさせる、飼い主の指示に従わせるということは愛犬と良好な関係を築き上げていくために必要不可欠なことです。

いくら愛犬が可愛いからと言ってもしつけをせずに甘やかしてばかりいると本来のペットと飼い主という主従関係の構築が困難になり、外に連れ出した際にも他人や他のペットに迷惑をかけてしまう恐れもあります。

「伏せ」や「待て」などの基本的なしつけや指示を与えて従わせるということは、社会性を身につけお互いに快適な生活を送るためにも重要なことです。

「伏せ」の教え方やコツとは?

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以上の3点が「伏せ」を覚えさえる必要性になります。

それでは実際に「伏せ」の動作をしつける際にはどのような方法で行えばよいのでしょうか。

教え方やコツを伝授します。

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おすわりの状態から始める

「伏せ」の一般的な教え方のコツはおすわりの状態からはじめることです。

まず、身の回りをきれいにした後おやつを準備します。

そして、愛犬をまずおすわりの状態にしたあと、そのおやつを使って誘導し、お腹を付けた状態にします。

お腹が完全に床に付き、「伏せ」の状態ができたらおやつをあげて褒めてあげましょう。

その際には「ダウン!」や「伏せ!」などしっかり合図をすることも忘れてはいけません。

この動作を1日に数回から数十回繰り返し徐々に慣れてきたら普通に立った状態から始めたりおやつをなしで練習してみましょう。

「おすわり」と「伏せ」のコマンドをしっかり区別する

一度「伏せ」の基本動作が出来るようになれば次回急にできなくなるということはほとんどありませんが、このしつけをする際に起こりがちな問題が「おすわり」と「伏せ」の動作を犬が混同してしまうことです。

「伏せ!」と言ってもおすわりをしたり、その逆もしかりです。

その際の対処法としてはしっかりとコマンドを区別することが効果的です。

言葉でしっかりと「おすわり!」「伏せ!」と合図を送りながら手の仕草等をつけてそれぞれのコマンドを明確に区別しましょう。

なかなかできない時は原因を考える

「伏せ」や「待て」などの基本的なしつけは合図をしっかりかけ反復練習することによってスムーズに覚えさえることができます。

しかし、犬の性格によってなかなか言うことを聞かずに違った行動をとってしまう場合もあります。

その原因についてまず考えてみましょう。

冒頭でも紹介した通り、「伏せ」の姿勢をする際に犬はリラックスしている状態にあります。

そのため、周囲に何か気になるモノがある、騒音や臭いによってリラックスできない環境でしつけを行っても効果的に覚えさせることはできません。

その他の原因として挙げられることが飼い主との信頼関係や主従関係がきちんと結べていない、またおやつが気に入らない場合にもしつけが難しくなります。

これらの原因をしっかり考慮した上でしつけにふさわしい環境を作り実際にしつけを行いましょう。

「伏せ」の教え方やコツまとめ

今回は「伏せ」をしつける必要性や教え方、コツについて紹介しました。

「伏せ」に限らず基本的なしつけは犬を飼う際に必要不可欠なことですが、飼い主との主従関係や信頼関係の構築、また社会性を身につけるためにも重要なことです。

以上で紹介した教え方やコツを実践すればほとんどの犬は「伏せ」を習得できますが、なかなか覚えてくれない時はコマンドをしっかり決め何度も反復練習をし、また犬にとってリラックス出来る環境を整えることも必要になります。

愛犬のしつけをしっかり行い良きパートナーとして快適に生活するためにも是非実践してみましょう。

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