トイプードルはそのぬいぐるみのような愛くるしい容姿から小型犬の中でも特に人気があります。
また、ミックス犬においても片親にトイプードルを持つ掛け合わせが多数あることから、圧倒的な需要を占めています。
そこで今回は特に人気のあるトイプードルのミックス犬の種類やそれぞれの性格について詳しく解説していきます。
トイプードルってどんな犬?
既にご存知の方もいると思いますが、プードルはドイツ原産の犬でもともと水鳥などを狩る猟犬として活躍していました。
トイプードルの特徴はなんと言ってもまるでぬいぐるみのようなクルクルとした毛並みと愛くるしい表情ですよね。
トイプードルは小型犬の中でも特にサイズが小さいためアパートなどの住環境でも飼いやすく、他の犬種に比べて抜け毛がしにくいという長所があるためペットとして大変人気のある犬種です。
オリジナルのままでも十分楽しめますが他の犬種と掛け合わせミックス犬にすることによって更に違った楽しみ方が出来るのもトイプードルの魅力です。
人気のトイプードルのミックス犬3選
ミックス犬といってもかけ合わせのパターンが無数にあるため実に様々な種類が存在しますが、その中でも圧倒的にトイプードルをかけ合わせたミックス犬の種類が大半以上占めています。
そこでトイプードルのミックス犬として特に人気のある3種類のそれぞれの特徴や性格について一緒に見ていきましょう。
その1:チワプー
人気のトイプードルのミックス犬の一つとしてチワワとの掛け合わせのチワプーが挙げられます。
チワプーはミックス犬の中でも最小クラスで、成長しても体高が25センチ、体重が3キロ未満ほどしかありません。
一般的にミックス犬は親の遺伝子をランダムに受け継ぐためどのような容姿になるのかは実際に成長してから出ないとわからないケースが多いですが、チワプーの場合はチワワの大きくつぶらな瞳とトイプードルのカール状の毛質を確実に引き継ぎます。
一方耳に関しては「たれ耳」もしくは「立ち耳」の2種類があり、被毛の色に関してもどのような色になるかは成長してからのお楽しみです。
性格的には非常に明るく大人しいため比較的しつけがしやすいですが、チワワ特有の神経質な性格が表れる場合もあります。
その2:ポメプー
ポメラニアンとのミックス犬であるポメプーも人気の種類になります。
ポメプーの体高は約34センチ、体重が約8キロとチワプーに比べると若干大きめですがアパートなどの限られた空間でも飼いややすいのが特徴です。
非常に華奢で華麗なルックスをしているため虜になる方が多い犬種です。
子犬の時は直毛ですが成長するにつれてトイプードルのクルクルとしたボリュームのある被毛がしっかり現れてきます。
性格に関しては被毛のカラーによって異なりますが、両親のフレンドリーで人懐っこいという性格をそのまま引き継ぎやすいです。
飼育に関して懸念点はそれほどなく非常に飼いやすいミックス犬ですが、子犬の時は抜け毛をしやすいためしっかり毛のケアをしてあげる必要があります。
その3:マルプー
マルチーズとトイプードルを両親にもつマルプーもミックス犬として非常に魅力的な種類です。
成長時の体のサイズは体高が20?30センチ、体重が2?3キロと非常に小柄であり、ちょうどマルチーズとトイプードルの中間的なサイズです。
トイプードルの巻き毛の性質もしっかり引き継ぎますが、比較的やわらかくふわふわとしており、まるでシルクのような触り心地です。
抜け毛に関してはあまり心配する必要はありませんが、毛が伸びるスピードが非常に早いため定期的にブラッシングやトリミングが必要となります。
両親同様に学習能力が非常に高くなつきやすい性格をしています。
活発で気が強いという一面もあるため、積極的に外へ連れ出し運動させたり他の犬と交流させてあげると大変喜んでくれます。
トイプードルのミックス犬を飼う際の注意点
トイプードルのミックス犬は他にもたくさんいますが、以上で紹介したチワプー、ポメプー、そしてマメプーは性格的にも比較的飼いやすい犬種であるため人気があります。
一方でミックス犬を飼う際にはいくつか気をつけるべきことがあるためその注意点について見ていきましょう。
屋内での飼育がオススメ
ミックス犬全般に言えることですが、実際に飼う際には屋内での飼育をオススメします。
というのも、トイプードルのミックス犬に限らずほとんどのミックス犬は小型犬に分類されることが多く、小型犬は他の犬種に比べて体温調整が苦手であり寒さや暑さに敏感であるからです。
長時間外で過ごさせてしまうと風邪やその他の体調不良にも繋がりかねません。
外で運動させたり庭先で遊ばせることは問題ありませんが、特に夏場や冬場にはしっかりと室温調整をした部屋の中で飼ってあげましょう。
毛のケアもわすれずに!
トイプードルはもともと抜け毛がしにくいという性質を持っているため、ミックス犬もその性質をそのまま受け継ぐことが多く抜け毛に関してはあまり心配する必要がありません。
しかし、定期的なブラッシングやトリミングなどの毛のケアは犬種問わず必ず行う必要があります。
特にトイプードルのミックス犬はクルクルとした被毛をしているため散歩や外出時に葉っぱや小さなゴミなどが絡まりやすいです。
そのため、帰宅時にはしっかりブラッシングを行いつつ定期的にトリミングサロンに連れていき毛のケアをしてあげましょう。
トイプードルのミックス犬の種類や性格まとめ
今回は人気のトイプードルのミックス犬の種類やそれぞれの性格について紹介してきました。
以上で紹介したチワプー、ポメプー、そしてマメプーは見た目はもちろんのこと性格に関しても両親の「いいとこ取り」をしているため飼育する際にそれほど手間がかかることはありません。
しかし、いずれも小型犬であることから室温などの適温調節はしっかり行い、また定期的にブラッシングやトリミングなど毛のケアも忘れずに行いましょう。
今回取り上げた3種類の他にもトイプードルのミックス犬は多数います。
実際にミックス犬を飼うことを検討されている方は是非自分に合った犬種を選んでみましょう。