犬を飼う上で毎日しっかりと食事を取らせることは重要ですが、与えても嫌がる、全く食べようとしないといった行動を取ることがあります。
それらの行動にはいくつかの原因があるため、愛犬のためにも対処法をしっかりと身につける必要があります。
犬がえさを食べようとしない!?
実際に犬を飼っている方なら既にご存知かと思いますが、基本的に犬は食べることが大好きな動物です。
食事の時間になりドックフードを見せただけでも、はしゃいだり飛んできたりといった行動を取るほどです。
しかし、中には食事を与えようとしても嫌がって食べようとしない、たくさん残してしまうといった行動を取る犬もいます。
食事は健康的な生活のために必要不可欠なことであるため、早急に対処する必要があるのです。
愛犬がドッグフードを食べない原因とは?
それでは実際に愛犬がえさを食べようとしない、もしくはえさを残してしまう主な原因について考えていきましょう。
心当たりがある方はすぐにその原因を見つけ出し対処する必要があります。
原因1:ワガママになっている
愛犬がえさを食べようとしない原因の一つとして、愛犬がワガママになっている、もしくは食事に関する習慣がしっかりと確立されていないことが挙げられます。
大抵の場合、犬は食事の時間になるとはしゃいで飼い主の元へ寄ってきます。
しかし、「えさを食べなければ飼い主に構ってもらえる」「待っていればもっと美味しいものがもらえる」と思っている甘えたがりな犬は、えさを見せても一向に食べようとしません。
また、食事の仕方や食習慣というのも大きく関連しており、例えば毎日バラバラな時間に食事を与えている場合、また人間の食べ物を与えている場合にも、ペットフードを食べないといった行動を取ってしまうケースが多いです。
原因2:ドッグフードが合わない
ドッグフードの風味や味が愛犬に合わないという理由でも、犬が食事を拒む場合があります。
例え同じ犬種であったとしても、人間と同じように犬にもそれぞれ食に関して好みや嗜好性があります。
犬は嗅覚が優れているため、特に味よりもの風味に強いこだわりがある場合があります。
そのため、以前までは普通に食べていたが、ドックフードの種類を変えた途端に食べなくなった場合には、そのペットフードが愛犬に合っていない可能性が考えられるのです。
原因3:精神的なストレス
性格的な理由、ペットフードの味や風味以外の原因として考えられるのが精神的なストレスです。
犬は人間が思っている以上にデリケートな動物であり、些細なことでも精神的ストレスを抱え込んでしまい、それが結果的に食欲不振の原因につながることもあるのです。
例えば引っ越し等で生活環境が大きく変わった、留守番の時間が多い、飼い主があまり構ってあげないといった理由に加え、時に運動不足が原因で精神的ストレスを抱えてしまうということもあります。
精神的ストレスは食欲不振だけでなく嘔吐や下痢、無駄吠えなどの健康被害にもつながるため、早急に対処する必要があります。
原因4:病気、老化による消化器官の衰え
上記で挙げた以外の原因として、病気や老化による消化器官の衰えも考えられます。
特に内臓系の病気を抱えている場合、もしくはシニア世代の犬は健康で若い犬に比べた食べ物を咀嚼する力、唾液の分泌力、体内での消化・吸収機能が弱まるため、自然と食べることを嫌がる、食が細くなるといった傾向を示すようになるのです。
愛犬にドッグフードを食べさせるための対処法やコツとは?
以上の4つが愛犬がドッグフードを食べない主な原因となります。
しかし、いずれにしても食事は健康的な生活に欠かせないことなのでしっかりと食べさせる必要があるのです。
そこで食事を嫌がる犬に食べさえせるための対処法について見ていきましょう。
運動量を増やしお腹を空かせる
愛犬にえさを食べさせるための対処法として最も単純な方法が、運動量を増やしてお腹を空かせることです。
いつもの散歩よりも少し多めに歩いたり、ドックラン等に連れていき思いっきり運動をさせたりすると、当然ですがお腹が空き、たとえワガママな犬でも積極的に食べようとします。
また、運動をさせることによってストレスの解消にもつながるため、運動量を増やしてお腹を空かせるという方法は効果的なのです。
愛犬に合ったペットフードを選ぶ
先程も述べましたが、犬種が同じでも犬によって好みや嗜好性があります。
そのため、愛犬に合ったペットフードを選んであげましょう。
基本的に市販のペットフードは小型犬や大型犬など体の大きさによって種類が分けられていますが、その場合でも何も問題なく好き嫌いせずに食べることもあります。
しかし、風味や味によって好き嫌いしてしまう可能性もあるため、今与えているドックフードをなかなか食べようとしない場合やたくさん残してしまうのであれば新しい種類のドッグフードを選んであげましょう。
食事のリズムをしっかりと作る
犬を飼う上で最も基本的なことである、食事のリズムや食生活をしっかり確立するということは重要なことです。
愛犬の体の大きさや年齢によって、適切な量、回数で毎日しっかり食事を与えるということは、えさをしっかり食べさせるためだけではなく、体づくりや健康のためにも必要不可欠なことです。
また、その他にもおやつのあげ過ぎや人間の食べ物を与えないようにしっかりと注意することが必要です。
愛犬がドッグフードを食べない原因と対処法まとめ
今回は愛犬がドッグフードを食べない主な原因やその対処法について詳しく紹介してきました。
犬の性格的な理由、もしくは好みなどの些細な原因から、えさを与えようとしても拒むことがあります。
その他にも精神的なストレスを抱えていたり、病気や老化に伴う消化器官の衰えも原因として考えられます。
いずれにしても愛犬の健康的な生活や丈夫な体作りには適切な量の食事、そして食生活が大切であるため、食事に関して何かしらの問題を抱えている場合には以上で紹介したことを参考に、早期解決に努めましょう。