リビングでワンちゃんを遊ばせてあげたいけど、どこでトイレをするかわからずヒヤヒヤ…。
愛犬がトイレを失敗し、「なんでトイレを覚えてくれないの!」そんな気持ちになった経験がある飼い主さんもいるのではないでしょうか。
犬にトイレを覚えさせるには正しいしつけ方法があります。
今回は愛犬がなぜトイレを覚えられないのか、なぜはみ出してトイレをするのかという疑問から、犬にトイレを覚えさせる正しいしつけ方法まで紹介します。
トイレの失敗はストレスを感じてるサイン!?
人間も小さいころトイレトレーニングが必要なように犬にもトイレのしつけは必要です。
ただいくら教えても覚えてくれないのには理由があるのかもしれません。
まずは、なぜ犬がトイレを覚えることができないのかについて見ていきましょう。
なぜトイレを覚えることができないの?
犬がトイレを覚えられないのにはそれなりの理由があると考えられます。
その1番の要因としては「正しくトイレの場所を覚えられていない」ということがあげられます。
子犬だけでなく成犬になってもトイレの場所を間違って覚えていることさえあります。
犬は人間のように視覚や位置で覚えているわけでなく、「臭い」や足裏の感覚で場所を認識しているといわれています。
そのため臭いが残っていると「毎回同じ場所でトイレを失敗してしまう」ということがおきたり、カーペットをトイレと勘違いしてしまうということがあります。
トイレの失敗は愛犬からのストレスサイン!?
トイレの場所を覚えられない理由はもちろん「正しくトイレの場所を覚えられない」だけではありません。
その他の主な理由としては
- 構ってほしいがための欲求行動
- 年齢による痴呆の可能性
も十分考えられます。
また中には何らかのストレスを感じており、トイレを失敗することで飼い主にアピールしている可能性もあります。
これらのストレス行動を放っておくと病気に発展する可能性もあるので、早めに手を打つ必要性があります。
犬にトイレを覚えさせるための正しいしつけ方って?
前の項でなぜ犬がトイレを覚えられないのかわかりました。
犬にトイレを覚えさせるには正しいしつけ方法があります。
具体的に順を追って解説しますので正しく犬にしつけをするため、1から順に見ていきましょう!
犬にトイレを覚えさせるための前準備
何事にも下準備が大切。
犬にトイレを覚えさせるためには犬がトイレを覚えやすい環境を作ってあげることが大切です。
まずはサークルを用意して、トイレトレーを用意します。
トイレシーツを破ってしまうワンちゃんの場合は網の網のついたトイレトレーを用意します。
また、犬の特性上フカフカなものに排泄しまいがちなので、トイレを覚えるまでは毛布やドックベッドは置かないほうが効果的です。
トイレシーツ内でトイレをさせる
犬にトイレを覚えさせる一番大切なことはトイレトレーの中でトイレをさせることです。
トイレトレーでのトイレを確実に成功させてからサークルの外に出すようにしましょう。
トイレをトイレトレー以外でさせない
サークル内のトイレトレー以外でトイレをさせないこともトイレを覚えさせることで大切なことです。
サークルの外から出てからは目を離さず、トイレをしそうな時間になったら飼い主がトイレに誘導してあげることも大切です。
「いつトイレするかなんてわからないよ!」という方も多いと思います。
参考までに子犬は約30分~1時間、少し大きくなると2~4時間に1回トイレをすると言われています。
これらに関しては、成犬になってからのワンちゃんも同様です!
トイレのしつけに失敗しても諦めず、根気よく続けることをおすすめします!
犬にトイレを覚えさせる上での注意点
上の項で犬にトイレを覚えさせる正しいしつけ方法がわかったと思います。
ただ正しいしつけ方法を実践するうえで気を付けないといけないことがあります。
犬にトイレを覚えさせる上での注意点を見ていきましょう!
サークルの外に出したときは目を離さないこと
上でも言った通り、犬にトイレを覚えさせる上で1番大切なことはトイレトレーの上でトイレをさせることです。
少しでも目を離した隙に、トイレをしてしまうこともしばしば…。
極力目を離さずに、トイレへと誘導してあげましょう。
繰り返しトイレを失敗してしまう場所を管理する
上の項でも言った通り、犬は視覚ではなく臭いや足の裏の感覚でトイレを認識しています。
何度も同じ場所で失敗してしまう場合は、その場所に行かせないようにゲートを付けたり、フワフワしたマットをなくすなどの工夫も必要です。
叱らない
犬のトイレをしつけする上で1番してはいけないことが「叱ること」です。
トイレに失敗して叱られると犬は「飼い主の前でトイレをすると怒られる」という認識をし、飼い主から隠れてトイレをするようになります。
上でも言った通り、犬がトイレを覚えない理由は正しいトイレの場所を覚えていないだけです。
根気よくしつけを続け、もし失敗しても「まだ覚えていないだけ」と広い心をもって接しましょう。
トイレからはみ出してしまう理由と解決策
ワンちゃんがトイレをするときに
「あと一歩前に行ってくれればいいのに!」と思うことはありませんか?
トイレからはみ出してしまう理由とその解決法を見ていきましょう。
あと一歩!どうしてトイレからはみ出てしまうのか?
「場所はあってるんだけど少しはみ出てる…。」飼い主ならば一度は経験したことがあるでしょう。
主に考えられる理由としてはこのようなものが挙げられます。
トイレシートの汚れ
犬という動物は綺麗好きなことで有名で、特に足が汚れることを嫌うといいます。
トイレシートが汚れていると、犬はシートを踏むのを嫌がりはみ出してトイレをすることがあります。
一回一回トイレシートを付け替えるようにするだけでも効果的です。
周囲の環境の変化
先ほど犬は綺麗好きな動物といいましたが、それだけでなく犬は環境の変化に敏感な動物です。
ある時を境にトイレからはみ出すことが増えた場合、はみ出す前と後でトイレ周辺に新しくものを置いていないか確認してみるといいでしょう。
よくある事例としては、反射する鏡などがあり、その方向を向きたくなくてはみ出してしまうなんてことも。
以上のことを踏まえてはみ出してしまう場合の解決策を見ていきましょう。
犬がトイレをはみ出してしまう時の解決策は?
上で見た2つの項目の解決方法は簡単です。
トイレシートの汚れ
→こまめにトイレシートを変える
周囲の環境の変化
→以前の環境と見直して犬が過ごしやすい環境を整える
しかし、はみ出すことが癖になってしまって、原因を取り除いても直らない場合があります。 その場合の解決策の手順を見ていきましょう。
①トイレをいったん大きいものに変更する
先ほども言いましたが、犬は視覚でトイレを判断し判断しておらず、「大体ここらへんでしょ」くらいの感覚でトイレをしていることが多いといわれています。
このような場合には大元のトイレを大きくするのが一番手っ取り早いです。
②トイレで確実に排泄をさせる
はみ出してしまう場合もトイレを覚えていない場合と同様です。
飼い主が犬のトイレの感覚をある程度管理してあげて、はみ出さないようにトイレをさせることが大切です。
③トイレのサイズを小さくする
はみ出さずにトイレをする習慣がついてきたら徐々に小さいサイズのトイレに変更してあげましょう。
上手くしつけができている場合は、トイレの場所をしっかり把握し、はみ出さずにトイレができるようになっているはずです!
このような方法を試して愛犬にトイレの場所を覚えさせてあげましょう。
トイレのしつけは根気が大切なので、諦めず徹底的にしつけしなおしましょう。
トイレを覚えない!はみ出す!そんなワンちゃんのための便利グッズを紹介!
何度しつけ直してもトイレの場所を覚えない…。
毎回はみ出してトイレをしてしまう…。
そんなお悩みを抱えている飼い主の方必見!!
ワンちゃんのトイレトレーニングを補助してくれる便利グッズを紹介します!
愛犬をトイレまで誘導!?トイレ学習用のスプレー
この記事では何度も言っていますが、犬は視覚でトイレを認識せず臭いや足の触感で判断しています。
ワンちゃんの判断基準である臭いでトイレまで誘導させる画期的な商品があります。
それがジョイペット ザ・しつけ トイレの学習 100ml です。
普段使っているトイレシーツにスプレーをすることで、トイレへ誘導させ、そこがトイレだと認識させる臭いが配合されています。
また、臭いは人間には感じられない程度の臭いのため部屋が臭う心配はありません。
飛び跳ね、トイレシーツのいたずら防止!トイレトレーニングに最適なトイレトレー
愛犬がトイレをする際に飛び跳ねてしまって結果掃除が大変。
遊んでトイレシーツを噛んでぐちゃぐちゃにしてしまう。
そんな悩みを解決してくれるのが
リッチェル しつけ用 ステップ壁付きトイレ レギュラー です。
このトイレトレーは幅49cm、奥行35.5cm、高さ16cmもあり確実に飛び跳ねを防止してくれます。
トレーには取り外し可能のメッシュが付いており、ワンちゃんのトイレシーツへのいたずら防止にも有効です。
またこの商品にはワイドサイズもあり、幅67cm、奥行48.5cm、高さ19.5cmとトイレの際にはみ出してしまうワンちゃんにおすすめなサイズ感です!
まとめ
以上愛犬がトイレを覚えない、はみ出してしまう時の正しいしつけ方でした。
犬という動物は人間が思っている以上に敏感な動物で、多少のことでもストレスを感じてしまいます。 なぜトイレを覚えないのか、はみ出してしまうのかワンちゃん側の気持ちになって考えてあげることでおのずと答えが導かれるかもしれませんね。
犬がトイレを覚えるにはもちろん個体差があります。
しつけを始めてすぐにできるようになるワンちゃんはほんの一握り。
飼い主も諦めずに、根気よくしつけてあげましょう!