チワックスの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、チワックスのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
チワックスの平均寿命は?
チワックスの平均寿命について紹介します。
残念ですが、ミックス犬という言葉が誕生し流行りだしたのがここ数年の話であり、チワックスについてのデータは十分でないというのが現状です。
ですが純血種より混血種の方が、体が強く寿命は長いと言われています。
チワワもダックスフントも15年前後生きるとされていますので、もしかしたら20歳越えも夢ではないかもしれませんね。
チワックスの寿命と長生きするコツ
チワックスの長生きのコツについて紹介します。
適切な食事や運動の管理はもちろんですが、やはり病気にかからないということが、何よりも長生きへの近道ではないでしょうか。
遺伝から多くのチワックスが、ダックスフントと同じ胴長短足体形になります。
ダックスフントでも非常に気を付けたい病気が椎間板ヘルニアです。
長い胴体を短く細い脚だけで体を支えているので、腰への負担がかかりやすい体形をしており、椎間板ヘルニアを発症しやすいのです。
椎間板ヘルニアの詳細はまた別の項目で紹介させてもらいますが、このようにどのような病気にかかりやすいかを理解し、それに対して対策しておくことがストレートに長生きに直結します。
また他にはストレスも禁物です。
私たちもできる限りストレスのない生活を送りたいですよね。
ワンちゃんも同じで、できる限りストレスをかけてあげないようにしましょう。
ストレスをかけないコツは、私たちが犬という生き物の性質を理解し、たくさんの時間と愛情を注いであげることです。
チワックスのかかりやすい病気は?
チワックスのかかりやすい病気についてですが、先ほど紹介したようにまずは「椎間板ヘルニア」が挙げられます。
まず椎間板とは、背骨の骨と骨の間にあるゼラチン状の組織のことで、これがクッションの役割を持ち、腰を曲げたり延ばしたりできる仕組みになっています。
そしてヘルニアとは、体内にある内臓などの器官が本来あるべき場所からズレてしまうことを言います。
つまり椎間板ヘルニアとは、背骨にある椎間板がズレてしまうことを指します。
軽度であれば痛みで済むのですが、重度の場合は下半身不随になり、歩くことも出来なくなってしまいます。
また他のかかりやすい病気としては「膝蓋骨脱臼」があります。
こちらは俗にいう膝の皿が外れしまうことを指します。
そしてこの2つの発症率を上げてしまう「肥満」には注意をしなければなりません。
チワックスのかかりやすい病気のサイン
「椎間板ヘルニア」と「膝蓋骨脱臼」が発症した際のワンちゃんがとるサインについて紹介します。
椎間板ヘルニアも膝蓋骨脱臼も軽度なものから重度なものまであるので一概には言えませんが、少なくとも何かしら足腰に異変が起きます。
少し痛い場合足を引きずったり、痛い足を守るように歩いたり、歩き方に異変が起きます。
また起き上がる時や座る時も、いつもとは違った動きになります。
他には抱っこを嫌がったり、散歩を嫌がったり、動くことを拒むようにもなります。
椎間板ヘルニアは酷くなってくると、排便や排尿もうまくできないようになります。
早期的に犬の動きの変化に気づけるように、日ごろから愛犬の歩き方等の動きをチェックしておいた方が良いでしょう。
病気の予防法と対処法
「椎間板ヘルニア」と「膝蓋骨脱臼」の両方の予防として、とにかく足腰に負担をかけさせないことです。
床がフローリングの場合、爪が引っかからずに滑るため、ワンちゃんはとても歩きにくく足腰にかかる負担が大きくなります。
カーペットを敷くなど、歩きやすい環境を作ってあげなければなりません。
そして大きな段差に飛び乗ったり、飛び降りたりさせることも厳禁です。
見た目は毛でフワッとしているため分かりにくいのですが、小型犬は触ってみるととっても細い骨をしています。
そんな細い骨で体を支えているので、私たちにとってはたいしたことのない段差でも、愛犬の骨にとっては大きな負担となるのです。
ベッドやソファに飛び乗るようでしたら、犬用の階段を購入し、設置してあげてください。
また胴長のチワックスの場合、運動のさせすぎも腰に負担を与えます。
犬は運動が大好きな子が多いので少し心苦しいかもしれませんが、ここは心を鬼にして、過度な運動は避けるようにしましょう。
そしてもう一つ気を付けたいのが抱っこです。
変な抱き方をしても腰に負担がかかります。
抱き上げるときは腰から持つのではなく、全身を包むように、腰を意識すると良いでしょう。
最後に「肥満」にも必ず注意しなければなりません。
足腰の負担にダイレクトに繋がります。
先ほども述べたように過度の運動は避けた方がいいので、食事には気を付けましょう。
高カロリーやおやつはできるだけ避け、低カロリーな食事にすることをおすすめします。
チワックスの老化のスピード
チワックスの老化のスピードについて説明しますが、あくまでも目安程度に考えて下さい。
犬種によりある程度傾向はありますが、遺伝による個体差や環境による影響が非常に大きいです。
何歳になったからシニア犬だという捉え方ではなく、しっかりと愛犬の現状を把握し、過去と比べてどうなったか比較しながら考えていくのがベストです。
一般的に小型犬は7~8歳くらいからシニア犬、11歳以降から高齢犬と言われています。
ですが適切な管理をしながらしっかりと飼育をすれば、15歳でも若い犬には負けない元気な子でいてくれるかもしれません。
チワックスの老化に伴う外見の変化
年齢を重ねていくと、今までつやつやだった毛並みも少しずつバサバサになっていきます。
かわいい愛犬でいてもらうためにも、被毛のケアは今まで以上に力を入れていきたいですね。
少しずつ筋肉も落ち、歩き方も以前よりノロノロになります。
そして筋肉量が落ちてくると、腰にかかる負担も大きくなってきます。
シニア犬を意識し始めたあたりから、腰にもより意識をもっていかなければなりません。
チワックスに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
チワックスはやはり腰への負担が気になります。
シニア犬になると筋肉が徐々に落ちてきて、腰への負担も大きくなりますので、できるだけ筋肉を維持したいところです。
そのため、おすすめの食べ物は「ささみ」もしくは「むね肉」です。
鶏肉の良質なたんぱく質が、筋肉を作るお手伝いをしてくれます。
カロリーも低いため、肥満の心配もあまりありません。
そして肥満にならないよう、高カロリーの食べ物は避けるようにしましょう。
チワックスに適した散歩の量は?
犬は基本的に運動が大好きな子が多いですが、チワックスは先ほども述べたように、運動をさせすぎてしまうと腰に負担がかかり、椎間板ヘルニアの原因になってしまう恐れがあります。
かといって運動をさせないと肥満の原因にもなりますし、ワンちゃんにとって非常にストレスが溜まります。
散歩は約3日に1回、1時間以内を意識しましょう。
もしこれでストレスを感じているようでしたら、散歩の時間を減らし、頻度を上げることをおすすめします。
運動のさせすぎはよくありませんが、させなさすぎもよくありません。
少しバランスが難しいですが、適度な運動を心がけましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
全てではありませんが、チワックスは一途がゆえに排他的になってしまう性質を持った子がいます。
その場合、自宅に家族以外の人が来た時や散歩中他の犬に遭遇してしまった時に吠えてしまったり、トリマーさんを嫌がったりと、非常にストレスを溜めやすくなってしまいます。
そのため小さな頃からたくさんの人や犬に触れ合わせて、誰とでも仲良くできるようにしておいた方が、愛犬にとっても私たちにとってもプラスになります。
そしてとっても一途で飼い主大好きっ子が多いので、できる限りの愛情と時間を注いであげましょう。
1日の大半を放置してしまうと、とても寂しがります。
私たちには会社や家族、友達等たくさんの誰かがいますが、ワンちゃんにはあなたしかいないのです。
チワックスの寿命に関するまとめ
チワックスについて、いかがでしたでしょうか。
正直ミックス犬についてはまだデータが少なく、はっきりと言えることがほとんどないのが現状です。
ミックス犬の方が各々の血を薄め合うので体は丈夫になるのですが、その反面それぞれの犬種がかかりやすい病気にかかってしまう恐れもないわけではありません。
ミックス犬は丈夫だからといって高を括るのではなく、両方の犬種についてしっかりとした知識を身に着け、元気で長生きのチワックスが1匹でも多く増えることを心より願っています。