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動物病院の医療費の相場が知りたい!ボッタクリ回避のポイントとは

動物病院の窓口で請求書をみて驚かれた経験はありませんか?今回はそんな動物病院の医療費の相場について調査しました。「これってボッタクリ?」そんな疑問を解消するための様々な情報をまとめました!

言葉を発することが出来ないペットとのコミュニケーションに頭を悩まされることは多々ありますが、飼い主として最も注意しなければならないのが、体調についてですよね。

いつもと様子が違ったり、なんとなく元気がなく感じられた時は、少しでも早く動物病院に連れて行くことが、ペット自身にとっても飼い主さんにとっても重要です。

とはいえ「動物病院ってとにかく高いからどこを選べばいいのかわからない」という方も多いと思います。

今回はそんな動物病院の医療費について詳しく調べてみました。想定外の請求やボッタクリを回避するためのポイントについてもまとめましたので、ぜひご覧下さい!

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動物病院を吟味する重要性

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ペットを飼うということは、命をあずかるということです。かけがえのない命を自分が責任をもって守るんだという覚悟が必要です。

わたしたち人間も、何かあった際はなるべく良心的で信頼できる医師・病院で診てもらいたいと考えますよね?

しかし動物は自分の意思で病院を選ぶことは出来ません。飼い主であるわたしたちがしっかりと調べ、吟味する必要があります。

犬や猫の平均寿命は増加傾向

ペットとして最も飼われている犬、猫の平均寿命は、上昇傾向にあります。

昨年(2017年)の犬の平均寿命が14.19歳、猫が15.33歳で、5年前(2012年)に比べ犬、猫ともに伸びています。

平均寿命増加の背景としては、ペットフードの高品質化や飼い主の意識向上等ありますが、最も大きいのはやはり獣医学の発展でしょう。医薬品の進化なども含みます。

ペットの平均寿命が伸びることにより、飼い主として動物病院にお世話になる機会が増えていくでしょう。

信頼できる動物病院を見つけることが重要

大切な家族であるペットの命をみてもらうため、動物病院は慎重に選びましょう。

近くにたくさんあるから、特定の病院にこだわる必要がないという方もいらっしゃるかもしれませんが、かかりつけの獣医さんがいることによるメリットは色々あります。

小さい頃からのデータによって体型や体調の変化に気づいてもらいやすかったり、その子の特性・性格を知ってもらっていることで得られるアドバイスなどもあります。

とはいえ、気になるのは費用の問題ですよね?動物病院で治療費の請求をみて驚いたという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

動物病院、いくらぐらいかかる?

ということで、動物病院の治療費についての情報をまとめていきたいと思います。

医療費の相場なども調査してみました。

治療費の基準がない理由とは?自由診療についての説明

動物病院は自由診療になります。ちなみに自由診療とは国による定めや制限がない医療のことです。

しかし保険の適用もないため、治療費の全額が個人負担となり、治療費も病院によって差があるというのが特徴です。

動物病院が高いと感じることが多いのは、保険適用がないというのが一番の理由です。

人間の場合、国民健康保険の適応により、窓口で支払う金額はかかった医療費の3割(75歳以上は1割負担)になります。

動物の医療費が人間よりも高く設定されているというわけではなく、全てが個人負担となるため高く感じるというわけです。

動物病院の医療費相場を調査

ということで、自由診療である動物病院の医療費には明確な基準がないということがわかりました。

しかし、あまりに高かったりあまりに安かったりする病院は敬遠されてしまいがちですので、ある程度の相場や傾向はあるようです。

以下が、よくある費用についての大まかな相場です。

初診料:500~1500円
再診料:0~1000円
犬ワクチン代:5種混合で5~7千円/8種混合で6~8千円
猫ワクチン代:3種混合で4~5千円/4種混合で6~7千円
レントゲン代:4千円前後
去勢手術費:犬で2~3万円/猫で1~2万円
避妊手術費:犬で2~5万円(身体の大きさにより変動)/猫で2~4万円
入院費:2~4千円(大型犬などは更に高くなる)

参考URL:家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(H27)

犬に関しては、小型犬か大型犬かによって値段が大きく変わります。

去勢手術の場合はそれほど変わりませんが、避妊手術に関しては3万円以上の差が出る場合もあります。

また入院費に関しましては、小型犬と猫は3000円前後が相場となっているようですが、中型犬・大型犬は5000円以上という動物病院も多いようです。

自由診療とは、金額だけでなく治療の中身や付随するサービス内容などもそれぞれ異なっています。あくまでご自身で金額を調べる際の1つの指標として参考にして下さい。

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ボッタクリを回避するために!筆者体験談も

「動物病院でぼったくられた!」という話を聞く機会、結構ありますよね。

とはいえ、相場にも開きがありますので、金額だけみて高いか安いかを判断することは出来ません。

医療費の請求に納得が出来ないという状況を回避するためには、支払いの前段階で注意することが非常に重要なんです。そのポイントについてご説明していきたいと思います。

ボッタクリ回避のポイントとは

まずは、下調べが大切です。一番手軽で良いのが同じような動物を飼われていて、自分が信頼できる相手からの口コミです。

インターネットやSNSなどで病院の口コミなどを見ることも出来ますが、中には悪い方にばかり偏ってしまっている場合もあります。

人の印象は様々な状況によって変わりますので、より具体的に質問できる相手からの口コミが望ましいです。

また、実際に動物病院に電話したり来訪したりして、気になる点について積極的に質問してみるというのも有効です。大体の医療費が把握できるという利点もですが、そこで飼い主の気持ちに寄り添い、具体的に答えてくれる動物病院は、それだけ良心的であるとも言えます。

想定外の医療費!筆者の体験談

かくいうわたしも、想定外の医療費の請求に困惑した経験があります。

飼い猫が具合が消化不良になった際、近くの動物病院で受診し、そのまま点滴の処置をしてもらうことになりました。点滴が終わるのが2時間後という話を聞き、家から数分の場所でしたので一旦家に帰宅し、2時間後に迎えにいきました。

幸い症状も落ち着き、さぁ会計をして帰ろうというときに請求書をみると、「あれ、思ったより高いような…」

窓口で確認したところ、丸1日分の入院費が計上されていることがわかりました。

金額は4千円程だったと思いますが、「2時間の預かりが、丸1日の入院と同じ扱いになるのか」という驚きと、事前に説明がなかったという点で、金額以上のショックを受けた覚えがあります。

もちろんわたし自身も医療費に関して積極的に聞いておけばよかったなという反省もありましたので、それ以降他の病院を受診する際はなるべく事前に質問するようになりました。

これがボッタクリだったかどうかということはさておき、事前に説明がなかったというのは、その後の不信感に繋がりますので、1つの目安となるかもしれません。

ボッタクリを避けるために必要な対策とは

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何をもってボッタクリというかは難しいところではありますが、自分が納得して治療費の支払いが出来るかどうかというのは非常に重要です。

ということで、納得して治療費を支払うためのポイントについてまとめましたのでご説明いたします。

かかりつけの動物病院を早めに見つけておく

一番良いのは、ペットを飼ってすぐにでもかかりつけの病院を見つけておくことです。

病気というのは予測がつきません。急遽やってくるものです。いざ受診が必要になった際に、ゆっくりと吟味したり調べたりする時間はありません。

慌てて駆け込んだ病院がたまたま良心的ではなかった場合、高額な医療費を請求されるリスクが高まります。

いざという時のためにも、早め早めにかかりつけの病院を見つけておきましょう。

ペットに異変がみえたときは早急に受診する

またペットの体調に異変を感じた際は、すぐに受診するというのも大切です。

初診料や再診料は1000円前後のところが多いので、そもそも思い違いだったとしても、大きな額にはならないはずです。

逆に様子を見すぎた結果いよいよ体調が悪くなってしまった際は、夜間診療などの時間外診療を利用するしかなく、医療費がぐんと高くなりますし、何より重症化し命に危険が及ぶ可能性も高まります。

症状の大小に関わらず、獣医師さんはきちんと診察してくれますので、少し様子がおかしいと感じた段階で、病院に連れて行きましょう。

定期的に通いうことで関係性を築く

かかりつけの動物病院に定期的に通うというのも有効です。

初診だから、常連だからといった理由で、請求内容が変わるといったことはありませんが、関係性を築くことで自分自身が気軽に質問しやすいといったメリットがあります。

もちろん久しぶりの受診という場合でも、積極的に質問するのがベターです。

それぞれのポイントに共通して言えることは、窓口でいきなり知るのではなく、事前に費用についての不安や疑問を取り除いておくということですね。

病院に訪れる前に電話をして尋ねておいたり、受診前の待合室や受診時にもしっかり質問して、出来るだけクリアーにしておくことが大切です。そこで言葉を濁したり、具体的な説明をしてくれない場合は要注意です。

動物病院の医療費相場|まとめ

今回は動物病院に関する様々な情報をまとめました。動物病院の医療費の相場や、注意するポイントなどについてもお届けしてまいりました。

良心的な動物病院の見極めというのは、なかなか難しいことかもしれませんが、自分の大切なペットがいざ体調を崩してしまったときに、安心して診てもらうためにも、なるべくはやくかかりつけの病院を見つけておきましょう。

また、最近では任意のペット専用の健康保険なども増えてきているようです。

いざというときに治療費の不安を少しでも軽減したいという方は、そういった任意保険に加入するのも1つの手ですね。

参考にして頂けると嬉しいです。ご覧頂きありがとうございました。

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