インコのおやつについて

インコにさつまいもをおやつとしてあげてもいい?量やあげる頻度とは

インコにさつまいもをおやるとしてあげる方もいますが、生であげるのはインコの体調不良の原因となってしまいます。また、おやつとしてあげる量や頻度についても知っておきましょう。

さつまいも食べていたら、インコが欲しそうに見ている…その熱い視線に負けて、ついついおすそ分けをしてあげたくなってしまいますね。

でも、インコには食べてもいい野菜とダメな野菜があるため、何でもあげてしまうのは危険です。

そこで今回は、インコにさつまいもをおやつとしてあげてもいいのかと、おやつとしてあげる量や頻度についてご紹介します。

Sponsored Link

インコにさつまいもをおやつとしてあげてもいい?

インコの主食はペレットですが、おやつにシードをあげている方も多いのではないでしょうか。

でも、インコは野菜が大好きですね。

野菜にはインコが必要とするビタミン類が豊富に含まれているものも多く、水分補給にもなるため毎日少しずつあげる分には問題ありません。

しかし、さつまいもとなると野菜は野菜でもまたちょっと違ってきます。

ここでは、インコにさつまいもをおやつとしてあげてもいいのかを見ていきましょう。

インコに火を通したさつまいもは大丈夫

結論から言ってしまえば、インコにさつまいもをあげることは問題ありません

ただし、茹でたり蒸かしたり、焼いてあるなどの火を通したさつまいもに限ります。

基本的にインコには自然な状態の生野菜をあげるのですが、さつまいもは火を通したものでないとダメです。

生のさつまいもは消化器官に負担がかかってしまったり、アクが強すぎて胃腸の調子が悪くなることもあります。

人間でも同様な症状が表れる場合があるのですから、体の小さいインコには生のさつまいもは与えてはいけません。

インコのためにもインコが食べられるものはなんでも与えておく

インコが1日に必要な栄養が詰まっているのはペレットですが、インコが病気になってしまった時に何も食べなくなってしまうことが一番危険です。

もともとインコは、食べたことのないものは警戒して食べてくれないこともありますが、普段からいろいろなものを食べさせておくことで、食べられるものだと覚えさせておくことが重要になってきます。

病気で何も食べないインコに対して、獣医師は「何でもいいから食べさせて、そのう炎になったらその時に治療すればいいのだから」と言うほど、インコはとにかく消化器官を動かさなければ命に係わるということです。

そのう炎とは、インコが一時的に餌を貯めておく食道の拡張した部分が炎症を起こすことで、吐き戻しと違った嘔吐が症状として表れます。

インコのためにも、普段からインコの食べられるものを食べさせ、覚えさせておくことで病気になってしまった時の命をつなぐ手段や、そのう炎回避のためにも役立つのです。

さつまいもの量やあげる頻度は?

さつまいもをおやつとしてインコにあげる時は、どれくらいの量や頻度であげればいいのでしょうか。

ここで詳しく見ていきましょう。

ほんの1口~2口の量で十分

さつまいもは、とても栄養価の高い野菜です。

糖分も多く、インコにあげすぎてしまうと肥満になることもあるため、おやつとしてあげるのは1口~2口程度の少量にしておきましょう。

インコよりも体の大きな犬でさえ、一かけら以上はあげすぎとなってしまうのですから、少量で十分ということがお分かりいただけるのではないでしょうか。

火を通したさつまいもには甘みがあるため、インコによっては「もっとちょうだい」とおねだりしてくることもあるでしょう。

しかし、ペレットで十分な栄養が摂れているのですから、あげすぎは肥満のもととなるため注意が必要です。

あげる頻度に決まりはない

インコにさつまいもをおやつとしてあげる頻度に、決まりはありません

毎日あげる方もいれば、さつまいもの美味しい時期だけあげる方もいます。

頻度や量に特に決まりのないさつまいもですが、肥満にだけは気を付けてくださいね。

インコが肥満になってしまうと危険なことも

さつまいもが肥満の原因だけなら大丈夫だろうと、インコが欲しがる度にあげてしまうのは、インコのためになりません

可愛いインコに欲しがられたらあげたくなってしまう気持ちはわかりますが、グッと我慢しましょう。

インコの肥満は、体が重くなって飛べなくなってしまったり、足に負担が掛かって痛めてしまったり、肝機能障害や動脈硬化、心臓疾患などのさまざまな病気になる可能性が高くなります。

インコの適正体重はそのインコによって変わってきますが、獣医師に相談すれば適正体重を算出してくれますよ。

インコが食べていい野菜や果物は?

果物を食べるインコ

余談ではありますが、さつまいも以外にインコが食べてもいい野菜や果物をご紹介しておきます。

もしもの時のためにも、おやつとしてたまに与えてあげてみてくださいね。

Sponsored Link

インコが食べていい野菜

  • チンゲン菜
  • 豆苗
  • ニンジン
  • とうもろこし
  • クレソン
  • ブロッコリー
  • カリフラワー
  • 白菜
  • サラダ菜
  • チシャ菜
  • きゅうり
  • キャベツ
  • ピーマン・パプリカ
  • 大根の葉
  • ニンジンの葉
  • 枝豆・えんどう豆(茹でたもの)
  • かぼちゃ(火を通したもの)

などです。

生の野菜は農薬などを落とすためにもよく水で洗って水気を切ってからあげるようにしましょう。

白菜やきゅうりなどの水分の多い野菜は、たくさんあげすぎてしまうと下痢となることもあるため、少量にしておいてくださいね。

インコが食べていい果物

  • リンゴ
  • オレンジ
  • バナナ
  • ドライフルーツ

などです。

果物は栄養価が高く糖分が多いため、あげすぎは肥満となるため注意が必要です。

また、果物の種はインコにとって中毒を起こすものもあるため、絶対にあげないでくださいね。

インコにさつまいもをおやつとしてあげる|まとめ

今回は、インコにさつまいもをおやつとしてあげてもいいのかと、食べさせてもいい量や頻度についてご紹介しました。

さつまいもはみんなが大好きなおやつではありますが、インコが欲しがるたびにあげてしまうのは肥満の原因となってしまうので、十分に注意してくださいね。

また、インコが病気になってしまった時には、さつまいもは栄養価が高いためとても重宝する食べものです。

インコに食べられるものだと覚えておいてもらうためにも、たまにはさつまいもをおやつであげるようにしましょう。

コメントを残す

*