セキセイインコの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、ペットにはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、セキセイインコのかかりやすい病気やその予防法、ペットの種類に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
セキセイインコの平均寿命はどれくらい?
セキセイインコの寿命は7年~8年といわれていますが、丈夫な小鳥ですから、健康に気遣って飼育環境が整っていたり、病気をしていなければ10年以上生きる個体も多くいるようです。
なかには19年ほど生きた例もあるようです。
セキセイインコの寿命と長生きするコツ
セキセイインコは、小鳥の中でも丈夫で飼いやすく人懐っこい性格ですが、繊細でさみしがり屋な一面もあります。
また、メスは少し気性がきつい個体もいます。
ストレスを溜めさせないことが大切で、ケージに入れっぱなしにするのではなく、1日1回は家の中で放鳥してあげましょう。
ケージから出すときは、窓や扉はしっかり閉めてくださいね。
ケージにいるときは声をかけるなどして、コミュニケーションを取ってください。
かまわなすぎるとストレスを溜めて、毛引き症や自咬症などを引き起こしてしまいます。
ケージから出しているときに一緒におもちゃなどで遊んであげてください。
ケージは汚れたら掃除をして清潔に保ってあげてください。
そうすることで、感染症や病気などの予防になります。
また、餌と水は毎日かえてあげてください。
餌を毎日かえることで栄養の偏りを防ぐとこができ、水は放っておくと腐ってくるため、細菌などの温床になってしまい、その水を飲むことで病気になってしまうため、必ず新しいきれいな水に毎日入れ替えてあげてください。
少しでも長く一緒にいるために、清潔な環境を整えてあげてください。
セキセイインコのかかりやすい病気は?
セキセイインコのかかりやすい病気をご紹介します。
マクロラブダス症は子?菌類のマクロラブダスにより発症します。
症状として、嘔吐や食欲不振、下痢などがあり、黒色の便を排出します。
卵づまりは、カルシウム不足やストレスによって起こります。
症状として、食奥不振や呼吸促拍、巣の近くで苦しそうにしている様子などがあります。
精巣腫瘍は、過発情による精巣の肥大と高温により発症します。
症状として、くちばし上部のろう膜の褐色化や脚麻痺、呼吸困難などがあります。
腎不全は、脱水やタンパク質の過剰摂取などで発症します。
症状として、食欲不振や多飲多尿、脚麻痺などがあります。
自咬症は、環境などのストレスが主な原因です。
症状として、羽毛下の皮膚をかじり、出血多量や感染症になることがあります。
少しでも異常が見られる場合は早めに病院を受診してください。
セキセイインコの病気のサイン
セキセイインコのかかりやすい病気のサインは、共通していえるのは食欲不振や嘔吐、下痢などがあります。なかにはストれ合うが原因のものもあるので注意しましょう。
また、見た目に変化がわかるものとしては、くちばし上部のろう膜の褐色化やお尻周りの腫れなどです。
お尻周りの腫れには、卵づまりや精巣腫瘍、腹水が溜まっていたりすることもあり、命にかかわりますので早めに病院を受診してください。
また、糞が濃い緑色の場合は、鉄製のものをよくかじっていることがあります。
身体によくないものを摂取していることになるので、鉄製のものはカバーを付けるなどしてかじらないように気を付けてあげてください。
病気の予防法と対処法を紹介
セキセイインコのかかりやすい病気の予防と対処法をご紹介します。
子?菌類のマクロラブダスにより発症するマクロダブラス症は嘔吐や食欲不振、下痢などの症状が見られますが、予防として、糞や吐物をあやまって食べると感染するため、ケージの掃除や殺菌はこまめに行ってください。
カルシウム不足やストレスなどで卵づまりを起こしてしまうことがあり、予防として、ボレーなどのカルシウムを摂取させて、栄養バランスの餌を与えてあげてください。
過発情で精巣が肥大してしまう精巣腫瘍は、くちばし上部のろう膜の褐色などで気づくことができますが、うまく発情を抑えることができれば防ぐことができます。
あまりに発情するようであれば、抑制剤を与えるといいでしょう。
脱水やタンパク質の過剰摂取などで腎不全を発症することがあり、食欲不振や多飲多尿などの症状がみられる場合は病院を早めに受診してください。
予防として、バランスの良い食事とビタミン税を与えると良いといわれます。
ペットショップなどで水に混ぜるビタミン液なども販売されています。
環境などのストレスが原因で起こる自咬症は、自身の羽毛下の皮膚をかじり出血多量になったり、感染症になることもありますが、予防として、カラーの装着や飼い主と適切な距離を保つことで解消されます。
これらの病気を引き起こさないようにするためにも、ストレスを与えないよう、過ごしやすい環境を整えて、食事の管理をしっかり行うことで、飼い主が日頃から気遣ってあげることが大切です。
セキセイインコの老化のスピード
セキセイインコの寿命は7年~8年といわれていて、人間の年齢でいうと生後4年くらいで50歳ほどになると言われています。
なかには飼育環境などが良いと10年以上生きる個体もいるようです。
小鳥は年をとっても若鳥のときとほとんど見た目に差はありません。
少し羽根のつやがなくなってきたり、飛び回る運動量が少し落ちる程度です。
ですが、かなり高齢になると止まり木にとまって、じっとしている時間が多くなったり、ケージ内の移動が思うようにできなかったりします。
足が弱くなってきて止まり木から足を踏み外すこともあります。
そういった様子が見られるときは、止まり木の位置や高さを調節してあげてください。
セキセイインコの老化に伴う外見の変化
セキセイインコの外見は年をとってもあまり変わらず、鼻こぶにしわが出てきたり、少し羽根のつやがなくなるぐらいです。
見た目は若鳥のときと変わらないほど元気ですが、高齢になるとじっとしている時間が多くなってきます。
ケージ内での移動も思うようにいかなかったり、足が弱くなるので足を踏み外したりすることがあります。
そういった様子が見られるようなら、ケージと止まり木の位置や高さを変えて負担を軽減してあげてください。
歳を重ねたペットにおすすめの食べ物は?
セキセイインコは見た目はあまり変化はわかりにくいのですが、年を取ってくると鼻こぶにしわができ、餌を食べる量が減ってきますが、極端に食べる量が減ったり、食べなくなったりする場合いは餌を変える方がいいかもしれません。
例えば、皮付きの餌をあげているなら、皮なしのものに変えてり、少しふやかして与えるなど、鳥の体調と食欲を見ながら変えてみるのもいいでしょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
セキセイインコは、小鳥の中でも丈夫で飼いやすく人懐っこい性格ですが、繊細でさみしがり屋な性格です。
また、メスは少し気性がきつい個体もいます。
ストレスを溜めさせないためにも、ケージに入れっぱなしにするのではなく、1日1回は家の中で放鳥してあげましょう。
ケージにいるときは声をかけるなどして、コミュニケーションを取ってください。
かまわなすぎるとストレスを溜めて、毛引き症や自咬症などを引き起こす場合もあります。
ストレスを溜めないように、清潔な環境を整えてあげて、こまめにコミュニケーションを取るようにしてあげてください。
セキセイインコの寿命に関するまとめ
小鳥のペットとして定番になっているセキセイインコ。
雛から飼うと、手乗りインコにもなるほど人懐っこいですが、少々気性がきつく、繊細でさみしがり屋な性格です。
ケージに入れたままにしておくと、寂しさでストレスを溜めてしまい、病気にかかることもあります。
ストレスを溜めないためにも、1日1回はケージから出して、室内で放鳥してあげましょう。
また、とても懐くため人の肩に乗ったり、手に乗ったりして遊びます。
ケージにいるときも、声をかけてあげることで安心します。
毎日のコミュニケーションを大切にしてあげてください。