私たちを癒してくれ、元気づけてくれる「ペット」。小さい頃ペットを飼っていた、動物がとても好きだという方でも、一人暮らしになったタイミングでペットを飼うことを辞めてしまう人はけっこう多いようです。
しかし、一人暮らしだからこそ、ペットの存在に癒されたくなるものですよね。
今回は、一人暮らしにおすすめの人気ペットの紹介や、飼うときの悩み・注意点など、「ペットを飼いたい一人暮らしの方へ」役に立つ情報を集めてみました。
一人暮らしでも、ペットとの生活を諦めなくても良いかもしれません!
一人暮らしでペットは飼える?
実は、日本は3世帯に1世帯がペットを飼っている「ペット大国」。
世帯の内訳を見てみると、ペットの世話や自宅スペースの関係などから、単身者よりも家族でペットを飼う割合の方が高く表れています。
しかし、「一人暮らしだからこそ、ペットを飼いたい」と思ったことはありませんか?誰もいない静かな家に帰っても、出迎えてくれるペットがいれば安心しますよね。
賃貸一人暮らしの場合、ペットを飼うことに不安を感じて諦めてしまう人が多いかもしれませんが、近年ではペットの人気上昇に伴って、ペット可の賃貸物件が増えてきたり、周囲のペットに対する理解度も高まってきたと言えます。
一人暮らしでもペットを飼うことは十分可能ですし、またそのような人は今後も増えていくでしょう。
ここでは、一人暮らしの人がペットを飼う前に確認しておきたい項目をチェックしてみます!
ペット可の物件に住んでいる
一人暮らしに多いのが賃貸物件に住んでいる方。賃貸の場合、ペットを飼うことが許されている物件なのか確認する必要があります。
たまに許可なくペットを飼っている人がいますが、大家さんや管理会社とのトラブル、近隣住民とのトラブルが起こる可能性が高い上に、常に周りの目を気にして気が休まらなかったという飼い主さんも多いようです。
また「ペット」と一言で言っても、種類によって許可が異なる場合もあるようなので、まずは確認してみましょう!
金銭的に余裕がある
初期費用から継続的にかかる費用など、ペットを飼うには想像以上にお金が必要です。
具体的には、飼育道具購入費、エサ代、動物病院での治療代などが考えられます。
金銭的に余裕があっても、自分にかけられる費用が削られてしまうことを考えて検討してみましょう。
家を留守にする時間が少ない
一人暮らしでは、自分以外にペットの世話をしてくれる人がいません。
自分が家を留守にしている間は、ペットのエサやりや掃除ができないのはもちろん、ペットに寂しい思いをさせてしまうことになります。
できるだけ家にいる時間を長く作る努力をする必要があります。
一人暮らしのおすすめペット!人気6選
ここでは、一人暮らしにおすすめのペットを6つ紹介します。
基本的に、一人暮らしでも飼いやすいペットの条件は
・世話に手間がかからない(エサ、トイレ、散歩、掃除、室温調節等) ・小さめで、ケージで飼育できる ・鳴き声が静か ・臭いがきつくない
というものが挙げられます。
それでは具体的にどういったペットがオススメなのか、さっそく見ていきましょう。
おすすめペット①「ハムスター」
ハムスターは何といっても「飼いやすさ」に定評があります。
ケージの中で大人しく生活しているので、鳴き声を気にしたり、家中をめちゃめちゃにされる心配もありません。また夜行性の生き物であるので、飼い主は安心して仕事や学校に出掛けることもできます。
低価格で、飼っている間にもあまりお金がかからないのも魅力のひとつでしょう。
デメリットとしては寿命が2~3年と、犬や猫に比べて短いということです。
おすすめペット②「猫」
ペットの中でもかなり人気の高い猫。実は一人暮らしでも、注意点に気を付ければ猫を飼うことができます。
猫はこちら側がかまってあげる時間が少なくても、一人で楽しく過ごすことができる生き物です。
また、猫好きの人は多いので、近所やネット上のコミュニティで、飼い主同士が仲良くなれるというメリットもあります。
デメリットとしては、飼い主がいない間に床や壁を引っ掻いてしまう可能性があること。
また、ペット可物件でも、猫の飼育可のものは意外と少ないということも挙げられます。
おすすめペット③「熱帯魚」
見ているだけで癒され、種類や飼い方によって部屋に様々な雰囲気を与えてくれる熱帯魚。
餌をあげる、水温のチェック、週1回程度の水槽掃除などは必要ですが、基本的には最も手間がかかりにくいです。
デメリットとしては、他の動物のように直接触れ合うのが難しいこと。
また、水槽の湿気で部屋がかびやすいことが挙げられます。
おすすめペット④「ウサギ」
ウサギは触り心地が良く、鳴かない上にトイレのしつけも簡単なので、一人暮らしにおすすめのペットです。
小柄で人懐っこく可愛らしいため、癒しを与えてくれるでしょう。
普段はケージで生活し、散歩も必要ありません。
デメリットとしては、環境や室温の変化に弱いため、ストレスを与えないように気を付けなければいけないことです。
また、壁やコードをかじってしまうため、ケージから遠ざけておきましょう。
おすすめペット⑤「チンチラ」
チンチラはモルモットの仲間で、まだ日本での知名度は低いですが、海外では多くの種類のチンチラがペットとして飼われています。
チンチラは夜行性で、鳴き声も小さく身体も丈夫であるため、一人暮らしにおすすめのペットとしてこれからもっと注目されていくでしょう。
小さくて人懐っこく、知能が高いので、飼い主を楽しませてくれます。
デメリットとしては、行動範囲が広いので高さのあるケージを用意しなければいけないことです。
また、遊ぶのが大好きな性格なので、回し車やかじり木を用意しておいて下さい。
おすすめペット⑥「ハリネズミ」
ハリネズミは様々なキャラクターにも採用され、今人気急上昇中のペットです。
夜行性で鳴き声が小さく、体臭も少ないので、一人暮らしにおすすめです。
懐くまで時間がかかり、飼育が難しいですが、慣れてくると心を開いて可愛らしい姿を見せてくれるので、達成感があります。
デメリットとしては、夏眠・冬眠をするので、室温調整をしなければいけないこと。
また、嗅覚が優れているので、人間の香水などの匂いに気を付けてあげる必要もあります。
一人暮らしでペットを飼う注意点!旅行・出張は?
やっぱり、一人暮らしでペットを飼うときは不安や悩みがつきもの。
ここではペットを飼う一人暮らしの方が直面する具体的な問題を取り上げながら、様々な注意点を見ていきます!
物件選びはどうする?
ペットを飼うときにまず考えるのが物件選び。まずはペット可の物件を選ぶのが基本です。
ただし、ハムスターや熱帯魚などの場合は、ペット不可の物件でも例外的に認められる可能性があるので、事前に大家さんに相談してみましょう。
また、部屋の防音についても確認しておく必要があります。
これは、鳴き声や物音で近隣住民に迷惑をかけてしまうということもありますが、周りからの物音でペットにストレスを与えてしまう可能性もあるからです。
最後に、退去時の契約内容を見ておくことも大切です。
ペットが原因の汚れや傷は飼い主に修理義務があるため、敷金の内容など十分に確認しておきましょう。
旅行や出張の時はどうする?
長い期間家を空ける旅行や出張の時、一人暮らしの飼い主は頭を悩ませることになります。
解決方法としては大きく2つあり、
①一緒に連れて行ってペットホテルに宿泊する
②親戚やペットシッターに預ける
というものがあります。
①に関しては、多少費用はかかりますがペットと一緒に泊まれるホテルを利用するというものです。
しかし、ペットと移動しなければならなかったり、ペットにとって外泊のストレスがかかってしまうという問題があります。
この場合は、なるべくペットを持ち歩く時間を少なくしたり、滞在日数を少なめにすると良いかもしれません。
②に関しては、近くの親戚や家族に預けたり、ペットシッターのサービスを利用するというものです。
こちらは他人に負担をさせてしまったり、慣れないうちはペットとの信頼関係が薄れてしまうという問題があります。
預ける場合は相手が動物好きであることを確認するのはもちろん、エサや掃除用品も一緒に預けておくと良いでしょう。
また、よくペットを預けているという飼い主さんからの情報では、「だんだん預ける頻度が高くなるにつれ、飼い主側もペット側も、その状況に慣れてくるから大丈夫!」というものもあるので、意外と大丈夫なのかもしれません。
一人暮らしのためのペットのすすめ|まとめ
今回は、「ペットを飼いたい一人暮らしの方へ」情報を集めてみました。
一人暮らしの場合、ペットを飼うときの選び方、注意点については特にしっかり知っておく必要があります。
そして、一人暮らしでも、そうではなくても、責任を持ってたっぷりの愛情でペットと過ごして下さいね。