チワプーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、チワプーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
チワプーの平均寿命は?
チワプーの平均寿命は13歳~15歳ほどとされています。
ミックス犬で小型犬、さらに両親であるチワワとトイプードルも長生きする犬種なので、数ある犬種の中でも長いと言われています。
健康的な生活を送り、命に関わる病気にかからない場合、17年以上生きることもあるようです。
チワプーの寿命と長生きするコツ
チワプーは他の犬種と比べて比較的寿命が長いと言われていますが、それは健康に過ごせるかどうかで大きく異なっていきます。
寿命は遺伝も関係するので、親が長生きする犬種であれば、その間に生まれた子は長生きする可能性はあります。
さらに、ミックス犬は純血種よりも丈夫で病気にかかりにくいと言われているので、非常に長生きしやすい犬種だといえるでしょう。
チワプーの両親であるチワワとトイプードルがどちらも長生きするタイプなので、チワプーも長生きすると考えられています。
チワプーは、トイプードルの毛質が受け継がれており、被毛が長く、抜け毛が比較的少ない犬種です。
しかし、定期的なお手入れが必要となっており、1か月に一度のトリミングで整えます。
チワプーは比較的太りにくいと言われていますが、健康維持のために運動が必要となります。
運動量がやや多めなので、毎日15分程度の散歩や運動をさせてあげましょう。
チワプーのかかりやすい病気は?
ミックス犬の中でも有名なチワプーはまだ歴史が浅く、純血種と比べるとまだまだデータは少ないようです。
しかし、「進行性網膜萎縮症」という失明につながる病気は、チワワやトイプードルによくみられる病気なので注意が必要です。
そのほかに、チワワやトイプードルがかかりやすい「水頭症」「低血糖症」「膝蓋骨脱臼」などの病気には、注意した方がよさそうです。
様子を見ながら健康管理を行いましょう。
チワプーのかかりやすい病気のサイン
「進行性網膜萎縮症」の症状は、暗い場所で目が見えにくくなる・夕暮れや夜間の散歩が苦手になる・壁伝いに歩くなどです。
二次的に白内障を併発することもあるので注意しましょう。
「水頭症」の症状は、元気がなく、ぐったりしている・寝てばかりいる・痙攣する・頭がドーム型に膨らむなどです。
このような症状を見つけたら、すぐに動物病院に連れていきましょう。
「低血糖症」の症状は、元気がなくなる・運動をしなくなる・下半身が麻痺するなどです。
血糖値が低下することで臓器に障害が起こります。
「膝蓋骨脱臼」の症状は、足をかばって歩く・立っているときに膝の関節がガクガクするなどです。
痛めた足をかばって歩くと反対側の足に負担がかかってしまい、症状がさらに深刻化してしまうので注意しましょう。
病気の予防法と対処法
チワプーなどの純血種同士のミックス犬で最も気を付けたいのは、遺伝性疾患を持つ子が多いと言われていることです。
子犬の時期には健康で病気ひとつしなかったのに、成犬になってから急に発病することも多く見られるようです。
「進行性網膜萎縮症」は、プードル種に多い遺伝性の病気です。
網膜の光を受容する部分に異常が生じ、網膜が徐々に委縮してしまう病気です。
予防法や対処法がなく、普段の生活で気を付けてあげることが大事なようです。
「水頭症」は、遺伝子の異常による先天性要因と、頭部の外傷や脳腫瘍が原因の後天的要因の2つあります。
先天的要因の場合、生後3~6か月の間に症状が出ることが多いと言われており、後天性要因の場合、発症時期や年齢に決まりはないようです。
水頭症は目立った症状が出ない場合もあるので、血液検査や超音波検査などから診断されます。
水頭症は治療をしても完治することはありませんが、症状の緩和を目的とした処置がとられます。
先天性要因もあるため完全には予防はできませんが、頭部を強く打つことを防いだり、髄膜炎が悪化しないように注意することが予防につながります。
「低血糖症」は、子犬・成犬・老犬によって原因が分かれますが、子犬は空腹や体の冷え、成犬は空腹や運動のし過ぎ、老犬は肝臓機能の低下や膵臓の腫瘍などが挙げられています。
低血糖症は最悪の場合、命を落とす危険もある病気なので、犬の食事で十分に糖を摂取させることが大事です。
子犬は内臓の機能が未発達なので、1日4~5回に分けて、適切な食事量をあげましょう。
「膝蓋骨脱臼」は、『膝のお皿』と呼ばれている膝蓋骨が外れてしまう病気です。
交通事故や高いところからの飛び降りなどが原因で起こるようです。
治療法は内科的治療と外科的治療があります。
内科的治療は、内服薬やサプリメントのほかに運動制限や体重制限などの指導を受けます。
外科的治療は、骨組織の再建術や軟部組織の再建術の2種類に分けられます。
内科的治療と外科的治療どちらを行うのかは、年齢や体重などによって判断されます。
チワプーの老化のスピード
チワプーはミックス犬で小型犬なので、寿命は長いです。
純血種と比べるとあまりデータが少ないのですが、両親であるチワワとトイプードルの平均寿命が長いので、チワプーも長いのではないかと言われています。
チワプーの老化に伴う外見の変化
ぐらつく歯がある、肉球が固くなる、鼻が乾いていることが多い、毛が薄くなる、皮膚の一部にいぼのようなものがあるなどの外見の変化が現れます。
変化は、犬に注意して気を配らなければいけないというサインなので、注意深く観察するようにしましょう。
チワプーに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
チワプーは老化が始まっていくと食事量が少なくなる、食の好みが変わる、歯が弱くなるなどがあり、食欲が落ちてしまいます。
食欲が落ちることによって必要な栄養素を取り入れられずに、体調を崩しやすくなってしまいます。
そうならないための老犬におすすめの食材を2つ紹介します。
1つ目は「キャベツ」です。
食物酵素が豊富で、抗酸化作用のビタミンCを取るのに向いている食材です。
茹でたり、生のものを細かくみじん切りにしてあげましょう。
2つ目は「アスパラガス」です。
血流を良くするといわれているルチンや、疲労を回復する効果があるアスパラギン酸が多く含まれているので、体力回復に期待できます。
みじん切りにしてドッグフードに混ぜるのが良いでしょう。
ペットの状態に合わせて、口当たりの良い食材で作ってあげましょう。
チワプーに適した散歩の量は?
活発なトイプードルの影響が強く、運動量がやや多めなので、毎日15分程度の散歩が必要となります。
走ることが好きなので、ドッグランでの運動もさせてあげましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
チワプーは活発のため、運動が好きです。
なのでストレスを溜めさせないために毎日散歩をさせてあげましょう。
ドッグランでの運動もおすすめです。
そして、愛情要求が強く甘えん坊なので、長時間一人にさせないようにしましょう。
また、チワワの人・犬見知りや臆病な面が出る場合もあるので、成犬になってからストレスが溜まらないように、子犬の頃からなるべく外で遊び、他の犬に触れる機会をあげ、社会性を身につけてあげましょう。
チワプーの寿命に関するまとめ
甘えん坊で社交的で、賢いチワプーは、番犬としても活躍する一方で、怖がりな一面もある犬種です。
トイプードルの性格が強く出る傾向があるので、好奇心の強さと運動能力でバラエティがあり人気の犬種となっています。
チワプーの歴史はまだまだ浅いですが、しつけは基本的なしつけ方法がいいとされています。
性格は環境に左右されることもあるので、しつけ教室や訓練所などで一緒にしつけを学ぶのもおすすめです。
基本的にしつけがしやすいので、室内で飼うには最適なミックス犬だといわれています。