犬が喜ぶ撫で方

犬が喜ぶ撫で方&嫌がる撫で方!注意すべき点は?詳しく解説

あなたは普段、犬の撫で方を気にしていますか?犬にも撫でられたくない時や、触って欲しくない場所があります。ここでは、犬が喜ぶ&嫌がる撫で方についてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

人間と犬の重要なコミュニケーション方法である、「撫でる」ということ。

ですが、犬が必ずしも喜んで撫でられているわけではないかも…?

実は、犬が喜ぶ撫で方&嫌がる撫で方があるようなのです。

ここでは「撫で方」について詳しく解説していきますので、これを参考にして犬に嫌われないように注意してください。

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犬にとって「撫でられること」とは

犬が喜ぶ撫で方

撫でられることはグルーミングに相当する

犬を飼った経験のある方なら、聞いたことがあるであろう「グルーミング」という言葉。

トリミングと何が違うの…?と思ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、グルーミングとは「手入れ全般」を指します。

犬は犬同士でグルーミングを行いますが、そのときのグルーミングは単なる体の手入れのみならず、ポジティブな友好関係におけるリラックスプログラムとしての意味も持ちます。

相手の背中や首筋をゆっくりと舐めたり、耳元を前歯で小刻みに噛んだり、そこから少しふざけた風に寝転んで相手に前足をかけて大きく口を開けてみたりして仲間に対する愛情表現をします。

そして面白いのが、犬は人ともグルーミングを行うということです。

「人間の手が犬の口に相当する」という仮説がありますが、この仮説を支持すると、人間が犬を撫でることはまさに犬にとって犬同士のグルーミングに相当します。

「撫でる・撫でられる」ということは、まさに人間と犬の間で行われる愛情表現なのです。

犬は基本的に撫でられることが大好き

このように、犬にとって撫でられることは幸せなことですので、犬は基本的に撫でられ好きです。

撫でられることを覚えた犬が「撫でて撫でて」と言わんばかりに寄って来るようになるのがその証拠です。

逆に言うと、撫でられるのが嫌いな犬は社会性が乏しく、情緒が不安定であるのではないかと疑うことができます。

犬の情緒不安定さは社会心理的なストレスによる可能性があるので、注意して見てあげる必要があります。

わんちゃんにとって、撫でられる事は最高の喜びにもなる反面、とてもストレスを感じる行為にもなり得ます。

愛犬にはなるべくストレスを感じず、幸せな楽しい毎日を送ってほしいものですが、その為には正しい知識が必要となります

わんちゃんの気持ちを知り、ストレスやトラウマをやわらげたり、正しいしつけ方法を理解した人だけがなることができるドッグセラピストは犬飼いさんにおすすめの資格です。

愛犬の気持ちをもっと知りたい!という方はぜひ、資格を取得せずとも、教材を見て知識を得てみてはいかがでしょうか?

犬が喜ぶ撫で方

では具体的に、どのような撫で方をすると犬が喜ぶのかを解説していきたいと思います。

マッサージ風の撫で方

犬向けのマッサージ店やサロンがあることから、犬も人間と同じようにマッサージされるのが大好きです。

犬のリンパの流れをよく知ってマッサージしてあげましょう。

この時のポイントは耳の後ろです。

耳の後ろはリンパが溜まりやすい場所ですので、力を入れ過ぎないように気をつけながらしっかりほぐしてあげてください。

こちょこちょしてあげる

人間がそうであるように、犬にも痒い箇所がありますが、自分では手が届かない所が多いですよね。

ですから、例えば脇の下なんかを「こちょこちょ!」と撫でてあげると犬は喜びます。

「なんてよく気が付いてくれる飼い主さんなんだろう」と思ってくれることでしょう。

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犬が気持ちいい場所を理解する

犬が撫でられて「気持ちいい」と感じる場所は以下の通りです。

【後ろ足の付け根】

基本的に各肢体の付け根は気持ちいいと感じるようです。

撫でてあげると目を細めていかにも気持ちよさそうな表情をします。

【首から背中にかけて】

犬は四足で歩き、常に頭を持ち上げて行動するので、首の後ろに力を入れています。

その結果、犬は肩ではなく首が凝ります。

頭から流れるように首、背中と撫でてあげるとうっとりします。

【腰から尻尾の付け根】

尻尾に近い腰に万病に効くといわれている腰百会というツボがあり、腰のあたりから尻尾に向かって撫でてあげると喜びます。

【眉と眉の間】

人間の赤ちゃんと同じように、まったりとリラックスしているときにここを撫でてあげると、犬は眠りに落ちます。

【耳の後ろの付け根】

外耳炎などを起こしたときに触ると痛む場所ですので、ここを撫でて嫌がる場合は注意が必要です。

犬が嫌がる撫で方

犬が喜ぶ撫で方

ここまで犬が撫でられ好きであることを解説してきましたが、もちろんどんなシチュエーションで撫でられても、あるいはどんな撫で方をされても喜ぶわけではありません。

犬が嫌がる撫で方をしっかりと理解して、犬から嫌われないように注意しましょう。

頭をいきなりガシガシする

いきなり上から手を伸ばされると、大抵の犬はびくりとして怖がってしまいます。

体をすくめて舌をペロッと出しているのは一見可愛らしいですが、嫌がっている証拠です。

初めて会った犬などにやってしまいがちな撫で方ですが、これはやめましょう。

犬が寝ているときに撫でる

寝顔が可愛いのでついつい触ってしまいがちですが、このシチュエーションで撫でることはやめたほうが無難です。

犬は人よりもかなり敏感ですので、びっくりしてしまいます。

帰宅した際、お留守番していた犬が興奮しているときに撫でる

不在にしていた家に帰ると大興奮で迎えてくれる犬が愛おしくて、ついギュッと抱きしめたくなってしまいますよね。

しかしここは、撫でる前に飼い主さんが落ち着いた声でただいまの挨拶をして、犬が少し落ち着いて冷静になってから静かに撫でてあげましょう。

そうすることで犬は不安から解放され、落ち着きやすくなります。

犬が撫でられたくない場所を理解する

犬が撫でられて「嫌だな」と思ってしまう場所は以下の通りです。

【肢体の先の部分】

先ほど、肢体の付け根の部分は気持ちいい場所であるとご紹介しましたが、逆に肢体の先の部分を触られるのは抵抗がある犬が多いです。

しかし散歩後の足ふきや歯磨きなどでやむを得ない場合もあります。

ある程度のしつけは必要ですが、犬の負担が最小限で済むように気遣ってあげたいところです。

犬が喜ぶ&嫌がる撫で方|まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、犬が喜ぶ&嫌がる撫で方についてご紹介しました。

犬は基本的に撫でられることが大好きですが、いつでもどんな撫で方でも喜ぶわけではありません。

犬は大好きな飼い主さんに対してはとても忠実な動物ですので、飼い主さんが気付かないうちにたくさん我慢をしてストレスを溜めている可能性があります。

たくさん無理をさせて病気などになってしまう前に、ご自分の撫で方をきちんと振り返って、注意すべき点がないか考えましょう。

もっともっと良い関係を犬と築くために、この記事を参考にしていただければ幸いです。

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