マルーキーの寿命はどれくらいなのでしょうか?
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、マルーキーのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
マルーキーの平均寿命は?
マルーキーの平均寿命は10年から13年とされ一般的な小型犬と差ほど変わりはありません。
昨今人気のミックス犬は安易に繁殖が行われている場合もあるので・母犬・生まれた環境・育ってきた環境で健康状態が変わってしまうこともあります。
マルーキーの寿命と長生きするコツ
マルーキーはミックス犬なので比較的身体は強いほうですが、親犬の「マルチーズ」と「ヨークシャテリア」のかかりやすい病気を受け継ぎやすくなるとされています。
マルーキーに健康で長生きをしてもらうにはまず食事です。
原材料の品質や添加物の使用など安心して与えられるフードを選びましょう。
マルーキーは太りやすい傾向があるので食事の管理をしっかり行ってください。
次に運動です。
運動不足になると肥満の原因になり関節に負担がかかり病気を発症させてしまいます。
マルーキーは激しい運動は必要ありませんので散歩にいき幼犬期から十分な筋肉をつけてあげましょう。
またマルーキーは足腰が弱い犬種なので負担がかからないように家の中では段差に気を付けて、滑らない部屋作りをしてあげてください。
寒さ、暑さにも弱いので洋服を着せてあげたり、室内ではしっかりと温度調節をしてあげましょう。
マルーキーは抜け毛は少ないですが被毛が柔らかいので定期的なブラッシングとカットで皮膚の清潔を保ってあげてください。
マルーキーのかかりやすい病気は?
マルーキーがかかりやすい病気は親犬となる「マルチーズ」と「ヨークシャテリア」とほぼ同じであるといわれ、「進行性網膜萎縮症」・「膝蓋骨脱臼」・「気官虚脱」が挙げられます。
・進行性網膜萎縮症は「早期型」と「遅発型」があり早期型は1歳頃から症状が始まり、遅発型は5歳から6歳頃から始まり視細胞がだんだん壊れていき最終的に見えなくなります。
この病気は遺伝的な病気であるため治療法がないといわれています。
・膝蓋骨脱臼は後肢の膝蓋骨(膝にある皿)が正常な位置から外れてしまう状態をいいます。
「パテラ」とも呼ばれる病気です。
・気官虚脱は気管が本来の強度を失って押しつぶされたような形に変形し呼吸に障害を起こす病気です。
マルーキーのかかりやすい病気のサイン
マルーキーのかかりやすい「膝蓋骨脱臼」の症状は足を上げてピョコピョコしながら歩いているなど痛い足を庇う不自然な歩きかたになります。
「進行性網膜萎縮症」は夜間や・暗い場所で目が見えにくくなる。
・動作が緩慢で物にぶつかる、つまずく。
・飼主と目が合わないなどがあります。
「気管虚脱」は咳が出て呼吸が苦しそうになりよだれやチアノーゼがでるなどの症状がでます。
このような症状があり、いつもと違う変化が見られたらすぐに動物病院を受診しましょう。
病気の予防法と対処法
マルーキーのかかりやすい病気の予防法と対処法を紹介します。
マルーキーのかかりやすい進行性網膜萎縮症は常染色体の異常で起こる遺伝病なので、残念ながら治療法がなく進行性網膜萎縮症の病気の遺伝子を持つ親同士の交配を行わないことしか予防策はありません。
病気が発症してしまった場合はルテインなどの進行を遅らせるためのサプリメントの投与などの対処法があります。
膝蓋骨脱臼は4段階に分けられていてグレート4になると常に膝が外れた状態となり足を引きずったり歩行困難な状態になってしまいます。
予防法は・体重管理。
体重が増え肥満になってしまうと、膝の関節に負担がかかってしまいますので適正体重を維持してあげましょう。
次に運動。
筋力が落ちると膝への負担がかかります。
適度な運動を心がけ、筋力をつけてあげましょう。
また高いところからのジャンプや、フローリングなどのツルツルした床は滑りやすく危険なのでカーペットやマットを敷いてあげて足への負担を減らしてあげましょう。
気管虚脱は肺へ空気を送る気管が潰れうまく呼吸ができなくなってしまう病気です。
原因は複数ありますが、遺伝や肥満などを理由に引き起こすことがあります。
予防法は・肥満防止。
肥満になってしまうと頚部が圧迫されやすくなり症状が悪化しやすくなります。
それを防ぐために適切な食事・運動量を心掛けてあげましょう。
その他には散歩時での首輪での喉への圧迫・適切な気温、湿度に気を付けてあげてください。
万が一咳や呼吸困難を起こしてしまった場合は抱っこなどをして落ち着かせてあげてください。
マルーキーの老化のスピード
マルーキーは平均寿命は10歳から13歳と他のミックス犬と比べると短めです。
ですが、犬の寿命は食事や運動などの生活習慣によって長くすることができます。
少しでも長生きしてもらうために食事に気を付け、適度な運動を心掛けてあげましょう。
マルーキーの老化に伴う外見の変化
一般的に小型犬は10歳からが高齢犬とされています。
個体により差がありますが、目が白っぽくなってくる、被毛にツヤが無くなりパサついてくる、筋肉が落ち足腰が弱ってくるなど外見の変化がでてきます。
少しの変化のも気づいてあげられるよう日頃のチェックを欠かさないようにしてあげましょう。
マルーキーに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は?
歳を重ねていき老犬期に入っていくと、・食欲が落ちる・食べムラがでてくるなど食の変化が表れてきます。
基礎代謝も落ちてきますので成犬期と同じ食事ではカロリーが高く肥満の原因にもなってしまいます。
ですので低カロリー・高タンパク質を心掛けて食事を与えてあげましょう。
おすすめの食材は・魚。
タンパク質、カルシウム、タウリンが豊富で、脳の働きを活性化させ認知症の予防になるといわれているDHAやEPAなど老犬に必要な栄養素がたくさん含まれています。
人間用に加工された物はさけ、与えるときには骨を取り除き食べやすくしてあげてください。
マルーキーは膝蓋骨脱臼に気を付けなければいけませんので、グルコサミン・コンドロイチンなどのサプリメントを与え関節のケアをしてあげるのもお勧めです。
また食が落ちてきたときは、愛犬の体調によって食事の1日の摂取量はそのままで回数を増やしてあげたり、温かい食事は食欲を刺激することができますので、人肌に温めてから与えてあげるのもおすすめです。
マルーキーに適した散歩の量は?
マルーキーは足腰があまり強くなく膝蓋骨脱臼になりやすい犬種なので激しい運動や高い場所への乗り降りは避けたほうがよいです。
家でじっとしているばかりですと筋力が落ちさらに足腰を弱くしてしまいますので、体調や様子をみて、愛犬のペースに合わせて散歩をしてあげましょう。
外の空気に触れることで気分転換にもなりますので歩くのが嫌な時は抱っこなどで外に連れて行ってあげるのもおすすめです。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
マルーキーは足腰が弱い犬種になっていますので、肥満になると関節に負担がかかり「膝蓋骨脱臼」にもかかりやすくなってしまいます。
食事管理をしっかり行い適正体重を保ってあげましょう。
また部屋ではフローリングでしたらカーペットやマットを敷いて滑りにくくしてあげたり、段差をなくしてあげて足腰に負担がかからない環境を作ってあげてください。
マルーキーは暑さ・寒さにも弱いので室内の温度管理に気を付け寒い日は洋服を着せてあげたり、散歩の時間帯に考慮してあげましょう。
またマルーキーは抜け毛は少ないですが、フワフワの柔らかい被毛なのでブラッシングをこまめに行い皮膚の清潔を保ちましょう。
分離不安になりやすい寂しがりやが多い犬種なので、留守番は少ないのが理想です。
毎日のコミュニケーションとスキンシップで愛犬と沢山触れ合ってあげてください。
マルーキーの寿命に関するまとめ
社交的で穏やかで飼い主に従順な、初心者にも飼いやすいマルーキーですが、まだ誕生してから日が浅い犬種です。
そしてミックス犬となりますので個体差が大きくなっています。
ですが育つ環境で寿命は大きく変わります。
少しでも長生きをしてもらうためにちょっとした身体の変化にも気づいてあげれるようスキンシップをとり身体のチェックをしてあげ、年に1回は症状がなくても動物病院で診てもらうと病気の早期発見ができますし安心ですね。