inu-i2

ポメパグの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【ポメパグ】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

ポメパグの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、ポメパグのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

ポメパグの画像

ポメパグの平均寿命は?

ポメパグは、ポメラニアンとパグのミックス犬です。

平均寿命は、パグのような短頭種特有の病気にかかると短命になることもありますが、親であるポメラニアンとパグがどちらも12~15歳なので、だいたい同じくらいだといわれています。

ポメパグの寿命と長生きするコツ

ポメパグは、ポメラニアンとパグを親に持つミックス犬です。

どちらかというとパグの外見的特徴を受け継ぐことが多く、引き締まった体型に、ペチャっと潰れたような短い鼻、曲がった尻尾、出っ張った目をしています。

体重も、パグのように6~8キロになる、ポメラニアンより一回りも二回りも大きくなる子もいます。

バランスのよい食事を適量保つことで肥満を防ぎ、室内や散歩で充分に運動をさせること、快適でストレスのない環境を作ってあげることが大事です。

ポメラニアンとパグのどちらの特徴を受け継ぐかがわからないのが、耳と被毛です。

ポメラニアンに似た立ち耳、パグに似たたれ耳のどちらにしても、定期的に耳の掃除をして清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぐようにしましょう。

ポメラニアンに似た被毛になったときは、こまめなシャンプーとトリミングをすることで、皮膚炎等を防ぐことができます。

健康で長生きしてもらうためには、毎日のケアが欠かせません。

Sponsored Link

ポメパグのかかりやすい病気は?

ポメパグはパグに似て短い鼻をしていることが多く、呼吸がしずらいため、短頭種がかかりやすい鼻腔狭窄(びくうきょうさく)、軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)という病気になることがあります。

そして、短頭種の多くは目が前に飛び出ているので、ゴミや小石など小さなものが目に入りやすく、角膜が傷つきやすい状態になることから、角膜潰瘍になることがあります。

犬の汗腺は肉球と鼻にしかないといわれていて、ハアハアと息をすることで呼気として熱を逃して体温調節をしています。

短頭種は鼻が短く口腔の面積が狭いため、気化して熱を逃すのが苦手なので、熱中症などのリスクが高い犬種です。

また、口、目、鼻のまわりの皺に汚れがたまると皮膚炎になることがあります。

そのほか、パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)とよばれる病気があります。これはパグに限らず、ほかの小型犬種も発症することがあります。

ポメパグのかかりやすい病気のサイン

ポメパグがかかりやすい病気は、鼻腔狭窄、軟口蓋過長症、角膜潰瘍、皮膚炎、パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)などがあります。

「鼻腔狭窄」は、鼻の穴とそれに続く鼻腔とよばれる空間が狭まることで呼吸が苦しくなります。

鼻の穴が狭まっている、普段から鼻をグーグーならす、鼻水をよく飛ばす、呼吸が荒くなるなどの様子がみられます。

「軟口蓋過長症」は、口のなかの天井部(硬口蓋)から後方にのびた柔らかい軟口蓋とよばれる部分が、通常よりも長いことで、呼吸が妨げられます。

息をするときにガーガーという雑音が聞こえたり、飲み込むときに気道が閉塞されて呼吸困難となり、口呼吸をしたり、大きないびきをかくことがあります。

酷くなると、飲み込む際に気道が閉塞することで嚥下が困難になり、吐き気やむかつき、誤嚥を誘引することもあります。

「角膜潰瘍」は、目が出っ張っていることから、目にゴミが入ってそれを取ろうとして目をこすりつけて悪化させてしまったり、目に何かをぶつけてしまうことで起こります。

目がかゆそう、痛そう、目が濁る、目の角膜がでこぼこする、目に血管が走るなどの様子がみられます。

「皮膚炎」は、顔にしわがあり、そこに汚れがたまることで細菌が繁殖してしまい、炎症を起こします。

「パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)」は、大脳を中心として犬の脳の広範囲に壊死が起こる病気です。

生後数ヶ月から10歳以上までの幅広い年齢でみられる病気ですが、とくに1~3歳程度の若い犬に多く発症するといわれています。

ふらつき、旋回、傾斜などの症状が出ることがあります。

これらの病気のサインがみられたら、すぐに医師の診察を受けましょう。

病気の予防法と対処法

パグに似たポメパグは、鼻が短いので呼吸系の病気になりやすいため、日ごろから呼吸の仕方や音を気にしてあげるとよいでしょう。

気温や湿度が高いと呼吸をしにくくなるので、お部屋の温度や湿度に気を付けたり、お散歩は熱中症を予防するためにも、涼しい時間帯にすることがおすすめです。

「軟口蓋過長症」は鼻は短いのにのどの手前に位置する軟口蓋という部分が長く、その部分が垂れさがり気道がふさがってしまって起こります。

寝ているときでもいびきをかいているように呼吸をしたり、気道がふさがれている状態なので呼吸がしづらく息が上がりやすいです。

肥満になるとさらに苦しくなってしまうので、生活習慣や運動量に気を付けて肥満にならないようにしてあげるとよいでしょう。

「角膜潰瘍」は、目が出っ張っているため、目にゴミが入ってそれを取ろうとして目をこすりつけることで悪化してしまったり、目に何かをぶつけてしまうことで起こります。

目がかゆそう、痛そう、目が濁る、目の角膜がでこぼこする、目に血管が走るなどの様子が見られたら、病院に連れて行きましょう。

顔にしわがあり、そこに汚れがたまると、悪臭や皮膚炎の原因になってしまいます。

やわらかい清潔なタオルをぬるま湯で濡らしてよく絞ったもので、顔全体のシワの間をやさしく拭いてあげましょう。

特に、シワが深い目の周り、食べカスが残りやすい口の周り、耳垢で汚れやすい耳の中は念入りに掃除をするとよいでしょう。

ただし、強く拭くと皮膚にダメージを与えたり、誤って目を傷つけたりすることがあるので、十分気をつけてください。

「パグ脳炎(壊死性髄膜脳炎)」は、大脳を中心として犬の脳の広範囲に壊死が起こる病気です。

パグに限らず、ほかの小型犬種でも発症することがあり、生後数ヶ月~10歳以上までの幅広い年齢でみられる病気ですが、とくに1~3歳程度の若い犬に多く発症するといわれています。

原因が特定されていないため、予防法は見つかっていません。

ふらつき、旋回、傾斜などが出ることがあるので、いつもと違う様子が見られたらすぐに病院に受診してください。

ポメパグの老化のスピード

個体や生活環境によって差がありますが、だいたい7~8歳ころから老化が始まります。

夜だけでなく昼もよく寝るようになる、階段などの段差を嫌がるようになる、食欲不振または旺盛になるなどの変化がみられたら、それが老化のサインです。

そうなったら、ドッグフードをシニア用にかえたり、部屋の床を滑らないものにかえるなど、快適に過ごせるようにしてあげるとよいでしょう。

また、よく寝て動きたがらなくなると、肥満になり、それが呼吸器系の病気につながることもあるので、普段から体調管理に注意して、様子を見てあげてください。

ポメパグの老化に伴う外見の変化

個体差があるの一概には言えませんが、老化が始まると、白髪がでてくることがあります。

歩いていて物にぶつかるようになり、目を見てみたら眼球が濁って見えて、白内障が始まっているに気づくこともあります。

また、五感が衰え、人や物の気配に気づきにくくなり、後ろから声をかけたり物音がすると、とても驚き、それがストレスになってしまうこともあります。

老化に伴う外見の変化

ポメパグに似た犬種

パグ

老犬におすすめの食べ物は?

老化のサインに気づいたら、シニア用のドッグフードにかえましょう。

老犬になると食事の量が減ることがあるので、少量でも栄養バランスのとれたフードになっているものを、ポメパグの年齢や体調にあわせて選ぶとよいです。

歯が衰えるなどして固いドッグフードが食べにくくなってきたら、ぬるま湯でふやかしてからあげるか、ウェットフードに切り替えることをお勧めします。<

Sponsored Link

ポメパグに適した散歩の量は?

老犬になると、寝ている時間が増えて、お散歩などの運動量が減ってしまいます。

そうなると今度は肥満になって呼吸器系の病気を誘発する原因にもなるので、無理させない程度に1日2~3回、それぞれ20程度散歩に連れて行ってあげましょう。

歩かなくなっても、外に出るだけで気分転換やストレス解消になります。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

短頭種であるので、つねに呼吸に気を付けてあげてください。

先天的な要因で病気になることもありますが、適量の食事と運動を続けることで、肥満になることを防ぎ、気管を圧迫させないようにしましょう。

また、熱中症になりやすい犬種なので、暑い日は無理に散歩など外出をさせないこと、室温と湿度を適度に保つことも大切です。

ポメパグの寿命に関するまとめ

耳と被毛はポメラニアンとパグのどちらに似るか生まれてみないとわかりませんが、顔はパグに似たつぶれた顔に、鼻ぺちゃ、出っ張った目、それと曲がったしっぽをしています。

性格は、パグに似た温厚さをもつ一方で、ポメラニアン譲りの警戒心の強さと神経質なところがあります。

呼吸器系の病気にかかりやすいので、食事の量と内容、運動量に気を付けることと、普段から呼吸の仕方や音に気を配り、少しでも早くに体の異常に気付いてあげることが大切です。

コメントを残す

*