不機嫌な猫

犬・猫は人間よりもトラウマを受けやすい?原因と克服する方法

犬や猫も人間と同じように嫌な経験や記憶によってトラウマを受けることがあります。飼い主さんはそれらに対処するためにもトラウマを抱える原因や克服方法についてしっかり理解しておきましょう。

実は、犬や猫といったペットして飼われている動物は人間よりもトラウマを受けやすいと言われています。

というのも、私達人間にとってペットとして飼っている犬や猫が普段どんなことを考えているのかを完璧に理解することはできないからです。

そのため、例え彼らがトラウマを抱え心に深い傷を負っていてもトラウマの原因になることや正しい対処法について知っていないと心身の状態が更に悪化してしまう恐れがあります。

身体の健康ももちろん大切ですが、それ以上に犬や猫の「心の健康」というのも一緒に生活するパートナーとしてしっかりケアしてあげる必要があるのです。

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犬や猫がトラウマを受けると起こす行動とは?

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犬や猫はトラウマを抱えていたり精神状態が不安定な時に特有な行動や振る舞いを示します。

そこでまず、犬と猫がそれぞれトラウマを抱えている時の行動についてご紹介します。

出来るだけ早く対処してあげるためにもしっかり理解しておきましょう。

犬は散歩や外出を拒むようになる

犬は本来活発に動き回る動物であるため通常時には積極的に散歩や運動をしたがります。

しかし、何かのトラウマや精神的に不安定な状態の時にはそれらの活発な活動を控えるようになり、結果的に大好きな散歩や運動を拒むようになります。

また、屋内にいる際もぐったりしている、寝床に長時間居座るなどもトラウマを抱えている際の典型的な行動になります。

猫は凶暴化し飼い主にも攻撃するようになる

ご自身の飼われている猫が急に飼い主やその家族に対して引っ掻いたり噛み付いたりといった攻撃的な行動を取るようになったらそれはトラウマが原因かもしれません。

猫はもともと自由気ままな性格をしている動物ですが、急に飼い主の手に負えないほど凶暴化し自分自身や他人を傷つけるような行動を取り始めたら何か精神状態が乱れている可能性が非常に高いです。

犬がトラウマを受ける主な原因と克服方法

それではまず犬に関して、日常生活に潜んでいる犬がトラウマを受ける原因になることやその克服方法について一緒に見ていきましょう。

外的な要因もありますが飼い主であるあなた自身がトラウマの原因になっていることもあるので注意が必要です。

原因1:体罰などしつけの仕方

トラウマになる原因の一つとして、日頃飼い主が行っているしつけの仕方が挙げられます。

例えば犬が何か失敗した時に叩いたり犬の身体に何か物理的な刺激を与えるといった体罰を日頃からしていると犬はトラウマを抱えやすくなります。

これらの「痛み」によるトラウマは一般的にハンドシャイと呼ばれ、例えスキンシップの一環として身体を触ろうとする際も犬は恐怖を感じたりブルブル震えてしまうことがあります。

この「ハンドシャイ」によるトラウマの克服方法としてはしつけの仕方を改めることが最も効果的です。

しつけを教えている時に犬が何か失敗してしまっても決して叩くなどの体罰はNGであるため、基本は「褒める」を中心に失敗しても言葉で叱るというしつけの仕方を実践しましょう。

また既に「ハンドシャイ」の傾向が見られる場合は、犬に「スキンシップは気持ちの良いこと」であると教えるために、少しずつ人間の手で触れられることに慣らしながら愛情を持って撫でてあげることが重要です。

原因2:特定の場所や音の恐怖による記憶

犬は人間以上に物理的、精神的な「恐怖」に敏感であり、それらの記憶が残りやすい動物です。

例えば、外で散歩中に危険な場所に行ってしまいケガをした、また他の犬に攻撃されたことによる恐怖や突然救急車などのサイレンやインターホンなどの騒音によってびっくりした際の恐怖心がいつまでも鮮明に残りそれがトラウマに繋がります。

これらに関しては飼い主がどんなに気を配っていたとしても完全に避けることは難しいです。

特定の場所や音に対してのトラウマを克服するためにはそれらに「慣らす」ことが最も効果的な手段ではありますが、無理は禁物なので徐々に慣らすように努力し、飼い主も常に寄り添ってあげることによって「怖い記憶」から「楽しい記憶」に徐々に変えていくことで克服することが可能です。

猫がトラウマを受ける主な原因と克服方法

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猫は犬に比べて比較的大人しい性格をしていることもあり、トラウマを抱えることになる原因も異なります。

猫がトラウマを受ける主な原因として2つ紹介します。

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原因1:遊んでいる時のアクシデント

猫がトラウマを受ける原因の一つとして挙げられるのが遊んでいる時のアクシデントです。

例えば高い所で遊んでいる際に落下した、おもちゃで遊んでいる時にケガをしたなどのちょっとしたアクシデントがトラウマになることがあります。

克服方法としてはまず、猫が安全に遊びやすい環境をまず作ってあげること、また飼い主も一緒になって遊んであげることによって恐怖心を取り除き、遊ぶことは楽しいことという印象を与えてあげることが最も効果的な方法です。

原因2:飼い主の日頃の接し方

飼い主の日頃の接し方も猫がトラウマを抱える原因になります。

トラウマになった結果猫が凶暴化し攻撃的になったり、逆に近付こうとするとビクビクと怯えてしまうことがあります。

飼い主が良かれと思ってスキンシップを取ろうとしても猫は非常に自由気ままな動物であるため嫌がることもあります。

そのため、日頃の接し方に関しては猫の気持ちをしっかり考慮した上でコミュニケーションをとり、基本的には猫が好きなように行動させることが一番です。

トラウマを抱え猫が凶暴化してしまった時の克服法としては、目を合わせない、動かないといった接し方をすることで猫は飼い主が危険な存在ではないということを認識するようになり改善する可能性があります。

犬や猫のトラウマがトラウマを抱える原因や克服方法まとめ

今回は犬や猫がトラウマを抱える原因やその克服方法について紹介しました。

人間にとって犬や猫の考えていることを完全には理解することはできないため、それだけ慎重になって日頃から接して上げる必要があります。

また人的な理由以外にも犬や猫は外的な要因である恐怖や痛みの記憶によってトラウマを抱え込み精神状態が不安定になることもあります。

その際は以上で紹介したトラウマの克服法を是非実践し、犬や猫と飼い主が良き関係を築き一緒に生活出来るように努めましょう。

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