かわいい愛犬とのコミュニケーションに欠かせないおやつ。
新しく子犬を迎えたら、美味しいものをたくさん食べさせてあげたい!と思いますよね。
では子犬にはいつから、どのようなものなら与えられるのでしょうか。
まだ未成熟な子犬にも安心なおやつを選びたいですよね。
今回は子犬のおやつの選び方のポイントや与え方、おすすめのおやつを紹介していきたいと思います。
子犬の成長に合わせたおやつ選び
成犬と比べてまだ歯や消化器官なども成長途中。いつからでも、なんでも与えて良い訳ではありません。
固すぎるおやつは噛み切れなかったり、歯が折れてしまったり。
大きなものを飲み込んで詰まらせてしまう危険性もあります。
初めはドライフードから!
おやつなのにドライフード?と思われるかもしれませんが、飼い主さんから手渡しでもらえるフードは、お皿にまとめて入っているフードよりも特別感があるものです。
それに、ドライフードは「総合栄養食」といって必要な栄養素が全て入っているので、栄養バランスもばっちりなのでおすすめです。
手から一粒ずつ与えてあげると、とても良いご褒美になるでしょう。
初めは、と書きましたが成犬になってからでももちろん使えます。
基本的には市販のおやつは控えめにして、ドライフードを上手く利用すると良いでしょう。
他のおやつはいつから与えられる?
では、市販のおやつはいつから与えたら良いのでしょうか。
まだ未成熟な子犬には、固いガムやジャーキー、骨などは与えない方が良いでしょう。
基本的には先程述べたように、ドッグフードを与えるのがおすすめですが、それでもやっぱりおやつをあげたい!という方には、茹でたササミや、人参、芋類、キャベツなどの野菜、りんご・みかん・バナナなどの果物をごく少量から与え始めて下さい。
下痢などの症状が出ないか、よく観察することも大切です。
子犬用のおやつも様々なものが販売されていますが、しっかりと成長するまではあまり与えない方がおすすめです。
生後6ヶ月を超えたら
歯もしっかりしてきて、ガムなどの固いものも食べられるようになって来る時期です。
しかし、まだまだ幼く好奇心のままに飲み込んで詰まらせてしまう恐れがあります。
万が一飲み込んでしまっても小さく、溶けやすいボーロやクッキーのようなものなら安心です。
ガムなどを与えたい場合は、あまり固すぎず、飲み込めないサイズのものを与え、噛んでいる間も様子を見ているようにしましょう。
ガムは小さくして与えると逆に飲み込むリスクが高まります。
咥えても口から少し溢れるくらいの大きさのガムを選ぶことをおすすめします。
ではいつからなら、ガムを与えることが出来るのか?というと、一概には言えません。
成犬になり固いものを上手に食べられるようになっても、飲み込めるサイズのものは噛まずに飲み込むのは犬の習性です。
大人になっても、詰まらせてしまいそうなおやつは注意して与えましょう。
どのくらいの量なら与えてもいい?
一般的には、おやつは主食(ドライフード)の2割程度と言われています。
ですがこれは成犬での話で、子犬には与えすぎになる場合があります。
おやつによってカロリーや栄養素もバラバラでなので一概には言えませんが、成犬の目安量よりは少なく与えるようにしましょう。
子犬用として販売されているおやつであれば、パッケージ裏面の目安量を参考にして下さい。
原材料をチェックしよう
残念なことですが、子犬用おやつとして販売されているものなら何でも安心!という訳ではありません。
おやつを購入する際には、パッケージ裏面の表示をチェックする癖をつけましょう。
避けたい添加物
食品には様々な添加物が使用されています。
欠かせない役割を持った添加物ですが、少し注意したいものもあります。
添加物には使用基準が定められていますが、国によって違っていたり、犬用のものは人間よりも規制がゆるくなっていることがあります。
以下のものが使われているおやつは出来るだけ避けることをおすすめします。
エトキシキン
保存料・酸化防止剤として添加されています。
害虫駆除や除草剤としても使われており、発ガン性が恐れられています。
BHA・BHT
ガソリンの酸化防止のために使われてきたものです。
一部の食品添加物としても使われていますが、こちらも発ガン性があると言われています。
合成着色料
赤色○○号、青色○○号、黄色○○号…などと表記されています。
発ガンリスク、アレルギー発症、けいれんの恐れがあるとされています。
与えてはいけないもの
犬に与えてはいけないものとして、チョコレートや玉ねぎは有名ですが、他にも気を付けなければいけないものがあります。
ぶどう・レーズン
まだはっきりとした原因は判明していませんが、犬がぶどうやレーズンを食べると中毒症状を引き起こします。
酷く悪化すると腎不全になり、亡くなったという報告もあります。
キシリトール
キシリトールと聞くとガムを思い浮かべるかもしれませんが、甘味料としてお菓子や料理に使われていることがあります。
犬がキシリトールを摂取すると、インシュリンが大量に出て低血糖を起こしたり、中毒状態になり肝臓にダメージが及ぶ可能性もあります。
アボカド
アボカドに含まれている「ペルシン」という物質が犬にとっては有害で、嘔吐や下痢を引き起こします。
アボカドにも色々な種類がありますが、特に日本でよく販売されているアボカドにこの「ペルシン」が多く含まれているので注意が必要です。
アボカド入りのドッグフードがありますが、これはアメリカのペルシンの少ないアボカドを使用しているので大丈夫なのです。
人間用の食べ物
人間用に味のつけられた食べ物は、犬にとっては濃すぎます。
塩分過多であったり、栄養バランスが崩れてしまう可能性もあります。
犬用に作られたもの、もしくは味付けをしていないものを与えるようにしましょう。
まとめ
さて、たくさんの注意点をお伝えしたので心配になってしまうかもしれませんが、おやつは愛犬との大事なコミュニケーションツールです。
守るべきことを知った上で、おやつの時間を楽しむことが1番大切です。
ですが、もちろん与えすぎは禁物です。
子犬の大切な成長期ですので、ここぞというご褒美のときに上手におやつを使うようにしましょう。