メガネをかけた犬

犬の目にゴミが!目薬を使用してもいい?傷付けない正しい取り方とは

愛犬の目にゴミが入った!なんてとき、どのように取ってあげるのがよいのか迷ってしまうのではないでしょうか?目のゴミの正しい取り方はあるのでしょうか?また目薬などを使ってもよいのでしょうか?そもそも、目のゴミを取る必要はあるのでしょうか?

犬の目にゴミが入ってしまったら、なんとかして取ってあげたいと思いますよね。

しかし、具体的な撮り方はどうすればよいのか悩んでしまうのではないでしょうか?

そもそも犬に目薬は使用してもよいのでしょうか
目薬を使う以外にどのような取り方があるのでしょうか

犬の目にゴミが入った場合の対処法と目を傷つけないための取り方をご紹介します。

Sponsored Link

犬の目にゴミが入ったとしても無理に取るのはNG!

不安な表情の犬

ふと愛犬の目を見るとゴミが入っていた!
なんてことがあったら「早く取ってあげないと!」と思ってしまいますよね。

しかし、ゴミが入っているからといって必ず取ってあげる必要があるのかというとそうではないのです。

場合によってはそのまま何もせずに様子を見るだけで解決することもあります。

犬は目にゴミが入っても気にならない?

人間だと小さなゴミであっても目に入ってしまうとゴロゴロとして違和感を感じてしまう、場合によっては痛みを感じたりすることもありますよね。

しかし、犬の場合は気にしない子がほとんどのようです。
犬の目の表面は常に涙が覆っているため、ゴミなどの異物が入ったとしてもすぐに洗い流せるようになっているのです。

瞬膜がワイパーの代わりをしてくれる

さらに、犬の目には瞬膜と呼ばれる第3の瞼があります

この瞬膜がワイパーのような役割を発揮し、目に入ったゴミを瞬時に目尻の方にかき集め外に排出してくれるのです。

この瞬膜は人間にはない特殊な器官であり、犬や猫のほかにも両生類や魚類にもみられる器官です。

通常は目の内側に隠れているため見ることはできませんが、よく見ると目頭のあたりに白っぽい幕が確認できることもあります。

無理に取ってしまうとケガの原因になることも

平気だとは聞いてもやっぱりゴミが入っているのは気になる・・・。
なんて方もいらっしゃるでしょう。

しかし、目のゴミを無理に取ろうとしたことで眼球を傷つけてしまい、思わぬ怪我の原因となることもあります。

また、眼球に何かをするということは犬にとっては恐怖の対象でしかありません。
そのため、激しく暴れてしまい飼い主自身も負傷してしまう可能性もあります。

あまり痛がっている様子がないのであれば、そっとしてあげるようにしましょう。

犬が目のゴミを気にしているときの取り方

基本的に様子を見るだけでよい目のゴミですが、犬があまりにも目を気にしていたり、目を掻いていたり、目をしょぼしょぼさせているようならば、人間が手を貸して取ってあげる必要があります

では具体的にどのような撮り方があるのでしょうか?

水で洗い流す

まず試していただきたいのが水で洗い流す方法です。
清潔な容器に水を入れて目にかけてあげるだけでゴミが取れる場合もあります。

シャワーの水などを直接かけてしまうと、大切な眼球を傷つけてしまう可能性もありますので、必ず静かにゆっくりと目に水をかけてあげるようにしましょう

目薬を使う

ゴミが入っているときに大活躍してくれるのが目薬です。
目を気にしているようならば犬用の目薬をさしてあげましょう。

このときに気をつけていただきたいのが、人間用の目薬は使用せず必ず犬用の目薬を使用するという点です。

人間用の目薬はあくまでも人に害がないように作られたものであり、犬にとっては有害となる成分が含まれていることもあります。

目にゴミが入ったとき、目薬を使用するのはよいですが、必ず犬用の目薬を使うようにしましょう。

やってはいけない取り方

どうやっても取れないからといって、目に指を入れる取り方は大変危険です。

またピンセットで掴み取ったり、ティッシュペーパーでこすり取ることもNGです。
必ず水や目薬などを使用し、洗い流すようにする取り方か、どうしても取れないようならば獣医師に相談をして取ってもらうようにしましょう。

目にゴミが入ることで引き起こされる可能性のあるケガや病気

外をみる犬

目にゴミが入っても気にならないだけではなく、ほとんどの場合は自然と排出してくれるのですが、何らかの理由で上手に排出できない場合、炎症を起こしてしまったり、眼球に傷がついてしまったりする場合もあります。

最後は引き起こされる可能性のある病気やケガの種類や症状についてご紹介します。

Sponsored Link

角膜潰瘍

目の表面になる透明な薄い膜である角膜が傷ついてしまうケガです。
症状としては、目をショボショボさせる、充血、涙が多くなる、目をこするなどがみられます。

軽度の場合は、点眼治療のみで完治しますが、重度になると手術が必要になる場合もありますので早めに治療を行うようにしましょう。

角膜炎・結膜炎

角膜に炎症が起こってしまう病気です。
症状としては目ヤニ、涙が多くなるだけではなく、色素沈着、黒い斑点などが付くこともあります。

治療としては点眼投薬、飲み薬の処方、重度になると手術を行う必要があります。

このような症状が見られたら注意をしよう

ゴミが入ってしまったとき、ゴミを取るべきか様子をみるべきかの判断に迷ってしまうことありますよね。

そんな方は、下記のような症状がみられないかをチェックしましょう。

  • 瞬膜が出ている
  • 目をショボショボさせている
  • 充血している
  • 涙を流している
  • 目を掻いている

このような状態になっているから、必ず目が傷ついてるというわけではありませんが、可能性は十分にあります。

ゴミを取るべきか、様子をみるべきかの判断に迷ったときは、このような症状が出ていないかをチェックするようするにしましょう。

目にゴミが入ったときは冷静に判断をしてあげよう

目にゴミが入ったとなると飼い主としては「大切な愛犬のためにどうにかしてあげたい!」と思うのは当たり前のことです。

しかし、そのよかれと思ってやった行為が逆に愛犬の目を傷つけてしまう原因となる可能性もあるのです。

もし愛犬の目にゴミが入ってしまった場合は、様子をみるべき状況か、取ってあげるべき状況なのかをしっかりと判断をし、取る場合は正しい取り方を実行するようにしましょう。

もしものときのために、犬用の目薬を用意しておいてあげるのもおすすめです。

愛犬のためにできる限りの対策を行うようにしてくださいね。

コメントを残す

*