犬と浜辺

愛犬の49日(四十九日)にすることとは?数え方やお供えするもの

愛犬が亡くなって悲しみから立ち直れていなくても、49日の法要を行ってあげましょう。49日の数え方やお供えするものなど、49日にすることを理解して、愛犬が安心して虹の橋で過ごせるようにしてあげましょう。

愛犬が亡くなってから49日目にすることを四十九日法要といいます。

今では人間と同じように大切な愛犬の葬儀を行ったり、初七日や四十九日、一周忌などの法要を行う方も増えてきました。

愛犬が虹の橋のたもとへ旅立ってしまい、悲しみに明け暮れる日々を過ごし、心に余裕がない時期ではありますが、愛犬の49日について知っておきましょう。

今回は、愛犬の49日にすることと、数え方やお供えするものについてご紹介します。

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49日とは?

犬の鼻

49日は人間の法要として知られていますが、犬にも必要なのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

しかし、家族として一緒に過ごしてきた愛犬を手厚く供養したい、と49日を行う方も増えており、寺院やペット霊園でも四十九日法要を行っています。

まず最初に、49日にどんな意味があるのかと、数え方についても知っておきましょう。

49日の意味

そもそも49日とはどんな意味があるのでしょうか。
故人が亡くなった日から7日目に三途の川に辿り着きます。

この日を初七日として、お骨を故人が気に入っていた場所や仏壇に安置します。

お供えものお経を読んで、故人が無事に川を渡れるように法要を行い、故人は橋を渡るか、激流を泳いで渡るかを決める時です。

そして49日目を迎えた日に完全に天国に行くとされており、故人の節目の日とされています。

犬の場合も同様ですが、犬の場合では三途の川ではなく虹の橋のたもとに行くのが初七日で、虹の橋を渡るのは飼い主がその場所に行きついてからと言われています。

また、49日には残された人たちが心の整理を付ける期間でもあります。

虹の橋について

虹の橋の話が出たので、ここで少し触れておきます。
虹の橋は天国の手前にあり、渡ることで天国に行ける場所です。

亡くなったペットたちは、虹の橋のたもとで飼い主が迎えに来てくれることを待っています。
草原や丘があり、他のペットたちと楽しく遊んだり、好きなだけ走り回れる場所なので、何も心配することはありません。

美味しいご飯や綺麗な水があり、優しい日ざしに照らされて、のんびりゆっくりとした毎日を過ごしています。

病気にかかっていた子、年老いた子も、元気な姿を取り戻し、痛みや苦しみはありません

そしていつか飼い主がその場に訪れ、一緒に寄り添って虹の橋を渡って行くというものです。

ですから、犬にとっての49日は意味のないものかもしれません。
けれど、亡くなった節目として人間と同じように四十九日法要を行ってあげるのです。

数え方

一般的な49日の数え方は、愛犬が亡くなった日を1日目とし、その日から48日後が49日です。

関西地方では亡くなった日の前日を1日目として数えることもあるため、住んでいる地域の法要について調べてみてくださいね。

また、49日が平日に当たる場合、その日に近い土曜日や日曜日に四十九日法要を行うこともできるので、絶対に49日目ではいけない、というものではありません。

愛犬の49日にすること

49日の意味がわかったところで、何をすればいいかご存知ない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、愛犬の49日にすることについて見ていきましょう。

四十九日法要

寺院やペット霊園で愛犬の四十九日法要を行う場合は、お供えものを持って行き、お経をあげてもらいます。

お布施の相場は3,000円~5,000円ですが、いくらという決まりはありません

家で四十九日法要をする場合は、お供えものを準備し、お線香を手向け、お坊さんに来てもらってお経をあげてもらったり自分で読経します。

犬の法要の場合、お経に関しては必然ではありません
家族みんなや親族などが集まる場合では、そのあとに会食を行います。

お供え

愛犬の49日には、お供えものを用意します。

お花、食べもの、おもちゃ、愛犬の好きだったもの、思い出のあるものなど、お供えものに決まりはありません

人間の法要ではお供えのお花は白系でなくてはいけませんが、犬の法要にお花の決まりはないので、愛犬のイメージで選んであげるといいでしょう。

納骨

49日には、愛犬の納骨も行います。

寺院やペット霊園で合同葬儀を行っている場合は、そのまま合同碑に納骨されてしまうため、納骨する必要はありません。

しかし、必ずしも49日に納骨する必要はなく、心の準備ができてから納骨をすることが一般的となっています。

愛犬の納骨場所

寝ている犬

愛犬の納骨をする上で、どんな場所に納骨するかも考えておかなければいけません。

最近では手元供養も多くなり、すぐに納骨する必要もありませんが、自分が亡くなった時にお骨をどうするか、も考えておきましょう。

ここでは、愛犬の納骨場所について見ていきましょう。

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合同碑

寺院やペット霊園では、合同碑があります。

共同墓地である場合もありますが、最初に2万円~3万円程度の費用を払えば、住職さんや神主さんが永代供養してくれます。

他のペットたちと一緒なので、寂しい思いをさせることがないことや、定期的に供養する法事なども行われます。

デメリットとしては、他のペットたちと一緒に供養されるため、あとになって取り出すことができないということです。

納骨堂

愛犬の納骨場所に、納骨堂があります。

年間10,000円~15,000円の使用料がかかりますが、室内できちんと管理されており、個別にお参りすることができます。

毎年使用料がかかるため、いつかは引きとらなければいけません

最近では、永代供養をしてくれる納骨堂もでき、最初に数十万円支払えばずっと供養してくれる場所もありますので、納骨堂を考えている場合はどちらにするか決めておきましょう。

専用のお墓

ペット霊園では、土地や墓石代の数十万円を支払えば、専用のお墓に納骨することもできます。

合同碑と違って、墓石に名前を入れることができ、好きなお供えものを持っていけます。

愛犬と一緒に入れる霊園

以前は、犬と人間を一緒のお墓にいれてはいけない、という考えが浸透していましたが、最近ではペットと一緒に入れる霊園や墓地、納骨堂がたくさんできてきました。

2019年現在では全国に57件の霊園や墓地、納骨堂がありますが、ペットも家族という考えから、これからまだまだ増えていくのではないでしょうか。

金額はピンキリですが、愛犬と一緒のお墓に入りたいと思う方にとっては嬉しいことですね。

愛犬の49日にすることを知っておこう|まとめ

今回は、愛犬の49日にすることと、数え方やお供えするものについてご紹介しました。

虹の橋で待つ愛犬に、49日は意味がないかもしれません。
しかし、四十九日法要をすることは愛犬が虹の橋のふもとに旅立ってから49日目という節目であったり、残された私たちが気持ちの整理を付けるために必要な行為です。

いつまでも悲しんでいては、愛犬が心配してしまいますね。
決して愛犬のことを忘れろと言っているわけではありませし、忘れないでください。

愛犬との思い出を心に刻みながら、少しづつ前を向き始めるきっかけが49日なのではないでしょうか。

愛犬が心置きなく虹の橋のたもとであなたを待っていられるように、49日に手厚い供養をしてあげましょう

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