チワマルの寿命はどれくらいなのでしょうか？
もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。
そこで、チワマルのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。
チワマルの平均寿命は？
チワワとマルチーズをかけ合わせたチワマルはその見た目の愛らしさから、非常に人気が高いです。
チワマルの平均寿命は12-15歳、と小型犬としてはごく平均的なものです。
一般的にミックス犬は丈夫で長生きだと言われていますが、それも掛け合わせる犬種の相性にもよります。
そういった意味でいうとチワワとマルチーズの掛け合わせはうまくいったということなのでしょう。
チワマルの寿命と長生きするコツ
チワマルといった愛玩犬は散歩が不要といったのは一昔前のことです。
いくらお座敷犬と呼ばれる小型犬であれ犬は犬です、散歩は必要です。
ただしチワマルの中には極端に憶病な性格の犬もいるため、逆にストレスをかけないように注意しつつ、短時間でも構わないので極力毎日外に連れ出すようにしてやってください。
難しいようなら家の庭でも構いません。
そもそもチワマルの長生きの秘訣はまず子犬から成犬になる成長期に運動をして筋肉をつけることです。
できるだけ土の上を歩かせ太陽に浴びせ筋力をつけさせるように意識してください。
膝蓋骨脱臼や骨折など関節の問題が多くみられる犬種です
。
無理強いは厳禁ですが、成長期にできるだけ骨太にはさせてやってください。
またチワマルに表れる心臓病予防としては肺活動を鍛えるため、若いうちから一定のリズムでの散歩を継続させることです。
そして寒暖差にも気を付けてやってください。
そして視力も弱まりやすいので、極力強い太陽光線を視界にいれないことです。
犬は雪が大好き？愛犬が雪遊びをする際の注意点やケア方法についてチワマルのかかりやすい病気は？
チワマルならではのかかりやすい病気は今のところ特に存在していません。
しかし親犬それぞれのチワワとマルチーズがかかりやすい病気には気を付けておくべきです。
例えばチワワに多い膝蓋骨脱臼、水頭症、尿路結石症そして僧帽弁閉鎖不全症と角膜炎です。
またマルチーズに多い眼瞼内反症、外耳炎、肛門嚢炎、僧帽弁閉鎖不全症それから原因不明のホワイトシェイカードッグ症候群といった免疫疾患にも注意を払っておくべきでしょう。
チワマルのかかりやすい病気のサイン
チワマルがほかの犬種より際立って目立つという遺伝的疾患は特にありません。
しかし親犬のチワワとマルチーズ特有の脱臼ヘルニア心臓病と目の病気そして皮膚アレルギーにはかかりやすい傾向があります。
脱臼はそれが起きた時点で犬が悲鳴を上げたり脚が地面につかなくなるのですぐに気が付きます。
あまりにも脱臼が多い場合は獣医師と相談した上で手術になることもあります。
ヘルニアは階段の上り下りが痛みのあまりできなくなります。
心臓病はレベルにも寄りますが、寒暖差に敏感になりぜーぜーハーハー苦しそうな呼吸になります。
皮膚アレルギーや下痢症状はフードにその原因がある場合も多々見受けられます。
どちらかといえばデリケートな身体だということを念頭に、獣医と相談しながら慎重に運動や食事など試みてください。
病気の予防法と対処法
チワマルの病気の対処法と予防法をご紹介します。
まず最初にお伝えしておきたいのがチワマルがかかりやすい病気というものは、まださほどデータが集まっていないということです。
しかし親犬のチワワとマルチーズのそれぞれのかかりやすい病気は、当然その子どものチワマルもかかりやすくなる可能性があります。
そのため飼い主がしておくべきこととできることは、チワワとマルチーズそれぞれの遺伝的疾患について調べて勉強をしておくことです。
その上でチワマルを注意深く育てるようにしてください。
例えばチワワもマルチーズも脱臼しやすい犬種です。
そのため室内の滑り止め設置はむろんのこと、外でも極力土の上を歩かせ滑りやすい道路上で全力ダッシュなどさせないようにしてください。
またどちらの犬種も心臓病が多いです。
よってチワマルも若いうちから心臓の検査を行うようにしてください。
発見が早ければ早いほど、その疾患の進行を遅らせる手立て生まれてきますから。
チワマルの老化のスピード
チワマルも小型犬ですので、比較的長生きする犬種です。
そのため老化のスピードも非常に緩やかなものです。
10を過ぎるまで大きな病気もせず元気できたというチワマルもいます。
しかし長生きすればするほど必ず体調が悪くなります。
よって一般的には14くらいには悪い数値がみつかり通院や介護が必要になってくることも多々あります。
「ある日」突然具合が悪くなったという話もよくあることです。
チワマルの老化に伴う外見の変化
チワマルの老化に伴う外見の姿はさほどありません。
しかし当然ながら歩みは遅くなり耳は遠くなって目も見えにくくなります。
そして顎が小さい犬種なので、噛む力も弱まります。
食べ物を与えるときは細かくしたり柔らかくしてやったりするようにしてください。
チワマルに似た犬種
老犬におすすめの食べ物は？
チワマルはもともと食いつきが良い個体と小食の個体で別れます。
後者の場合は色々工夫してやるようにしてください。
例えば老犬にも食べやすいフードを電子レンジで温め匂いつけをしてやったり、ドライフードも水でふやかしてやるようにです。
チワマルのような顎が小さい犬は年老いるとますます噛む力が弱まります。
そこに気づいて食べ物の与え方を工夫してやるといった意識をしてください。
チワマルに適した散歩の量は？
チワマルはさほど散歩量を必要としません。
しかしこれも個体差です。
マニュアル通りの散歩量をするのではなく、例えば極端に人混みを怖がるようならそういう箇所は抱っこしてやり、自然の中をぐいぐい歩きたがっているようならテリア系の犬並みに歩かせてやってもいいでしょう。
あとはその個体のその時の体調や気分そして年齢にも寄ります。
チワマルだから散歩は毎日20分ほどでいいと決めつけるのではなく、ケースバイケースで歩かせてやってください。
しかし無理強いはヘルニア等の原因にもなります。
犬本人がまだまだ歩きたくても体力的に難しい場合もあります。
飼い主が愛犬の体調をしっかり見極めて毅然としてコントロールしてやるようにしましょう。
ストレスをかけないために飼い主が出来ること
飼い犬チワマルにストレスをためないように飼い主ができることは、まずは部屋の中のケージに閉じ込めたままにしておかないことです。
こういった愛玩犬の飼い主の中に時々起きることなのですが、四六時中部屋の狭いケージの中に犬を入れてままにしておくということがあります。
これはまずストレスの原因になり足腰も弱まり認知症にもなりやすくなります。
檻の中の排泄物の真横で一日中やることもなく寝てばかりというのは犬とはいえノイローゼにもなります。
チワマルのような愛らしい小さな犬でも犬は犬ですから社交性を身に付け筋力もつけさせ、嗅覚によって世間の情報も入手させ脳を活性化させる必要があります。
そこで飼い主としてすべきことは例え一日ほんの10分20分でもできるだけ、外に連れ出すようにしてやってください。
特に散歩が大好きなチワマルならもっといろいろ連れていってやり歩かせてやってください。
チワマルの寿命に関するまとめ
チワマルとは片親がチワワでもう片方の親がマルチーズの犬の間に生まれた子犬のミックス犬を指します。
一般的にチワワはアクティブで元気です。
体格も小柄なことが多いです。
そしてマルチーズは温厚であり定期的なトリミングカットが必要な犬です。
見た目も性格もどちらの要素を受け継ぐか皆目予想がつかないミックスのチワマル。
どんな成犬に成長するのか飼育過程の楽しみがいっぱいです。
しかしそれぞれの親から遺伝的疾患を受け継いでしまっている可能性もあります。
チワワとマルチーズ特有の疾患発症に注意をしながら、どちらに似ても愛らしいチワマルを育てていくのは喜びにあふれる犬生活となることでしょう。
