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ポメックスの寿命はどのくらい?なりやすい病気の症状と予防法

犬種によって寿命はさまざまです。今回は【ポメックス】の健康維持に必要な情報や長生きのコツを紹介します。平均寿命や長生きのために必要なことを知り、愛犬とできるだけ長く一緒に居られる環境を作りましょう。

ポメックスの寿命はどれくらいなのでしょうか?

もちろん、愛犬にはいつまでも健康で長生きしてほしいと思いますよね。

そこで、ポメックスのかかりやすい病気やその予防法、犬種に合ったストレスを溜めない方法など、様々な観点から解説していきます。

ポメックスの画像

ポメックスの平均寿命は?

ポメックスは、ポメラニアンとミニチュアダックスフントのミックス犬です。

ポメックスの平均寿命は、親であるポメラニアン、ミニチュアダックスフントと同様に12~15歳ほどといわれています。

もちろん個体差がありますが、長生きできる犬種のミックス犬なので、食事や運動、環境などに気を付ければ、もっと長生きできる可能性は十分にあるでしょう。

ポメックスの寿命と長生きするコツ

ポメックスは、ポメラニアンとミニチュアダックスフントのミックスであり、ポメラニアンからはふわふわのダブルコートと、首まわりから胸あたりまであるライオンのような飾り毛を、ミニチュアダックスフントからは、たれ耳と、胴長でやや短足なボディを受け継ぐことが多いです。

ふわふわの被毛を保つために定期的なシャンプーとトリミングをすることで、ポメラニアンなどがかかりやすい皮膚炎等を予防することができます。

ミニチュアダックスフントと同様の胴長短足のボディであることから、特に足腰に負担がかかりやすい体型をしています。

そのため、高いところからジャンプすることや二足歩行、足腰に負担がかかるような抱っこの仕方をしないよう気を付けなければなりません。

また、目、耳、歯のケアを欠かさずにすることと、肥満になると足腰に負担がかかってしまうので、そうならないよう適度な運動と食事をさせることで、より健康で長生きしてもらえるでしょう。

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ポメックスのかかりやすい病気は?

ポメックスは、ポメラニアンとミニチュアダックスフントのミックスです。

ポメラニアンに多いアロペシアエックスという皮膚炎にかかることがあります。

ポメックスはミニチュアダックスフントの特徴を強く受けることが多く、胴長短足の犬種に多い椎間板ヘルニアにかかる可能性が高いです。

また、高齢になると、白内障になることがあります。

ポメックスのかかりやすい病気のサイン

ポメックスがかかりやすい病気は、皮膚炎、椎間板ヘルニア、白内障の3種類があります。

「アロペシアエックス」という皮膚炎は、1歳から4歳くらいの若い時期に、四肢と頭部を除いた全身が脱毛してしまう病気です。

毛のボリュームがなくなったと感じ始め、徐々に毛の艶がなくなり、乾燥しパサパサしていきます。

脱毛を起こした箇所以外は、特に病気ということはありません。

「椎間板ヘルニア」は、突然発症するハンセン1型と、ゆっくりと進行するハンセン2型があります。

ハンセン1型は、比較的若い年齢(2~7歳ころ)で急に発症するケースが多く、腰椎部の椎間板がヘルニアになったら後ろ足に、頚椎部の椎間板がヘルニアになったら前足に麻痺が出てきます。

軽い痛みから始まるので、見てすぐにわかるものではないですが、足を引きずるように歩いているように見えたり、それまでソファに飛び乗ったり飛び降りていたのがしなくなった、長時間の散歩を嫌がるようになった、などの兆候があれば椎間板ヘルニアの可能性があります。

ハンセン2型の椎間板ヘルニアでは、高齢になると発症するケースが多く、痛みや後ろ足の軽い麻痺がほとんどで、時間をかけて進行します。

「白内障」は、目の中にある水晶体が本来は透明であるべきところ、白く濁り、視力低下をもたらす病気です。

加齢や糖尿病などが原因で起こることもありますが、6歳ころから遺伝的要素が原因で発症することもあります。

歩いていて、物にぶつかるようになったり、物音に驚くようになったり、目を見て水晶体が白く濁っているように見えたら、それが白内障のサインです。

病気の予防法と対処法

ポメックスがかかりやすい病気は、皮膚炎、椎間板ヘルニア、白内障の3種類があります。

ポメラニアンから受け継いだふわふわしたダブルコートの被毛は、抜け毛が多く、年に2回、春と秋に換毛期があります。

月に1回(夏場は2回程度)を目安に犬用のものを使ってシャンプーすることと、定期的にカットやブラッシングなどトリミングすることで、被毛を美しく保つだけではなく、皮膚炎などの病気の予防にもなります。

また、定期的にシャンプーとトリミングをすることで、体臭も気にならなくなります。

ポメラニアンに多い「アロペシアエックス」という皮膚炎は、1歳から4歳で発症し、痒みのない脱毛症が頭部と四肢端以外に起こります。

毛周期のサイクルを整える働きのある薬や、性ホルモンを抑える薬を使ったり、皮膚の乾燥を防ぎ、治療をせずに服を着せて皮膚を保護するような治療だけを行うこともあります。

病気の犬が去勢していないオスの場合は、去勢手術が有効なこともあります。

次に、ミニチュアダックスフントと同様に、「椎間板ヘルニア」にかかりやすい特徴があります。

高いところからジャンプさせない、二足歩行させない、階段の昇り降りに気を付ける、肥満にならないようにするなど日常の生活で気を付けてあげることがヘルニアの予防につながります。

それでも椎間板ヘルニアになってしまった場合、抱っこを嫌がったり、変な歩き方をしたり、排泄が困難になったり下半身麻痺や痛みを感じないなどの神経の障害があらわれることがあるので、そうなったら受診して治療を受けなければなりません。

「白内障」については、高齢になるとどの犬もそうですが、先天性の白内障になることがポメラニアンとミニチュアダックスフントに特に多く、歩いているときに物にぶつかるなど、おかしいと感じたら受診しましょう。

ポメックスの老化のスピード

8歳前後からシニア期で人間の50歳前後、10~11歳ころから老年期で人間の60歳前後といわれています。

老化のサインは、口臭がきつくなる、毛色が薄くなったり毛の艶がなくなる、あごや口のラインが下がる、歩いていて物にぶつかるようになった、など、日常生活のなかにいくつもあります。

また、食欲が減退したり、逆に食欲旺盛になることもあります。

それらの変化に気が付いたら、食事をシニア用にかえたり、定期的に、できれば年2回以上健康診断を受けるなどして、健康な老年期を送れるようにしましょう。

ポメックスの老化に伴う外見の変化

老年期になると、だんだん毛色が薄くなったりツヤがなくなってきたり、口臭がきつくなったり、口やあごのラインが下がるほか、目が白く濁ったようになる白内障の症状が始まります。

そのほか、目ヤニがよく出るようになる、歩くスピードが落ちたり階段を嫌がるようにもなります。

老化に伴う外見の変化

ポメックスに似た犬種

ポメラニアンミニチュアダックスフンド

老犬におすすめの食べ物は?

ポメラニアンの特徴を受け継いでいると、膵臓が弱いことがあります。

膵臓が弱い場合は、高脂肪、高カロリーの食事、糖分の高い野菜や果物を摂取すると、弱っている膵臓への負担が大きく膵炎の原因にもなるので、できるだけ自然素材のバランスがよい手作りの食事やドッグフードを食べさせるとよいでしょう。

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ポメックスに適した散歩の量は?

ポメックスの体型が胴長短足であることから、ミニチュアダックスフントと同様に1日2~3回、それぞれ20~30分程度の散歩が適量といわれています。

ミニチュアダックスフントはもともとが狩猟犬であるので、運動量が多く、散歩が大好きなようですが、老年期になると足腰に負担がかかるようになります。

様子を見ながら、気分転換もかねて散歩に連れて行ってあげるとよいでしょう。

ストレスをかけないために飼い主が出来ること

ポメックスは小型犬であることから、室内で飼育されますが、ミニチュアダックスフントの性質をより濃く受け継ぐことが多いので、散歩は欠かせません。

1日2回、それぞれ20~30分程度の散歩をすることと、胴長短足のボディに負担がかからないよう、室内がフローリングである場合はマットを敷いたり、段差がある場所にはステップを置くなどの対策をとることが望ましいです。

そうすれば、散歩で足りない分の運動量を室内で補うことができ、肥満予防にもなります。

そのほか、どの犬種にも共通することですが、バランスのとれた食事をとることが必要です。

ポメックスの寿命に関するまとめ

ポメックスは、ポメラニアンの利口さ、好奇心旺盛かつ警戒心が強い性格と、ミニチュアダックスフントの社交性をあわせ持った性格をしています。

運動量が多いので、1日2回の散歩をすることで、ストレス発散や肥満の予防につながります。

胴長短足であるため、高いところからジャンプさせない、抱き方に気を付ける、バランスのとれた食事を与えるなど、普段の生活のなかで小さなケアを続けることが、健康と長生きにつながるでしょう。

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