寝そべる犬

愛犬の虫刺され(刺咬症)の症状とは?対処法と虫除け対策をご紹介

犬の虫刺されには多種多様な原因や対策があります。放置してしまうと重大な症状になってしまい、最悪の場合死に至ってしまいます。今回は虫刺されの症状とその対策、普段からできる虫除け対策を紹介していきます。

大切な愛犬が知らない間に虫に刺されてしまった、なんてことありますよね。

虫刺されでも放置していると様々な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

ということで今回は虫刺されの症状や対処法、虫よけ対策を紹介していきたいと思います!

犬の虫刺されの症状とは?

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刺咬症(しこうしょう)と呼ばれる虫に刺されて炎症を起こしてしまう病気があります。

人間の虫刺されの場合「蚊」を思い浮かべますが、犬の刺咬症の場合、多種多様な虫が発症の原因になってしまいます。

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犬の刺咬症の原因となる代表的な虫

蚊、ブユ、ハチ、蛾、クモ、ムカデ、ノミ、ダニ、ツツガムシなどがあげられます。

主な症状としては、腫れ、発赤、かゆみ、痛みなどです。

大きさや種類は大小さまざまあり、それぞれに違った対策方法があります。

特に注意が必要な虫の症状、対策については後程より具体的にご説明いたします。

刺咬症から発症する病気

蚊に刺されてしまった場合、その蚊が犬糸状虫という虫を持っていた場合に、フィラリア症という病気になってしまいます。

放置してしまうと体内でだんだんと虫が増えていき、最悪の場合死に至ってしまう恐ろしい病気です。

またその他に起こりやすい病気がハチに刺された場合にアナフィラキシーショックを起こしてしまいます。

アナフィラキシーショックはアレルギー症状の一つで、体内に入ってきた異物に過剰に反応してしまうものです。

呼吸困難になってしまったり、歩行が困難になってしまったりする非常に危険な症状です。

犬の虫刺されの対処法とは?

刺咬症は事前に虫除け対策などで予防し、愛犬を虫から守ってあげることが大切ですが、絶対に虫に刺されないという保証はありません。

もしも刺されてしまった場合でも慌てずに、まずは安静にさせることが大切です。

しかし、寄生虫や毒などを体内に持つ虫に刺されてしまった場合は注意しなければなりません。

急激に体調が悪くなったり、アレルギー反応が出てしまったりする場合は危険な状態の可能性がありますので、早急に動物病院へ搬送しましょう。

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フィラリア症の対処法

蚊によって引き起こされるフィラリア症の対策としては定期的にフィラリア予防薬を内服することで発症を防ぐことができます。

フィラリア症は発症までに時間が掛かるので、定期的にフィラリア検査を行うことで発症を防ぐことに繋がります。

また、蚊は基本的に犬の耳を狙うことが多く、他の虫に比べ比較的に飼い主さんにも見えるので、なるべく蚊のいそうな場所へ行かないようにしたり、見えたら追い払ってあげることで刺咬症を防ぐことができます。

ハチに刺されてしまった時の対処法

ハチに刺されてしまうと、アナフィラキシーショックで重体になる可能性もあります。

刺された後、体に針が残る場合があるので、見つけた時は毛抜きやピンセットで抜き、冷水で冷やしてあげて、その後動物病院へ連れて行ってあげて下さい。

ハチは黒く動くものを狙う習性を持っているので、黒い毛並みの犬などは注意が必要です。

ノミに刺されてしまった時の対処法

ノミは草むらなどで犬についてしまうことがあります。

ノミは何度も刺すという特徴を持っているので、見つけたらすぐにノミ取り用のクシで取ってあげることが大切です。

しかし、ノミを潰してしまうと卵が飛散し、繁殖してしまう恐れがあるので、潰す事は危険です。

ただ洗うだけでなく、ノミ取りシャンプーで定期的に洗い、ノミをしっかりと取り除いてあげてください。

ダニに咬まれてしまった時の対処法

ダニは洗い流して除去することが大切ですが、ダニにも様々な種類があり、大きさも様々で対策も異なります。

肉眼で確認できない大きさのヒセンダニというダニは皮膚の上で繁殖し、犬の皮膚をボロボロにしてしまいます。

激しいかゆみがあるのでわかりやすい症状ではありますが、放置してしまうと犬が衰弱している場合には、死に至る可能性がありますので注意が必要です。

もしも愛犬の皮膚に異常を見つけ痒そうにしている時はしっかりとお掃除してあげることでヒセンダニを取り除くことができます。

また、肉眼で確認できる大きなダニ、マダニは血を吸うと500円玉程に大きくなるものもあり、比較的気づきやすい虫です。

マダニは体内に毒を持っており、呼吸が乱れたり、吐き気を催したり、ふらふらと上手く歩けなくなる場合もあるので、重度の症状の場合はすぐに動物病院へ行きましょう。

犬の虫除け対策

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完全ではないですが、虫除け対策することで虫刺されを予防することができます。

刺されてから対策するのでは愛犬が辛い思いをしてしまうので事前にできる簡単な虫除け対策を紹介します。

お散歩の時は服を着せてあげる

虫は犬の毛に着きやすいので、服を着せてあげることでなるべく皮膚に付着する面積を減らしてあげます。

現在では虫除け成分の含まれた犬用の服も販売しているので、そちらもおすすめです。

飼い主の寝具、犬の寝具や服は定期的に洗濯する

基本的なことですが、服や寝具にもノミやダニなどが潜んでいます。

定期的に洗濯してあげましょう。

定期的なシャンプーとブラッシングを行う

定期的にノミ・ダニ用のシャンプーをしてあげることで繁殖を防ぐことができます。

またノミ取り用ブラシを使用することで、ノミを取ってあげることも重要です。

虫除けスプレー

虫刺されを防ぐためには、動物用虫除けスプレーをしてあげることで予防になります。

人間用の虫除けスプレーを使ってしまうと犬の肌が荒れてしまう場合があるので、動物用を使用しましょう。

またスプレータイプだけでなく首輪タイプもあるのでそちらも犬への負担が少なくおすすめです。

ハーブやアロマで虫除け対策をする

安全性が高いとされている植物由来のアロマやハーブを使用した虫除け対策も人気となっています。

しかし、犬は人間より嗅覚が優れており敏感なので、嫌がっているような素振りを見せた場合にはすぐに使用をやめましょう。

家の中の虫を駆除する

室内で犬を飼っている場合、外だけでなく、家の中でも刺咬症になる可能性があります。

家の中の虫を殺虫剤などで駆除してあげることで、愛犬にとっても居心地の良いところへしてあげることが大切です。

愛犬の刺咬症の対処法と虫除け対策のまとめ

今回は愛犬の虫刺されの対処法と虫除け対策について詳しく紹介してきました。

犬の刺咬症は多種多様な虫から受け病気に繋がる可能性があります。

重い症状が出ていると判断した場合は自分で処置しようとせず、なるべく早く動物病院へ連れて行きましょう。

また、普段から予防対策を行いなるべく刺されにくい環境を作ってあげることも大切です。

以上で紹介したことを是非参考にし、愛犬の安全と健康を守ってあげて下さい。

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