寝そべる犬

犬が震えるのはこんな原因と理由があった!正しい対処法を紹介

今回は犬の震える原因とその対処法を紹介していきます。震えが犬からの何らかのメッセージかも知れません。原因を知っておくことで伝えたがっていることがわかるかもしれません。

大切な愛犬が震えているととても心配になりますよね。

しかし、何が原因で震えているか、どう対処してあげるのがよいかわからないこともありますよね。

そこで今回は犬が震える原因とその対処法を紹介したいと思います!

生理的異変|犬の震えの原因

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犬が震えるのにはどんな原因があるのでしょうか?

まずは震える理由で多いとされている生理的理由の震えから見てみましょう。

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寒さによる震え

犬も人間と同じで寒いという理由で震えます。

寒さを感じた時に筋肉を細かく動かす(震わす)ことで体内で熱を作り、体温を一定に保とうとします。

犬種や個体によって適温に違いがあります。

例えば、暑い国産の犬や耳の大きい犬、毛の密度が薄い犬は寒さに弱く、寒い国産の犬や耳の小さい犬、毛の密度が濃い犬は寒さに強いと言われています。

恐怖、不安、警戒による震え

人間でも緊張したり、恐怖を感じたりすると、汗を流したり震えたりしますよね。

犬も同じように、恐怖や不安、緊張を体が感じると感じると全身が小刻みに震えることで、原因に対して身構えようとします。

不安や恐怖の対象の例としては、初めて訪れる場所や、見慣れない人、掃除機や花火の音、雷などがあげられます。

興奮による震え

美味しそうな餌を待っている時や楽しいときなど、犬は興奮すると目を見開き可愛い鳴き声をあげながら全身を震わせます。

また、飼い主さんが帰宅した時に嬉しくて震えるのはよく目にするのではないのでしょうか。

この場合は対処法などはありませんが、ひどい場合は躾をする必要があります。

その他の心理的理由からくる震え

仮病の症状にも震えがあるとも言われています。

不安な時に飼い主さんに優しくされた、おやつを貰えたなどを学習して、気を引くためにわざと震えるケースもあるようです。

身体的異変|犬の震えの原因

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犬の震えは生理的理由だけではありません。

病気などの身体的異常が原因の震えもあります。

見ただけでは判断しにくい場合もありますので、震え以外で食欲や下痢、嘔吐などしていないか症状があれば病気の可能性がありますので、動物病院へ連れて行くことをオススメします。

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老化、筋力の低下が原因の震え

犬も人間と同様に老化が進行すると筋力が低下していきます。

また、老化とは関係なく運動不足が長く続いてしまっても筋力は低下してしまいます。

老化による震えは止まる事ことがありません。

筋力の低下が原因の震えは、立ち上がったり、寝そべったりする動作をする時に後ろ足が震えが出ることが多く、無理な運動を行うと悪化してしまいます。

痛みが原因の震え

寝ている時や、リラックスしている時に震えている時は、痛みに耐えるために震えているのかもしれません。

痛みに耐えるために震えている時に触ったり抱き上げようとすると、鳴き声を上げたり、吠えて噛まれたりする場合もあります。

腹痛や、関節痛、外傷など痛みの原因は様々ありますが、長時間痛みに耐えるために震えていると体力を消耗し、衰弱してしまいますので、様子がおかしいと思った時点ですぐに動物病院で受診しましょう。

病気が原因の震え

震えは病気の症状としても起こることがあります。

様々な病気が原因になることがあり、代表的なものでは発熱てんかんなどもあげられます。

また、重症になると震えがひどい痙攣(けいれん)になります。

痙攣の場合はよだれが出たり、失禁したり、気を失ったりするので、このような症状が出ている場合は一刻も早く動物病院へ連れて行きましょう。

犬が震えてる時の理由別対処法

ここまで、犬の震える理由を見てきました。

震えを見ただけで判断はできませんが、対処して不安要素を一つずつ取り除いてあげましょう。

寒さによる震えの対処法

寒くて震えている状況が長時間続いてしまうと、低体温症を引き起こす恐れがあります。

子犬の場合、低体温症は命に関わりかねないので注意が必要です。

室内の場合は室内が寒すぎないか確認し、調整してみましょう。

屋外や室内でも調整が難しい場合は毛布を敷くなどで調節してあげましょう。

服を着せてあげるのも良いですが、長時間着ているとストレスを感じたり、皮膚炎になってしまいますので注意しましょう。

恐怖、不安、緊張による震えの対処法

この場合、まずはストレスの原因となっているものを遠ざけてあげましょう。

遠ざけることが難しい場合は飼い主さんが寄り添い、明るく声をかけてあげたり、抱っこしてあげたりして安心感を与えてあげましょう。

逆に心配したり不安をあたえてしまうことは逆効果になるので気を付けましょう。

筋力の低下による震えの対処法

筋力は低下してしまっては特別な対処法はないので、悪化しないようによく寝そべる場所を滑りにくくしてあげることで、怪我などを防ぎます。

また、筋力の低下を予防する方法としては適度な散歩や運動などをするようにしましょう。

高タンパク、低脂肪、低炭水化物の餌を子犬のうちから与えるようにすることで、高齢化による筋力の低下をある程度抑えることができます。

痛みによる震えの対処法

痛みに耐えて震えている場合は必要以上に触ることはやめておきましょう。

怪我などの場合はわかりにくいですが、無理に動かすことはぜず、動物病院へ連れて行きましょう。

病気による震えの対処法

上記の原因の対処をしてみても震えが止まらない場合は病気の可能性がありますので、動物病院へ行き検査をしてもらいましょう。

検査の際にいつ震えが発症するか、別の症状を伴うか、どのくらいの時間震えるかなどがわかると獣医師さんの診断の手助けになりますので、確認するようにしましょう。

何かあってからでは遅いので、気になることがあれば獣医師さんに相談することをオススメします。

犬が震える原因と理由、対処法のまとめ

今回は犬が震える理由とその対処法を紹介してきました。

震える理由は様々ですが、震えを見ただけで判断するのは難しいと思います。

しかし、犬は喋ることができないので震えることが飼い主に何か伝わるサインでもあります。

そのサインに早く気づいてあげることが大切になってきます。

この記事を参考に犬が伝えようとしていることに気づいてあげましょう。

以上で紹介した対処をしても震えが止まらない場合は動物病院へ行くことをオススメします。

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