大陸モモンガの基本情報
- 原産国、地域 フィンランド・挑戦・日本
- 一般的な体重 0.1~0.12kg
- 一般的な体高 体長14~20cm
大陸モモンガの名前の由来
野生種の生息地が主にフィンランドから朝鮮半島にかけてとユーラシア大陸北部広範囲にわたることからこの名前がつけられました。
大陸モモンガの歴史
大陸モモンガにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
元々は野生のものがペット化されました。
日本では在来種と交雑の恐れがあるとして2006年8月に特定外来生物に指定されました。
大陸モモンガの性格や特徴
大陸モモンガには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らない大陸モモンガの性格が見えてくるかもしれません♪
大陸モモンガの性格
げっ歯類リス亜科モモンガ属に属しており、被毛は茶色や灰色で、胸からお腹にかけてはオフホワイトをしています。
げっ歯類なので、歯は一生伸び続けます。
リス科の仲間ですが、長距離を滑空することができ、長いと50m近く滑空することもあります。
森林の中で、木の裂け目やキツツキが開けた穴などに巣を作って生活しています。
アメリカモモンガよりも目が大きく、耳が小さいです。
尾を背中に沿うように上げているのもアメリカモモンガとの違いです。
単独で生活しており、子育てもメスのみが行います。
夜行性です。
1度の出産で2~6匹の子供を産みます。
日本の在来種であるエゾモモンガと交雑、ニホンモモンガと競合する可能性があるため、2006年から特定外来生物に指定されており、販売・飼育・譲渡・繁殖・輸入などが禁止されています。
もしそれ以前から飼育していた場合は、環境省への届け出が必要となっています。
食性は草食寄りの雑食性で、種子、果実、木の芽、葉、樹皮、きのこ、昆虫類などを食べます。
性格は自由奔放で、かまって欲しいときにだけ甘えてくることが多いです。
神経質でもあり、飼育下ではストレスで死んでしまうこともあります。
大陸モモンガの毛色
大陸モモンガの毛の色や柄はこんな種類があります。
ノーマル
大陸モモンガに似ているのは?
大陸モモンガに似ている種類のペットはこちら!
エゾモモンガ、ニホンモモンガ、ゴリュウモモンガ
大陸モモンガの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
大陸モモンガに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
大陸モモンガに適した気温は18~28℃で、寒さには強いですが暑さには弱いです。
夏はエアコンで調節してあげ、冬にヒーターを用いるならケージ全体ではなく一部分だけ温まるよう調整してあげる必要があります。
ケージを置く場所は直射日光が当たる場所は避けましょう。
アメリカモモンガよりは馴れやすいですが、神経質な性格なので馴れるまでに時間がかかります。
驚かせないようにゆっくりと少しずつ時間をかけてスキンシップをとるようにしましょう。
馴れても飼い主とある程度の距離を持ちたがる傾向にあるので、常にベタベタ触りすぎないよう注意が必要です。
また、単体で生活する動物なので、複数飼育はおススメしません。
トイレのしつけはほぼ不可能だと思っておきましょう。
モモンガはケージにつかまった状態で排泄をする特徴があるので、ケージの外も汚れてしまいます。
フクロモモンガに比べて排泄物の臭いはほとんど気になりませんが、ケージの中と外、毎日こまめな掃除をしてあげましょう。
もしケージの外に出した場合はそこらじゅうに糞尿をするので、部屋中の掃除をする覚悟が必要です。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
大陸モモンガは、室内で飼うことに適しています。
大陸モモンガのオスとメスの違い
大陸モモンガオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
大陸モモンガの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べて体長がやや長いです。
メス:オスに比べて体長がやや短く、体重も少なめになることが多いです。
大陸モモンガのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
大陸モモンガの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
主食としてハムスターやリス用のペレットを与えます。
フクロモモンガよりも動物性タンパク質や花蜜を必要としないので、フクロモモンガ用のフードではバランスを崩してしまいます。
必ずハムスターやリス用のものを与えましょう。
また、副食としてナッツ類、野菜、果物、秋口には動物性タンパクのミルワーム、煮干し、チーズを与えます。
動物性タンパクは少なめで大丈夫です。
果物も好まない個体が多いです。
野菜などは常温に戻してから、食べやすいよう1cm弱程度のサイコロ状に切ってあげましょう。
水は毎日取り換えて常に新鮮なものを用意します。
大陸モモンガの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
大陸モモンガの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000~3,000円です。
大陸モモンガのお風呂のペース
基本的に必要なし、どうしても汚れや臭いがが気になるときのみに限りましょう。
大陸モモンガにおすすめのグッズ
大陸モモンガを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
飼育に欠かせないものであるケージは、高さがありステンレス製のものがおススメです。
アクリル製のものでも大丈夫です。
具体的には幅と奥行きは50cm以上、高さは70cm以上あるものが理想です。
また、移動・足場用に止まり木とコーナーステージもケージ内に設置してあげましょう。
トイレを設置する場合はハムスターなどの小動物用のトイレを床に置き、固まらないタイプのトイレ砂を用います。
設置しない場合は床に網状のすのこを敷き、その下に脱臭作用のあるペットシーツを敷き詰めます。
おがくずや紙くずを床材として敷いておくのもよいですが、ペットシーツの方が掃除が楽でしょう。
他にも寝床や遊び場所としてポーチやハンモックをできれば複数用意し、また食事用に金網にひっかけるタイプのエサ入れ、給水ボトルを設置してあげましょう。
必須ではないですが、小動物用の爪切り、取扱いのための皮手袋、温度管理のための温湿度計があると便利です。
大陸モモンガのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
大陸モモンガがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
クル病、下痢、熱中症、低体温症、ペニス脱、脱毛、白内障、角膜炎、肥満、骨折、後躯麻痺、脱臼、自傷行為、不正咬合
大陸モモンガのよく使う薬・サプリ
整腸作用を目的としてマルチビタミンや乳酸菌が含まれるもの、栄養補給を目的としてゼリーや虫の幼虫を粉末にしたものなどが使用されます。
大陸モモンガの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
まずモモンガなどのエキゾチックアニマルを診察してくれる病院は限られています。
飼育の前に近所にそのような病院があるか調べておきましょう。
治療費は病院によって異なりますが、診察費としてだいたい1,000~2,000円、鎮静費(麻酔費)として3,000~5,000円、症状により各種検査費用として1,000~10,000円ほどかかってきます。
また、薬代として1,000円~、不正咬合などによる歯切りで300~1,000円、手術となると、10万円を超えることも珍しくありません。
大陸モモンガの平均寿命と価格
大陸モモンガの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
大陸モモンガの平均寿命は10年前後です。
大陸モモンガの価格相場
大陸モモンガの価格相場は、現在法律により販売は禁止されています。です。
大陸モモンガを飼っている主な著名人
現在調査中
大陸モモンガに関するまとめ
飼育場所のスペースがそれほどいらないため、ワンルームで生活する一人暮らしの方でも飼うことができます。
フクロモモンガに比べて懐きにくいのが難点ですが、コミュニケーションはあまり取れなくても良いので、見ているだけでも癒されるかわいいペットが欲しいという方にはおススメです。
完全な夜行性のため昼間はほとんど寝ているので、夜型の生活リズムの方の方が動く姿などが見れて楽しめるでしょう。
しかし、現在特定外来生物に指定されており、大陸モモンガを新たに飼い始めることはできません。
モモンガを飼育したい場合は、フクロモモンガもしくはアメリカモモンガを選びましょう。