kusagame-i

クサガメの正しい飼い方や性格・寿命・歴史を解説

日本・中国・韓国・台湾出身の「クサガメ」の性格・特徴や平均寿命などをまとめました。平均寿命40~60年のクサガメの長生きの秘訣は、飼い方や育て方にあります。意外と知らないクサガメの歴史や名前の由来なども紹介します!

クサガメの基本情報

クサガメの画像

  • 原産国、地域 日本・中国・韓国・台湾
  • 一般的な体重 5kg
  • 一般的な体高 体高7~10cm
Sponsored Link

クサガメの名前の由来

外敵に襲われたときに、臭いのキツい分泌液を発することから名付けられました。

顔に緑の模様があるため草亀と呼ばれたと言う説もありますが、現在は有力ではありません。

クサガメの歴史

クサガメにはどのような歴史はがあるのでしょうか?

日本国内では江戸時代の記録が残っています。

しかし、化石が発見されていないこと、当時南日本や西日本での記録しかないことや、遺伝的な観点から、中国や朝鮮半島から人為的に持ち込まれたものと考えられています。

古くからペットとして人気があり、1990年代に入ると、日本国内の個体だけでなく、中国から輸入された仔ガメがゼニガメとして販売されるようになりました。

現在はペットとして飼われていた個体が日本中に解き放たれ、各地の個体群や、日本固有のニホンイシガメとの交雑が問題となっています。

また、日本以外の生息地では食用やペット用として乱獲が進み、保護の対象となっています。

クサガメの性格や特徴

クサガメには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。

それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。

意外と知らないクサガメの性格が見えてくるかもしれません♪

クサガメの性格

クサガメは雌雄で大きさに差があり、オスで20cm前後、メスで25cm前後に成長します。

産地により最大甲長が異なりますが、どの個体群もメスの方が大きくなります。

ミズガメの中では温厚で、攻撃してくることはほとんどありません、。

神経質な個体もいますが、人に馴れやすく、水槽の前に立つとエサを催促してくる個体も多いです。

ただし、スキンシップを求めてくるわけでもなく、ハンドリングには向きません。

昼行性で、日光浴を好み、昼間は陸にあがり、甲羅干しをする姿をよく見かけます。

泳ぎは非常に得意で、水中では活発に泳ぎ回ります。

雑食性で、魚類やザリガニ、昆虫類から水草まで何でも食べてしまいます。

クサガメの毛色

クサガメの毛の色や柄はこんな種類があります。

メラニスティック、パステル、スーパーパステル、パステルアルビノ、ラベンダーアルビノ、パイド、ハイポメラニスティック

クサガメに似ているのは?

クサガメに似ている種類のペットはこちら!

イシガメ、ミナミイシガメ、ミシシッピアカミミガメ

Sponsored Link

クサガメの飼い方としつけ方

種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。

室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。

もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。

クサガメに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。

クサガメは半水生のカメのため、水場と陸地の両方を作ってあげることが必要です。

水槽はカメのサイズに合わせて選びましょう。

大きくなった個体はパワーもあるため、アクリル水槽だと割れる心配も無く安心です。

ただし、値段も張るので、横からの観賞をしないのであれば、市販の衣装ケースを使用するのも1つの手です。

水は水槽の1/3から半分ほど入れます。

室内であればヒーターも入らず、無加温で飼育ができますが、容体はやや弱い面がありますので、冬場はヒーターで25℃前後に加温してあげると安心です。

水を汚す生き物ですので、熱帯魚用の濾過器を付けると、水替えの回数を減らすことができて便利です。

日光浴が好きなため、UV灯とバスキングランプは必須です。

また、バスキングランプの直下に浮島か陸地を設置してあげましょう。

エサは小さなうちは毎日、大きくなったら2、3日に1度あげましょう。

雑食性ですので、様々なエサをあげると栄養価のバランスが取れ、飽きることもないでしょう。

基本的に丈夫なカメですが、水質の急激な変化には弱いので注意しましょう。

特に成体に生エサをあげたあとは急激に水質が悪化しやすいので、水替えなどで対策をしましょう。

日光浴が非常に好きなカメですので、定期的に屋外で日光に当ててあげると喜びます。

飼育スペースが許せば屋外で飼育するのも楽しいでしょう。

クサガメの飼い方

室内と屋外どっちで飼うのに適している?

クサガメは、両方で飼うことに適しています。

クサガメのオスとメスの違い

クサガメオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?

クサガメの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。

オス:成長すると模様が消え、真っ黒になります。
メスに比べて小さく、中にはメスの半分にも満たない個体もいます。

メス:オスと違い、大きくなっても模様が消えることはありません。
オスと比べると大型になり、野生の個体は頭が巨大化します。
オスと比べて違う種類のように見えるほど見た目が変ってきます。

クサガメのおすすめのエサ

ペットのエサは数えきれない種類があります。

何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。

クサガメの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。

クサガメは雑食性のため、えり好みせず、なんでもよく食べてくれます。

メインには市販の人工餌料を与えると手間もかからず楽でしょう。

ただし、クサガメは雑食性ではありますが肉食傾向がやや強いです。

市販の人工餌料は植物質メインのものがほとんどなので、クリルや肉食熱帯魚用の人工餌料、ミルワームやメダカ、金魚などをたまに与えてあげると良いでしょう。

また、タニシの仲間が手に入れば喜んで食べてくれます。

何を与えるにしても、1つのものを与え続けると、栄養が偏ってしまうので、様々なエサをあげると栄養価も補えますし、カメ自身の飽きも防ぐことが出来ます。

クサガメの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均

クサガメの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,000円程度です。

クサガメのお風呂のペース

もともそ水の中で生活しているため、お風呂の必要はありません。

万が一お風呂に入れた場合、水温差のショックにより容体を崩してしまう恐れがあります。

クサガメにおすすめのグッズ

クサガメを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪

日光浴が好きなため、バスキングランプは必須ですが、水がかかって割れてしまうのを防ぐために、セラミック製のものがおすすめです。

また、日光浴のための陸地は、小さな頃は市販の浮島でも良いですが、成長すると乗り切れなくなってしまうので、流木や大きめの石を用意すると良いでしょう。

また、少々高価ですが、専用のスロープ上の陸地も販売されているので、そちらもおすすめです。

床材として、一般的な大磯砂などを用いても良いですが、市販されているカメ専用の砂もおすすめです。

カルシウム分で出来ており、カメの甲羅形成に必要なカルシウムを補給し、臭いを抑える効果もあるので、水を汚しやすいクサガメの飼育には最適です。

クサガメのかかりやすい病気

体質によって、かかりやすい病気は様々です。

自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。

クサガメがかかりやすい病気はこのようなものがあります。

クル病、ハーダー氏腺炎、口内炎、水カビ病、アエロモナス感染症、肺炎、寄生虫

クサガメのよく使う薬・サプリ

甲羅の成長を促すために、カルシウム剤を与えます。

クサガメの治療平均価格

ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。

最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。

そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。

クサガメがかかりやすい水カビ病の場合、初診に1,000円、皮膚検査に1,500円、一般治療費2,000円、薬代に1,000円程度かかると言われています。

水カビ病は薬ですぐに治る病気ではないので、しばらくの間は薬代がかかることになります。

クサガメの平均寿命と価格

クサガメの平均寿命

人間よりもとても寿命が短いペットたち。

その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。

ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。

クサガメの平均寿命は40~60年です。

クサガメの価格相場

クサガメの価格相場は、500円~2,000円です。

クサガメを飼っている主な著名人

現在調査中

クサガメに関するまとめ

クサガメは価格が安く、非常に丈夫なカメのため、初めてカメを飼う方におすすめです。

温和名性格のため、お子様と一緒に新しい生き物を飼う方も安心して飼えるでしょう。

ただし、メスは思いの外大きくなるので注意が必要です。

屋外で飼育すると、本来の姿を見せ活き活きと活動してくれるので、自宅の庭などにスペースが有り、小さな池などを作れる方には非常におすすめです。

コメントを残す

*