フロリダホワイトの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ
- 一般的な体重 1.8~2.7kg
- 一般的な体高 体長30cm前後
フロリダホワイトの名前の由来
原産国がアメリカのフロリダ州であることからこの名前がつけられています。
フロリダホワイトの歴史
フロリダホワイトにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
もともとは実験動物用の白色ウサギを得るために品種改良された種類です。
アメリカン・ダッチ種とポーリッシュ種を交配し、それにおそらくニュージーランドホワイト種も加えて改良されています。
1967年にARBA(American Rabbit Breeders Association、米ウサギブリーダー協会)に認定されています。
フロリダホワイトの性格や特徴
フロリダホワイトには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないフロリダホワイトの性格が見えてくるかもしれません♪
フロリダホワイトの性格
原産国はアメリカのフロリダ州です。
全身真っ白で、目は赤色をしています。
年に一度開催されるARBAのショーにおいて何度も一番をとっている美しい品種です。
“The Little White Rabbit That Fills So Many Needs”(多くの要望を満たす要素を兼ね備えた小さな白ウサギ)と称されます。
もともとは実験用として作られましたが、アメリカではペットとして親しまれています。
性格は活発ですが、かなり動き回るので大きなケージが必要です。
フロリダホワイトの毛色
フロリダホワイトの毛の色や柄はこんな種類があります。
ホワイト(アルビノ)
フロリダホワイトに似ているのは?
フロリダホワイトに似ている種類のペットはこちら!
日本白色種
フロリダホワイトの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
フロリダホワイトに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
かなり活発な品種ですので大きいケージを設置してある程度動き回れるようにしてあげる必要があります。
また、1日に1回はケージから出して自由にさせてやると、ストレスなどもたまりにくいでしょう。
温度や湿度の急激な変化には敏感なため、直射日光の当たる場所などは避けて、エアコンなどを使って室温は18~24℃、湿度は40~60%程度に保ってあげましょう。
また、耳がよく音に敏感なので、テレビの近くなど騒がしい場所にケージを設置するのは避けましょう。
部屋の中を散歩させる際は、かじってはいけない場所を保護したり、感電防止のために電気コードを保護するなどの必要があります。
短毛種なのでこまめなブラッシングは必要ありませんが、それでも毛球症予防のためなどにも1~2週間に1回程度ブラッシングをしてあげましょう。
他にも爪が伸びすぎていたら爪切り、耳が汚れていたり臭っていたりしたらイヤークリーナーなどで耳掃除、目やにがでていたら洗浄液などを使って目のお手入れをしてあげましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
フロリダホワイトは、室内で飼うことに適しています。
フロリダホワイトのオスとメスの違い
フロリダホワイトオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
フロリダホワイトの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりも縄張り意識が強く、人懐こい傾向にあります。
メス:オスよりも大きい、オスよりも気が強い傾向にあります。
フロリダホワイトのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
フロリダホワイトの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
基本的には牧草とペレットを与えます。
牧草は奥歯をしっかりすり合わせないと食べられないため、歯の伸びすぎ防止に効果があります。
また繊維質が多いので、消化活動が活発になり、毛球症などの消化器の病気を防いでくれます。
牧草には、アルファルファなどのマメ科のものと、チモシーなどのイネ科の2種類があります。
マメ科の方が高タンパク、高カルシウムでカロリーも高めです。
成長期のウサギにはこちらのマメ科の牧草の方が適しています。
6ヶ月を過ぎると成長が落ち着くので、徐々にイネ科の牧草を増やしていきます。
特に高齢のウサギは、カルシウムが多く尿路結石の原因になるマメ科の牧草は控えた方がよいです。
また、同じチモシーでも、1~3番刈りなど刈り取られた時期によって呼び名が変わり、それにより柔らかさや成分も異なってきます。
後で刈り取られたものほど柔らかく、カロリーや粗繊維は低くなりますが、カルシウム量は多くなります。
ウサギの成長具合などに応じて適切なものを選んであげましょう。
牧草はウサギがいつでも食べたいだけ食べられるようエサ入れにたっぷりと入れておきましょう。
ペレットを与える量が多すぎると、牧草を食べなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
ペレットはウサギに必要な栄養素を網羅した食べ物です。
朝夕2回、時間と量を決めて適量をあげるようにしましょう。
食べさせすぎると肥満の原因になります。
ペレットを選ぶ際は、繊維質が多くて、噛み応えのあるタイプがおすすめです。
歯の伸びすぎによる不正咬合の予防になるからです。
また、成長期用、シニア用等があるので、成長段階に応じて適切なものを与えましょう。
また、ときどき生野菜を与えてあげるのもよいでしょう。
ニンジン、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、チンゲンサイなどの緑黄色野菜や、大根の葉、サラダ菜などがおススメです。
新鮮なものを与えるようにしましょう。
逆に、ジャガイモの芽と皮、生のマメ、だいおう、ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニクはおう吐や下痢、呼吸困難、貧血をおこす可能性があるので、与えないようにしましょう。
与えすぎはよくないですが、コミュニケーションツールの一つとしておやつも与えてあげるとよいでしょう。
おススメはリンゴ、オレンジ、イチゴ、ドライフード(バナナチップや大麦若葉など)です。
フロリダホワイトの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
フロリダホワイトの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3,000円~5,000円です。
フロリダホワイトのお風呂のペース
1~3ヶ月に1回、それ以外にも体が汚れたら洗ってあげる必要があるでしょう。
フロリダホワイトにおすすめのグッズ
フロリダホワイトを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
まず住居としてケージを用意します。
フロリダホワイトはとても活発な種類なので、動き回れるよう少し大きめのケージがいいでしょう。
一般のウサギ用の大サイズのもの、もしくは小型犬用のもの用意するといいでしょう。
また、ケージのサイズは大人になった時の大きさに合わせて選びましょう。
引出用のトレイがついていると、糞尿や落ちたフードの掃除が楽です。
床にはすのこを敷いてあげましょう。
また、トイレ、ペレット用のフード入れ、牧草入れ、給水ボトルも必要です。
他には歯の長さを適切に保つためのかじり木、病院への通院などのためのキャリーケース、体のお手入れのために爪切り、くしなどを用意しておくとよいでしょう。
フロリダホワイトのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
フロリダホワイトがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
不正咬合、毛球症、尿路結石、食滞・鼓腸症、コクシジウム症、ソアホック、皮膚糸状菌症、耳ダニ、湿性皮膚炎、結膜炎、スナッフル、肺炎、パスツレラ症、子宮の病気(メスのみ)、乳がん、骨折、斜頚、脱臼、膿瘍、熱射病、肥満
フロリダホワイトのよく使う薬・サプリ
毛球症の予防にパパイヤ酵素やパイナップル酵素が含まれたものを与えてあげましょう。
また、整腸作用のあるものとして、乳酸菌や納豆菌が含まれるものを選んで与えましょう。
さらに、免疫力を高めてくれるプロポリス、アガリクス、皮膚病や内臓疾患に効果的なキトサン、アンチエイジング効果のあるコエンザイムQ10、ビタミンなどを与えてあげることで、健康で長生きなウサギを目指しましょう。
フロリダホワイトの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
まずほとんどの病院でウサギは診察してもらうことができますが、いざというときのためにかかりつけの病院を決めておきましょう。
だいたいの相場として、診察費1000~3000円、検査費(項目ごとに)3000~8000円、去勢10000~30000円、避妊20000~50000円、歯の切断5000~10000円、入院(1日)3000~5000円前後、注射・点滴1000~4000円、麻酔費5000円前後、その他症状ごとに薬代、手術となると10万円を超えることもあります。
フロリダホワイトの平均寿命と価格
フロリダホワイトの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
フロリダホワイトの平均寿命は5~10年です。
フロリダホワイトの価格相場
フロリダホワイトの価格相場は、現在調査中です。
フロリダホワイトを飼っている主な著名人
現在調査中
フロリダホワイトに関するまとめ
活発な性格を満たせるようある程度動き回れる大きさのケージや、部屋のスペースが必要なので、住居スペースの狭い方にはあまりおススメできません。
ウサギ自体はあまり臭いもなく(糞尿はある程度臭います)、それなりに懐いてくれるので、ペットの臭いが気になる方やかわいい小さな家族の一員が欲しい方にはぴったりでしょう。
しかし、フロリダホワイトを日本で入手することは困難です。
別の品種のウサギを検討しましょう。