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ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の正しい飼い方や性格・寿命・歴史を解説

アフリカ出身の「ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)」の性格・特徴や平均寿命などをまとめました。平均寿命6~10年のヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の長生きの秘訣は、飼い方や育て方にあります。意外と知らないヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の歴史や名前の由来なども紹介します!

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の基本情報

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の画像

  • 原産国、地域 アフリカ
  • 一般的な体重 0.3~0.5kg
  • 一般的な体高 体長18~22cm
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ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の名前の由来

ほとんどのハリネズミが5本指なのに対し、この種のハリネズミは後肢の指が4本指なためこの名前が付けられています。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の歴史

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)にはどのような歴史はがあるのでしょうか?

ハリネズミは古くは古代エジプトなどで食用とされており、中世後期ヨーロッパでも調理レシピが残されています。

ユーラシアやアフリカでは、民間治療や呪術医に治療の材料として用いられていました。

中東ではリウマチや関節炎の薬として利用されていた歴史もあり、様々な病気に対する万能薬として伝えられています。

近年になり、野生のものが愛玩用として家畜化され、ペットとして飼育されるようになりました。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の性格や特徴

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)には、どんな性格や特徴があるのでしょうか。

それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。

意外と知らないヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の性格が見えてくるかもしれません♪

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の性格

ハリネズミの中で最も一般的な種となります。

ペットショップなどで扱われているのはこのヨツユビハリネズミです。

ネズミという名前がついていますが、ネズミの仲間(げっ歯目)ではなく、モグラなどの食虫目という仲間に分類されます。

げっ歯類ではないので、歯が伸び続けるということはありません。

体臭もほとんどありません。

カラーバリエーションがとても豊富なので、ペットとしてどの色の子を選ぶかという楽しみがあります。

基本的に警戒心が強く臆病で、危険を感じると背中の針を立てて体を丸めることで身を守ります。

原産地はアフリカで、野生ではサバンナの草原や乾燥した地域に暮らしています。

夜行性で、夜になると活発に活動し、食べ物を求めて歩き回ります。

群れは作らず、単独性です。

岩が積み重なったところの下や、木の根の間、シロアリ塚の中など、物陰になっている場所を巣にしています。

昆虫食で、昆虫やミミズなどの無脊椎動物や、カエル、小型哺乳類、果物なども食べることがあります。

食べ物が少なくなる夏の熱い乾季には夏眠することがあります。

冬眠はしません。

ペット化されたヨツユビハリネズミの繁殖は一年中可能です。

オスは生後6~8ヶ月で性成熟して子供を作れるようになります。

メスは2~6ヶ月で性成熟しますが、繁殖させるのは生後半年を過ぎてからにします。

メスは9日間の発情期と7日間の休止期を繰り返し、発情期のみオスを受け入れるようになります。

平均35日ほどの妊娠期間で、3~4匹ほどの赤ちゃんを産みます。

子育てはメスのみが行い、6~8週で離乳します。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の毛色

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の毛の色や柄はこんな種類があります。

スタンダード(ソルト&ペッパー)、シナモン、アプリコット、パイド、スノーフレーク、ホワイト、アルビノ、グレー、チョコレート、シニコット、シルバー

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)に似ているのは?

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)に似ている種類のペットはこちら!

アルジェリアハリネズミ、ケープハリネズミ、ソマリハリネズミ

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ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の飼い方としつけ方

種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。

室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。

もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)に合わせた飼い方・しつけ方を解説します。

ハリネズミの一日は夕方から始まります。

起きてきたら、活発さなど健康状態をチェックしたり、食事を与えるときには食欲があるかどうかを確認しましょう。

飼い主が就寝後は部屋を暗くしてあげましょう、早朝ハリネズミは眠りにつきます。

朝は食べ残しの確認やトイレ掃除を行いましょう。

昼間はハリネズミの睡眠時間なので、ゆっくりと休ませてあげましょう。

毎日必要な世話は、食事を与える、飲み水の交換、トイレ・ケージの汚れの掃除、健康チェックです。

月一くらいを目安として、ケージ・飼育グッズの洗浄、食器や給水ボトルの殺菌洗浄を行いましょう。

また、ハリネズミは暑すぎるのも寒すぎるのも苦手です。

エアコンで温度管理をしっかりしてあげましょう。

ハリネズミが過ごしやすい温度の目安は24~29℃です。

日光やエアコンの風が直接当たる場所にケージを設置しないようにしましょう。

活発に動き回っている場合、爪は適度に削れていきますが、伸びすぎてしまうこともあるので、必要に応じて爪切りをします。

ハリネズミの爪は鉤爪なので、ウサギ用などの小動物用爪切りが使いやすいでしょう。

また、トイレを教えることも可能なので、覚えてくれればラッキー程度にトイレの位置を教えてみるのもよいです。

基本的な教え方は、ハリネズミの排せつ物を拭き取ったティッシュをトイレ容器に入れておくという方法です。

トイレ容器以外で排泄をしたら、においが残らないようにきれいにしておきます。

ハリネズミは臆病な生き物なので、他の動物と接触させることは避けましょう。

また、慣れるかどうかは個体による差が大きく、背中の針はけがをすることにつながりかねません。

そのため、子供のいる家庭で飼育する場合には、保護者のしっかりとした監視が必要です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の飼い方

室内と屋外どっちで飼うのに適している?

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)は、室内で飼うことに適しています。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のオスとメスの違い

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)オス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。

オス:おっとりしていることが多い、同性同士のけんかが起こりやすい

メス:気が強い、オスよりも生殖器の病気が多い

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のおすすめのエサ

ペットのエサは数えきれない種類があります。

何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。

ハリネズミは、野生下では昆虫類などの動物を食べているため、動物性タンパク質を十分に含む食べ物が必要です。

主食としてハリネズミ専用のフード(代用品としてキャットフードやフェレットフードを与える方もいます)を、副食として昆虫類(など動物質の食材を与えましょう。

ハリネズミに必要な栄養成分はきちんと研究されていませんが、タンパク質は30~50%、脂肪分は10~20%以下を一つの目安としてフードを選んであげましょう。

また、野生化では昆虫類を食べることで繊維質の一種であるキチン質(外骨格や翅など)も摂取していると考えると、繊維質も5%程度はあるといいでしょう。

基本はお湯でふやかして与えます。

しかし、ドライのまま与えることでかじる際に歯垢を落とすという効果が期待できるので、ドライのままのものを少し混ぜてあげるとよいでしょう。

また、副食としての昆虫類などはミルワームやコオロギなどが手に入りやすいです。

生きたまま与えることで捕食するという本能を満たすこともできます。

昆虫は栄養価が非常に高いので、与えすぎには注意が必要です。

その他ゆでたささみやレバー、りんご、バナナ、さつまいも、ニンジン、チーズ、卵など色々なものをバランスよく与えてあげましょう。

与えてはいけないものとしては、ジャガイモの芽や皮の青い部分、玉ねぎや長葱、生の豆類やアボカド、チョコレート、牛乳など、他には歯に負担がかかるような極端に硬い食べ物、口蓋や葉の間に引っかかるようなサイズの食べ物には注意が必要です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の1ヶ月の食事代(エサ代)の平均

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の1ヶ月の食事代(エサ代)は、約700~1,500円です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のお風呂のペース

本来ハリネズミを洗う必要はありませんが、回し車で排泄したときに体に便がつくなど、体がひどく汚れたときは洗ってあげた方がよいでしょう。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)におすすめのグッズ

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)を飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪

まずは飼育のためにケージが必要です。

ケージには金網タイプやプラスチック、アクリル、ガラスなどの素材のものがあります。

十分にゆとりがあり、脱走を防ぐために網の隙間が大きすぎないものを選びます。

飼育グッズとしては、寝床として木製の巣箱、シェルター、またフリース生地でできた寝袋などを用意してあげましょう。

また、トイレを教えることも可能なので、ウサギやフェレット用の小型のものを置いてあげるとよいでしょう。

トイレにはトイレ砂を敷いてあげましょう。

その他食事用の食器、給水ボトル、床材(広葉樹のウッドチップ、柔らかい牧草)、遊び道具として回し車、砂遊び用の砂も置いてあげましょう。

病院への通院用やケージ掃除の際の避難場所にキャリーケースがあるとよいです。

温度管理用にペットヒーターや冷却ボードも準備しておくとよいです。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のかかりやすい病気

体質によって、かかりやすい病気は様々です。

自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)がかかりやすい病気はこのようなものがあります。

歯周炎、腫瘍、皮膚炎、角膜潰瘍、結膜炎、角膜の外傷、膀胱炎、尿石症、子宮炎、子宮蓄膿症、サルモネラ症、カンジダ症、クリプトスポリジウム症、肥満、ハリネズミふらつき症候群(WHS)

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)のよく使う薬・サプリ

ハリネズミのフードに代用品としてキャットフードやフェレットフードを与える場合、尿石対策としてカルシウムの量が抑えられていることが多いので、骨折予防のためにもサプリメントで補ってあげましょう。

また、ビタミンが不足すると耳がギザギザになるとも言われています。

ハリネズミ用のマルチビタミンを補給してあげるとよいでしょう。

また、便通をよくするために乳酸菌入りのサプリメントを与えてあげるのもよいでしょう。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の治療平均価格

ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。

最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。

そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。

まずハリネズミなどのエキゾチックアニマルを診察してくれる病院は限られています。

飼育の前に近所にそのような病院があるか調べておきましょう。

治療費は病院によって異なりますが、診察費としてだいたい1000~2000円、鎮静費(麻酔費)として1000~3000円、症状により各種検査費用として1000~10000円ほどかかってきます。

また、薬代として1000円~、手術となると、10万円を超えることも珍しくありません。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の平均寿命と価格

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の平均寿命

人間よりもとても寿命が短いペットたち。

その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。

ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の平均寿命は6~10年です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の価格相場

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)の価格相場は、1.5~4万円です。

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)を飼っている主な著名人

玉城ティナ

ヨツユビハリネズミ(ピグミーヘッジホッグ)に関するまとめ

ハリネズミは気温の変化に注意が必要で、日本の温度下では季節ごとのケアが必要です。

また、エサをふやかしたりトイレやケージの掃除など毎日の世話も必須なので、その管理がマメにできる方に向いています。

また、エサとして昆虫を食べるので、虫が苦手な方はやめておいた方がよいでしょう。

医療費が高額になることが多いので、ある程度の経済力もあったほうがよいでしょう。

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