ミスティックフェレットの基本情報
- 原産国、地域 エジプト・ヨーロッパ
- 一般的な体重 1~2kg
- 一般的な体高 15~18cm
ミスティックフェレットの名前の由来
ミスティックファームで作出されたフェレットのため名付けられました。
ミスティックフェレットの歴史
ミスティックフェレットにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
ヨーロッパ地方で3,000年ほど前から飼育されていたとされる、ヨーロッパケナガイタチやステップケナガイタチを家畜改良化されたものが起源とされていますが、詳細は不明です。
元々、ヨーロッパ地方では狩猟の際に、ウサギや齧歯目を巣穴から追い出すためにフェレットを用いられていたり、ネズミの駆除やミンクの毛皮の代用品ばど様々な場面で利用されていました。
近代になり、その細長い身体を利用して、狭い隙間の配線工事に利用されたりと様々な場面で活躍しています。
次第にペットとしても注目され始め、アメリカ、カナダ、ニュージーランドなどに大型のファームが建設され、それぞれのファームで改良が進められました。
ニュージーランドのミスティックファームで作出され、大型で野性味のあるフェレットとして人気を博しました。
その後、ニュージーランドでのフェレットの飼育が禁止され、国外で繁殖された個体が出回るだけとななり、貴重な種類となっています。
ミスティックフェレットの性格や特徴
ミスティックフェレットには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないミスティックフェレットの性格が見えてくるかもしれません♪
ミスティックフェレットの性格
ミスティックフェレットは、丸くて、他の種類とはひと味違った独特な顔つきが特徴です。
他のフェレットに比べると大型になる個体が多く、過去には2kgを超える個体もいたそうです。
身体に、個体識別のために刺青が入っているのが、一つの特徴です。
野性味が残っていて、性格も凶暴です。
かみ癖が強く、噛む力も強いので、取り扱いには注意が必要です。
ミスティックフェレットの毛色
ミスティックフェレットの毛の色や柄はこんな種類があります。
セーブル、ブラックセーブル、パンダ、パンダミット、シャンパン
ミスティックフェレットに似ているのは?
ミスティックフェレットに似ている種類のペットはこちら!
サウスアイランドフェレット、ニュージーランドフェレット
ミスティックフェレットの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
ミスティックフェレットに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
ミスティックフェレットは、野性味が強くかみ癖が強い個体が多いので、小さなうちからしっかりとしつけてあげる事が大事です。
フェレット本人はじゃれているだけのつもりでも、噛む力が強いので、思わぬケガに注意が必要です。
小さいうちからコツコツとしつけることが必要ですが、まずはフェレットとの信頼関係をしっかり築きましょう。
信頼関係が無い状態でいくら叱っても、フェレットには伝わりません。
普段はシッカリと愛情を持って接しながら、いざ噛まれた時には、強めの口調で叱りましょう。
叱った後にケージに放置するのも効果的です。
噛みついたら飼い主さんが遊んでくれなくなると言うことを植え付けることが大切です。
遊ぶことが大好きな動物ですので、定期的にケージの外に出して遊んであげましょう。
その際に、家具の後ろに挟まってしまったり、各種家電の電源コードをかみ切られないように注意が必要です。
また、フェレットは温度変化に弱いため、真夏や真冬は注意が必要です。
ケージの周りを局所的に調整するよりも、エアコンで部屋全体を調整した方が安心です。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
ミスティックフェレットは、室内で飼うことに適しています。
ミスティックフェレットのオスとメスの違い
ミスティックフェレットオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
ミスティックフェレットの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスに比べると身体が大きくなります。
温厚でおっとりしていて、マイペースな個体が多いです。
メス:好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。
活発に行動しますが、気が強い個体が多く注意が必要です。
ミスティックフェレットのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
ミスティックフェレットの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
フェレットは消化管が短いため、短時間で消化吸収出来る物が求められます。
もともと肉食性が強いので高タンパクのエサが望ましいですが、専用のフードが豊富に用意されているので、その中から選ぶと良いでしょう。
ただ、食物繊維が多い餌を与えると、せっかくのタンパク質を体外に排出してしまいます。
そのたえ、食物繊維は5%以下の物が理想です。
近年はオーガニックフードも開発されていますが、食物繊維が多い商品が多いため、注意が必要です。
ミスティックフェレットの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ミスティックフェレットの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約1,500~2,500円です。
ミスティックフェレットのお風呂のペース
フェレットは匂いの強い動物なので、月に2~3回はお風呂に入れてあげましょう。
その際、フェレットは汗をかくことができないので、あまり熱いお湯に入れると熱中症になってしまいます。
35度くらいの人肌より少し低いぐらいのぬるめのお湯を用意してあげましょう。
お風呂を嫌がる個体は濡れたタオルで身体を拭いてあげると効果的です。
乾かした後にブラッシングをしてあげると効果的です。
ミスティックフェレットにおすすめのグッズ
ミスティックフェレットを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
遊ぶことが大好きなフェレットのためにも、おもちゃは沢山用意してあげましょう。
抜け毛が多い種類ですので、スリッカーブラシを用意してあげるといいでしょう。
ブラッシング時の痛みも少なく、ブラッシングを嫌がらずに受けてくれるでしょう。
ブラッシングの際に毛玉除去剤一緒に使うと、毛玉のケアもできて効果的です。
また、爪のお手入れのためにフェレット専用の爪切りがあると良いです。
爪が伸びすぎるとお部屋で遊ばせた際に、家具を傷つけてしまったり、飼い主さんの思わぬケガにも繋がります。
フェレットは、ウンチやおしっこの匂いが非常にキツく、布製品に匂いが染みつきやすいです。
フェレット自身に使うグッズではないですが、ペット用の消臭剤もあると便利です。
ミスティックフェレットのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
ミスティックフェレットがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ種、熱中症、フィラリア症
ミスティックフェレットのよく使う薬・サプリ
副腎腫瘍など各種腫瘍にサメ軟骨が使用されます。
腸内環境を整え、免疫力を高めるために乳酸菌、また熱中症になりやすいため、機能性イオン飲料水が使用されることがあります。
ミスティックフェレットの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
フェレットのかかりやすい病気の一つにフィラリア症があります。
フィラリア症にかかった場合、診察に1,000円、投薬に1回2,000円程度かかります。
フィラリア症は死に至ることも多いので何よりも予防が大切です。
フィラリア症の予防は、蚊が出現する時期に毎月投薬を続けることです。
1回1,000円程度の投薬ですので、5,000~8,000円程度かかることになります。
毎年予防が必要ですので、長い目で見ると、50,000円程度かかることになります。
ミスティックフェレットの平均寿命と価格
ミスティックフェレットの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ミスティックフェレットの平均寿命は7年前後です。
ミスティックフェレットの価格相場
ミスティックフェレットの価格相場は、12~20万円です。
ミスティックフェレットを飼っている主な著名人
現在調査中
ミスティックフェレットに関するまとめ
ミスティックフェレットは凶暴で、かみ癖がある個体が多いため、フェレットの飼育経験がある人に向いています。
原種に近く、大型になる個体が多いため、野性味溢れるペットを飼いたい方にも向いているでしょう。
しかし、しつけが必要なため、初心者の方にはあまりおすすめできません。
フェレットファン憧れの種類でもあるので、ステップアップした先に飼育するのが良いと思います。