リチャードソンジリスの基本情報
- 原産国、地域 カナダ・アメリカ北部
- 一般的な体重 0.25~0.55kg
- 一般的な体高 体長約29~33cm
リチャードソンジリスの名前の由来
1820年に博物学者のジョン・リチャードソン氏によって発見されたジリス(地上で生活をするリス)なので、発見者の名前を付け「リチャードソンジリス」と名付けられました。
同属種のプレーリードッグに似ていることから、日本ではミニプレーリードッグとも呼ばれています。
リチャードソンジリスの歴史
リチャードソンジリスにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
リチャードソンジリスはまだペットとしての歴史の浅く、飼育方法などもまだ分からないことが多いです。
2003、当時人気だったプレーリードッグが輸入禁止となったため、同じジリス属のリチャードソンジリスが注目され、日本へ輸入されるようになりました。
リチャードソンジリスの性格や特徴
リチャードソンジリスには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないリチャードソンジリスの性格が見えてくるかもしれません♪
リチャードソンジリスの性格
小柄で外見がプレーリードッグによく似ており、両手を使ってエサを食べる姿がとても愛らしいです。
昼行性で、木の実や野菜、昆虫などを好んで食べ頬袋に食べ物を溜め込むこともあります。
リスという名前が付いてはいますが、シマリスなどのように高い所へ登ることはできず、野性のリチャードソンジリスは基本的に地面に穴を掘って生活をしています。
人への懐きやすさは、個体差によってだいぶ違いますが赤ちゃんの時から育てれば人間には慣れてくれます。
怖がりな性格のため、慣れるまでには時間が掛かりますが、慣れてくれたら抱っこや一緒に散歩もできるようになります。
リチャードソンジリスの毛色
リチャードソンジリスの毛の色や柄はこんな種類があります。
単色(茶色味がかった灰色)
リチャードソンジリスに似ているのは?
リチャードソンジリスに似ている種類のペットはこちら!
プレーリードッグ
リチャードソンジリスの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
リチャードソンジリスに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
飼育環境ですが、怖がりで大きな音に驚いたりストレスにならないよう人通りの少ない場所にケージを設置してあげます。
ケージなど専門の飼育道具はないので、うさぎやプレーリードッグの物で代用しましょう。
ケージは金網や水槽タイプなどがありますが、金網の場合齧ることで不正咬合や歯が折れたりするので、できれば水槽タイプが良いでしょう。
大きさは広めで、トイレ、巣箱、砂遊び用プールを置いてあげられるくらいが理想的です。
床材を敷いてあげると掘って遊べるのでストレス解消にもなります。
地上性のリスは冬眠するため太りやすい傾向にあります。
なので食事の管理はもちろん、運動不足にならないようなるべく部屋で散歩させてあげてください。
慣れさせるのが難しいリチャードソンジリスですが、少しでも慣れさせるためには、なるべく幼い時から飼い始めることと、驚かせたり触りすぎたりストレスを与えない飼育を心がけましょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
リチャードソンジリスは、基本的に室内飼育です。
リチャードソンジリスは暑さに弱く、あまり寒いと冬眠してしまうことがあります。
最悪冬眠したまま死んでしまうこともあるので、温度管理はとても重要です。
冬は小動物用のヒーターやケージ用のカバーを被せてあげ室温が15℃以下にならないよう気をつけてあげましょう。
夏はケージを通気性のいい場所に置いてあげ、室温は25~27℃くらいに保てると良いです。で飼うことに適しています。
リチャードソンジリスのオスとメスの違い
リチャードソンジリスオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
リチャードソンジリスの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:カラダはメスより大きく、発情期にのみ陰嚢が外部にでてくるため、発情期以外はオスメスの判別が難しいです。
メスに比べ警戒心が強く攻撃的な傾向にあります。
特に繁殖期は注意が必要です。
メス:オスよりカラダが小さく、肛門と生殖器の間隔がオスと比べると狭いです。
比較的大人しい性格の個体が多いく、オスに比べ平均寿命が長いです。
リチャードソンジリスのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
リチャードソンジリスの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
野生のリチャードソンジリスは木の実や野菜、果物や昆虫などを食べて、繁殖や冬眠に備え脂肪を蓄えます。
飼育下の場合、繁殖も冬眠することもないので、野性下のような食事をすると肥満の原因となります。
なので基本的に主食が牧草で、足りない栄養分を混合フードで補います。
リチャードソンジリス専用のフードはないため、ラビットフードかプレーリードッグ用の混合フードを利用し、しつけのためのおやつとして野菜や果物を与えましょう。
昆虫は与えても与えなくてもどちらでも大丈夫です。
お水は水道水で、毎日新鮮なものに取り替えてあげます。
リチャードソンジリスの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
リチャードソンジリスの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3,000円~4,000円です。
リチャードソンジリスのお風呂のペース
お風呂は必要ありませんが、砂遊びでカラダについた虫や汚れを落としているので砂遊びは毎日できるようにケージ内に設置してあげます。
ただし、あまりに汚れがひどい場合などは濡れたタオルなどで拭き取ってあげましょう。
リチャードソンジリスにおすすめのグッズ
リチャードソンジリスを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
歯の伸び過ぎにならないようケージの中に齧れる木やおもちゃがあると不正咬合の予防や、ストレス解消にもなるのでおすすめです。
それと、リチャードソンジリスは回し車をあまり使わないので、運動不足解消のため部屋で散歩をさせるとコンセントを齧ってしまうことがあります。前もってコンセントにカバーをつけて齧られないよう対策しましょう。
リチャードソンジリスのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
リチャードソンジリスがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
不正咬合:ケージの噛みぐせなどが原因で不正咬合になりやすい。
副鼻腔炎:鼻水が出たり、炎症を起こします。リスは鼻呼吸のみのため、腫れると気道を塞ぎ窒息する場合もあります。
リス特有のオダントーマや細菌感染などが原因です。
皮膚の病気(真菌性皮膚炎、皮膚糸状菌症など):フケ、かゆみ、脱毛などの症状。
原因は様々ですが抗生物質、駆除剤などで治療します。
皮膚腫瘍:体の各部に腫瘍ができます。
抗生物質の投与や、摘出手術で除去します。
リチャードソンジリスのよく使う薬・サプリ
ストレスからくる腸内環境の乱れや免疫低下予防に乳酸菌サプリ。
リチャードソンジリスの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
不正咬合の場合、初診料1000円~2000円、歯の切断(前歯)1000円~3000円(臼歯)4000円~10000円。
副鼻腔炎の場合、初診料1000円~2000円、内服薬3000~5000円、点鼻薬500~1000円。
皮膚の病気(真菌性皮膚炎、皮膚糸状菌症など)の場合、初診料1000円~2000円、抗生物質1500~4000円、駆除剤500~2000円。
皮膚腫瘍の場合、初診料1000円~2000円、レントゲン撮影3000円~5000円、腫瘍除去手術5000~50000円、入院費(1泊~2泊)3000円~6000円、内服薬(1週間分)1500円~5000円。
リチャードソンジリスの平均寿命と価格
リチャードソンジリスの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
リチャードソンジリスの平均寿命は5~7年です。
リチャードソンジリスの価格相場
リチャードソンジリスの価格相場は、2~4万円です。
リチャードソンジリスを飼っている主な著名人
現在調査中
リチャードソンジリスに関するまとめ
プレーリードッグに見た目がそっくりで、仕草がとても愛らしいリチャードソンジリスですが、警戒心が強く慣れるまでに時間がかかります。
神経質でストレスを溜めやすく温度管理も必要なので、リスの飼育経験がある人向けのペットです。
もし懐かなくても鑑賞しているだけでも飽きないので、そっと見守ってあげましょう。