フトアゴヒゲトカゲの基本情報
- 原産国、地域 オーストラリア
- 一般的な体重 0.28 ~0.51kg
- 一般的な体高 体長40~50cm
フトアゴヒゲトカゲの名前の由来
黒い鱗がびっしり生えそろった喉を膨らませ口を開けながら威嚇する事があり、この喉が黒くなった状態をアゴ髭に見立て体型が太めな事から命名されたようです。
フトアゴヒゲトカゲの歴史
フトアゴヒゲトカゲにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
英名をBearded Dragon(髭のある龍)といい、オーストラリア原産で真ん丸い目とトゲトゲをいっぱい持つ昼行性のトカゲです。
日本にいるカナヘビやニホントカゲのように近寄ると逃げたり隠れたりって事はほとんどなく、ましてや攻撃的に噛みつくような事はありません。
触っても問題なく、手に乗せたり肩に乗せたりしても動じず、慣れた個体だと座っている膝の上に自分から登ってくる事もあります。
フトアゴヒゲトカゲの性格や特徴
フトアゴヒゲトカゲには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないフトアゴヒゲトカゲの性格が見えてくるかもしれません♪
フトアゴヒゲトカゲの性格
フトアゴヒゲトカゲの性格は外見とは正反対で、爬虫類の中でもかなり大人しく温和な性格をしています。
人にも慣れやすく、手で直接餌を与えることも体を撫でてあげることも可能です。
さらに自分の名前を憶えて呼べば寄って来たり、ブローチのように体にくっつけて外出することも出来たりします。
ただしあくまでも種の平均的な性格なので、個体によっては臆病な性格のフトアゴヒゲトカゲもいます。
それでも無理にスキンシップを取るのではなく、気長に生活を共にすることである程度は慣れてくれます。
フトアゴヒゲトカゲの毛色
フトアゴヒゲトカゲの毛の色や柄はこんな種類があります。
ノーマル、レザーバック、シルクバック、トランスルーセント、 ハイポメラニスティック、リューシスティック、ウィットブリッツ、 ダナー、パラドックス
フトアゴヒゲトカゲに似ているのは?
フトアゴヒゲトカゲに似ている種類のペットはこちら!
ヒガシアゴヒゲトカゲ、ローソンアゴヒゲトカゲ、ササメアゴヒゲトカゲ、ニシアゴヒゲトカゲ、ヒメアゴヒゲトカゲ、ミッチェルアゴヒゲトカゲ、ナラーボーアゴヒゲトカゲ
フトアゴヒゲトカゲの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
フトアゴヒゲトカゲに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
フトアゴヒゲトカゲは大きい個体で50㎝程になります。
90㎝クラスのケージを目安として用意して頂ければいいのですが、ベビー期には少し大きすぎます。
成長に伴いケージサイズを変更するのが一番理想的です。
本来サバクイグアナは野生下では暖かい所で生活をしています。
その環境に近づける為にヒーターを設置してケージ内の温度管理をしてあげなくてはいけません。
温度の目安として昼間は約30℃前後、夜間は25℃前後をキープ出来る様に調整してあげましょう。
ヒーターとは別にバスキングライトも必要になります。
バスキングライトが当たるエリアの温度は40℃オーバーになるようにします。
昼行性の爬虫類は紫外線を浴びる事により「ビタミンD3」を生成していますので紫外線ライトも必要です。
高温多湿な状況を好みます。
乾燥には余り強くないので適度な湿度をキープしなくてはいけません。
ケージサイズによりどれくらいの加湿器を選ぶか、と言う点もあるのでケージサイズに合った物を選びましょう。
床材はヤシガラ等を用意します。
吸水性に優れており、交換時に燃えるゴミとしても捨てる事が出来るので便利です。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
フトアゴヒゲトカゲは、室内で飼うことに適しています。
フトアゴヒゲトカゲのオスとメスの違い
フトアゴヒゲトカゲオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
フトアゴヒゲトカゲの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オスとメスの性格の違いはほとんどありません。
フトアゴヒゲトカゲのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
フトアゴヒゲトカゲの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
フトアゴヒゲトカゲは雑食で、主にコオロギやデュビア等の昆虫や野菜を食べます。
飼育下では成長ステージに合わせて餌を変えるのが一般的です。
ベビーのころは昆虫をメインに与え、野菜やフードに慣れさせます。
ヤングアダルトのころは 昆虫に加え、野菜やフードの割合を増やす。
アダルトでは野菜、専用フードをメインにしおやつ感覚で昆虫を与える。
飼育者によって餌の与え方や頻度は様々ですが、アダルト以降の餌の与え過ぎには注意が必要です。
可愛さのあまり昆虫ばかり与えすぎてしまうと肥満になり、病気のリスクも上がります。
昆虫はコオロギ・デュビア・ミルワームなどが大好物です。
比較的繁殖し易いので節約のため繁殖する人も多いようです。
フトアゴヒゲトカゲはオレンジ・イチゴ・バナナなどの果物も大好物です。
ただ果物ばかり与えると味を覚えてしまい野菜を食べなくなったり虫歯になったりするので、たまにおやつ程度に与えるのが理想です。
フトアゴヒゲトカゲの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
フトアゴヒゲトカゲの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約3,000円~5,000円です。
フトアゴヒゲトカゲのお風呂のペース
現在調査中
フトアゴヒゲトカゲにおすすめのグッズ
フトアゴヒゲトカゲを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
テラリウムでの飼育が望ましいのでテラリウム用のケージ。
上面は通気性の確保と脱走防止のため金網などで蓋をします。
床材として赤玉土やウッドチップ、砂などをやや厚めに敷きます。
強い光を好むため紫外線照射量の多いフルスペクトルライトやメタルハライドランプなどを点灯します。
バスキングライトは小型の電球をケージ内の一部に照射し、高温になる場所を作ります。
フトアゴヒゲトカゲのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
フトアゴヒゲトカゲがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
カルシウム不足からなる病気・・・ビタミンD/カルシウム不足(代謝性骨疾患)ビタミンDとカルシウムは密接な関係にあります。
丈夫な骨を作るためには、いくらカルシウムを与えてもビタミンDが不足していますとカルシウムは吸収されません。
結果としてカルシウム不足の症状がでます。
クル病という症状ですが、エキゾチックアニマルではMBD(Metabolic Bone Disease)と呼ばれています。
主な原因はカルシウム不足です。
日光浴により紫外線を浴びてビタミンDを生成する必要があります。
症状としては骨が柔らかくなってしまい、身体が変形することにより、動けなくなったり餌が食べられなくなったりします。
爬虫類・両生類に起きやすい『脱腸』・・・、爬虫類・両生類全般に起きやすい病気には脱腸があります。
軟便や下痢が続いてしまうと腹圧で直超脱を起こすようです。
フトアゴヒゲトカゲのよく使う薬・サプリ
カルシウム添加剤・栄養補助剤
フトアゴヒゲトカゲの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
現在調査中
フトアゴヒゲトカゲの平均寿命と価格
フトアゴヒゲトカゲの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
フトアゴヒゲトカゲの平均寿命は12年前後です。
フトアゴヒゲトカゲの価格相場
フトアゴヒゲトカゲの価格相場は、2~7万円です。
フトアゴヒゲトカゲを飼っている主な著名人
森泉、坂崎幸之助
フトアゴヒゲトカゲに関するまとめ
ペット爬虫類の代表格で様々なカラーの品種が売られています。
そして恐竜を思わせる太古のイメージが大変魅力なトカゲです。
性格も温和で初心者でも大変扱いやすい事も人気あるゆえんです。
これからフトアゴを飼育しようと思う人は、ぜひショップ等でたくさんのフトアゴを見る事をお勧めします。
実際に見る事により、体色はもちろん背中の模様も1匹ずつ違うことに気付くとともに、その表現力豊かな可愛いらしさが十分伝わると思います。
最近では色々なバリエーションも増えてきて、飼育する上でも繁殖を狙う場合でもますます楽しみが増えてきました。
レッド系やイエロー系の美しい体色を持つものや上品な真っ白い個体のものもいますし、トランスルーセントやクリアネイル等のバリエーションもあります。
フトアゴは、ペアで飼育しているだけでそのまま繁殖に繋がるケースが少なくないため、どんなベビーが産まれるのかなんて事を想像しながら、あれこれペアの組み合わせを考えるだけで思わずワクワクしてしまいます。
繁殖は飼育する上での一つの目標になりますし、なんといっても自分で育てたペアから産まれたベビーは大きな感動を与えてくれるとともに、言葉には表せられないくらいの可愛いさを発揮してくれます。