サバクイグアナの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ(アリゾナ州・カリフォルニア州・ネバダ州)・メキシコ北西部
- 一般的な体重 現在調査中
- 一般的な体高 30~40cm
サバクイグアナの名前の由来
呼び名は、もともとカリブ諸島の原住民のタイノ族が「イワナ」と呼んでいたことに由来し、その後スペイン語の発音で「イグアナ」と変化したと言われています。
「サバクイグアナ」の名称はその名が示す通り、アメリカやメキシコの砂漠地帯に生息することから呼ばれています。
サバクイグアナの歴史
サバクイグアナにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
サバクイグアナは、主にアメリカとメキシコの砂漠地帯に生息しています。
昼行性ですが、気温の高い日には低木の茂みや岩の下などで休息を取ります。
個体数は多くなく、現在は生息地において保護対象の生物に指定されています。
日本でも、サバクイグアナは同じイグアナ科に属するグリーンイグアナほどに成長しないため飼いやすい爬虫類ペットとして輸入はされていますが、グリーンイグアナほどは一般的ではなく流通量も少ないため、稀少となっています。
サバクイグアナの性格や特徴
サバクイグアナには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないサバクイグアナの性格が見えてくるかもしれません♪
サバクイグアナの性格
サバクイグアナは、グリーンイグアナに比べて日本ではあまり一般的でない種類です。
特徴的な丸い形の顔が愛好家には人気のようです。
体色は白や淡い褐色で、体長の半分以上を占める縞模様のある尾も、サバクイグアナの大きな特徴です。
背のクレストは、成体となってもあまり成長しません、イグアナ属の中でも小型で、人間ほどの大きさとなるグリーンイグアナと違い、成長しても全長は30~40cmほどですので、広大な飼育スペースは必要ではありません。
食性は雑種ですが、主に草食でコウロギなどの昆虫も食べます。
性格は一般的には穏やかで人に馴れるため、手に乗せてハンドリングすることも可能です。
砂漠地帯が原産とあって暑さと乾燥には強いですが、他のイグアナと同様に寒さには弱いです。
サバクイグアナの毛色
サバクイグアナの毛の色や柄はこんな種類があります。
白または淡い褐色
サバクイグアナに似ているのは?
サバクイグアナに似ている種類のペットはこちら!
トゲチャクワラ、ツギオトゲオイグアナ
サバクイグアナの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
サバクイグアナに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
サバクイグアの飼育法については、他の乾燥地域に生息するトカゲと同様の飼育環境を設置するようにすればよいでしょう。
ガラスの水槽内でテラリウムで飼育されることが多いです。
また、サバクイグアナは地上に住む種なので、樹上を棲家とするイグアナよりもシンプルな設定で飼育することができ、多くの止まり木を必要としません。
床材には赤玉土やウッドチップ、砂が適しています。
水容器は個体のサイズに合わせたものを用意すればよいでしょう。
乾燥地帯に棲むイグアナは、もともとあまり水分を必要とせず、野菜などの餌に含まれる水分のみで十分であることも多く、容器に入った水を飲まないことさえあります。
無理に水を飲ませる必要はありません。
エサは新鮮な野菜を中心に毎日1回または2日に1回は与えるようにします。
幼体のうちはコウロギなどの昆虫も与え、成長するにつれて野菜中心にしていくのがよいでしょう。
他の爬虫類と同様に、紫外線ライトは必需品です。
サバナイグアナも低温には弱いので、飼育ケージの温度を高温に保ち、また小型の電球やライトを使用して、ホットスポットを作ることも必要です。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
サバクイグアナは、室内で飼うことに適しています。
サバクイグアナのオスとメスの違い
サバクイグアナオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
サバクイグアナの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:繁殖期になると、腹部の側面がピンクに変色します。
サバクイグアナのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
サバクイグアナの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
イグアナが好む食べ物には、ケール、タンポポ、パセリ、白菜、ホウレンソウ、カブや大根の葉、たんぽぽの葉、もやし、種のないリンゴがあります。
サバクイグアナの場合は、幼体期にはコオロギなどの昆虫を与え、成長に合わせて植物食を多くしていくとよいでしょう。
イグアナ用やトカゲ用のフードや爬虫類用のサプリメントも販売されていますので、適時利用してもよいでしょう。
サバクイグアナは他の爬虫類に比べて人工のフードに餌付けするのが比較的容易だと言われています。
サバクイグアナの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
サバクイグアナの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約野菜を中心に与える場合、季節の値動きや野菜の種類によって大きな差があります。また幼体の場合はコウロギなどの昆虫を与える必要があり、同様の大きさのトカゲのエサ代を参考にすると1ヶ月当たりの餌代は3,000~5,000円ほどになるでしょう。です。
サバクイグアナのお風呂のペース
砂漠地帯原産で乾燥に強いため、水浴びはあまり必要としないでしょう。
飼育ケージに朝露程度の水分を霧吹きで与える程度で十分でしょう。
サバクイグアナにおすすめのグッズ
サバクイグアナを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
サバクイグアナはあまり大きく成長しないため飼育には、60cm~90cmのガラス製水槽や爬虫類用ケージを準備するとよいでしょう。
イグアナに限らず爬虫類は、上から手が入ることを嫌がるため、正面または横側が開くタイプのものがおすすめです。
底に敷く床材には赤玉土やウッドチップまたは砂が適しています。
水容器は個体のサイズに合わせたものを用意すればよいでしょう。
サバクイグアナのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
サバクイグアナがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
一般的にイグアナやトカゲに起こりやすい代謝性骨疾患や骨折、ケージ内に設置したライトなどによる火傷に注意したほうがよいでしょう。
サバクイグアナのよく使う薬・サプリ
イグアナをはじめ、トカゲなどの爬虫類にはカルシウムによる栄養強化がよくされるようです。
トカゲなどの爬虫類向けのサプリメントが販売されていますので、適時利用するとよいでしょう。
サバクイグアナの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
動物病院は自由診療で、治療費は病院ごとや地域により違いがあります。
犬や猫のような一般的なペットではありませんので、診療を受け付けている動物病院も限られています。
近所に爬虫類の診察をする病院がない場合は、遠方に出かける必要があります。
その場合は交通費や宿泊費も発生します。
サバナイグアナの治療費の相場を示すデータはありませんので、同様の大きさのトカゲのものを参考にするしかないでしょう。
サバクイグアナの平均寿命と価格
サバクイグアナの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
サバクイグアナの平均寿命は7~10年です。
サバクイグアナの価格相場
サバクイグアナの価格相場は、0.5~1.5万円です。
サバクイグアナを飼っている主な著名人
現在調査中
サバクイグアナに関するまとめ
サバクイグアナは、同じイグアナ科であるグリーンイグアナに比べて日本ではあまり一般的でない種類です。
しかし、イグアナの中でも小型で成長しても40cmほどなので、熱帯地域原産のイグアナと比べて簡素な環境で飼育できるため、珍しい爬虫類のペットは買いたいけれどあまり手間や費用をかけられない人や、大きな飼育スペースが用意できない人に適しています。
肉食性で昆虫や節足動物を主に与えますが、エサの取扱いが気にならない方には特におすすめです。