ガニソンプレーリードッグの基本情報
- 原産国、地域 アメリカ(アリゾナ州・コロラド州・ニューメキシコ州・ユタ州)
- 一般的な体重 0.3~2kg
- 一般的な体高 現在調査中
ガニソンプレーリードッグの名前の由来
名前の由来は「草原(プレーリー)の犬(ドッグ)」というところからいています。
草原地帯に群れで生活をしていて、危険を仲間に知らせる時の鳴き声が犬に似ていることからそう名づけられたといわれています。
ガニソンプレーリードッグの歴史
ガニソンプレーリードッグにはどのような歴史はがあるのでしょうか?
当時、牧場経営を始めた人たちがプレーリードッグを害獣扱いし、駆除を始めました。
その結果、生息数の98%が駆除され、絶滅してしまった種類もあります。
そして、日本にペットとして入ってきたのが2000年頃ですが、この頃のプレーリードッグの管理はとてもいい加減だった為突然死が多く、トラブルになり2003年には感染症を媒介する可能性があることから輸入禁止になりました。
そのため現在日本でペットとして飼われているプレーリードッグはほとんどが国内繁殖された個体のみとなっています。
ガニソンプレーリードッグの性格や特徴
ガニソンプレーリードッグには、どんな性格や特徴があるのでしょうか。
それぞれの性格や特徴をきちんと知っておくことでペットが長生きし(寿命が延び)、一緒に過ごせる大切な時間が増えることにも繋がります。
意外と知らないガニソンプレーリードッグの性格が見えてくるかもしれません♪
ガニソンプレーリードッグの性格
人懐こく、とても表情が豊かです。
また、寂しがりやのため一緒にたくさん遊んであげましょう。
なれると名前を呼ぶとしっぽを振って寄って来たり、撫でてもらおうと膝に乗って来たり犬や猫と同じように飼い主に懐いてくれます。
しかし、普段は愛嬌たっぷりのプレーリードッグですが発情期になると気性がとても荒くなり(特にオス)、あんなにおとなしく撫でられていたのが嘘のように突然噛みついて来たり、飛びかかって来たりすることもあります。
ひどい時は何針も縫う大けがにつながる事もあります。
歯をカチカチ鳴らし、尻尾が膨らんでいたら注意が必要です。
泣き声は、キャンキャンやキュイーンと子犬にとてもよく似ています。
齧歯目で放っておくと歯は伸び続けます。
また、爪も鋭く長いため定期的な爪切りが必要です。
また、スカンクのように臭腺があるため、緊張や、びっくりしたりするとお尻から臭いを発することがあります。
主食(ペットとして)は、専用のペレット、牧草で、副食として野菜(ニンジン、キャベツ、小松菜など)や果物(バナナ、リンゴ、イチゴ)を食べます。
ガニソンプレーリードッグの毛色
ガニソンプレーリードッグの毛の色や柄はこんな種類があります。
茶色ベースで黒やグレーの差し毛
ガニソンプレーリードッグに似ているのは?
ガニソンプレーリードッグに似ている種類のペットはこちら!
オジロプレーリードッグ
ガニソンプレーリードッグの飼い方としつけ方
種類によって適している飼い方やしつけ方は様々です。
室内で飼う方が適しているペットもいれば、逆に屋外で飼う方がストレスがたまらず快適に過ごせるペットもいます。
もちろん、性格によってしつけ方も全く変わってきます。
ガニソンプレーリードッグに合わせた飼い方・しつけ方を解説します。
プレーリードッグは、遊び好きです。
ケージから出して一緒に遊んであげましょう。
運動不足になると、肥満の原因となります。
また、何もないのに掘る様な行動をすることがありますが、これは野生の本能で、ストレス発散や体についた汚れを落とす意味もあり、寄生虫の予防や皮膚を清潔に保つために週に1度はさせてあげるとよいでしょう。
深さのある大きめのバケツなどに小動物用で販売されている砂を入れてあげましょう。
外で散歩させる必要ありませんが、日光浴は必要です。
ガラス越しでもよいので日向ぼっこをさせてあげましょう。
飼育に最適な温度は、約20~28℃で、冬眠はしませんが、15℃を下回ると活動が鈍くなり寝ていることが増えます。
冬など寒い日には、ケージ内にタオルなどを入れてあげるとすっぽりと収まって温まっています。
トイレのしつけは、基本的には同じ場所にする事が多いので、覚えない場合は、いつもする場所にトイレを移してみるとよいでしょう。
室内と屋外どっちで飼うのに適している?
ガニソンプレーリードッグは、室内で飼うことに適しています。
ガニソンプレーリードッグのオスとメスの違い
ガニソンプレーリードッグオス・メスそれぞれの性格の違いや行動はあるのでしょうか?
ガニソンプレーリードッグの性別ごとの性格・特徴を見ていきましょう。
オス:メスよりなつきやすく、甘えん坊です。
子供の頃のオスの多頭飼いはいいですが、一緒に育った兄弟でも縄張り争いが始まってしまいます。
オスより飼いやすく、多頭飼いしやすいです。クールです。
ガニソンプレーリードッグのおすすめのエサ
ペットのエサは数えきれない種類があります。
何を選べばいいかわからない人も多いと思いますが、エサもペットによって様々です。
ガニソンプレーリードッグの体質に合った、健康的で長生きすることにつながるエサの種類を紹介します。
プレーリードッグは草食動物の為、草食動物用のペレットがありますので、それを与えます。
その場合、プレーリードッグ専用ペレットをお勧めします。
牧草や干し草、野菜類(小松菜、チンゲン菜、ブロッコリー、ニンジン、大根の葉、カリフラワーなど)なども少量バランス良く与えるのが理想的です。
乾燥したトウモロコシは大変固いので歯にも良いですが高齢のプレーリードッグになると歯も弱ってきますので様子を見ながら食事も変えていくのが良いでしょう。
ガニソンプレーリードッグの1ヶ月の食事代(エサ代)の平均
ガニソンプレーリードッグの1ヶ月の食事代(エサ代)は、約2,000~4,000円です。
ガニソンプレーリードッグのお風呂のペース
お風呂やシャンプーは基本的には必要ありません。
もし、下痢等で汚れたときや臭いが気になる時、またノミやダニなどが発生した時はシャンプーをして洗ってあげましょう。
そのときに、使用するシャンプーは肌や毛並みの油分を洗い流してしまうものや、人間が使う様なシャンプーは避け、フェレット用のシャンプーや低刺激動物シャンプーの使用がおすすめです。
お風呂や水に慣れていないと怖がって暴れるかもしれませんので注意が必要です。
そんな時はお湯だけで洗うことや湿ったタオルで拭いてあげることも方法の一つです。
気管支炎等で大好きな砂浴びがさせられない場合には最低3ヶ月に1度は洗ってあげましょう。
ただし月に2回までが限度で、入浴回数が多いと乾燥肌になってしまうので注意が必要です。
ガニソンプレーリードッグにおすすめのグッズ
ガニソンプレーリードッグを飼うにあたっておすすめのグッズを紹介します♪
プレーリードッグは自然界では外敵から巣穴に身を隠したり、生活をしています。
飼育下でもゲージには巣箱を用意し、寝床としてもつかえますが、落ち着ける隠れ家にもなります。
発情期になれば外敵から身を守る砦の意味もあります。
環境へのストレスや不安を軽減するために、慣れないうちは必ず巣箱を用意してあげましょう。
ガニソンプレーリードッグのかかりやすい病気
体質によって、かかりやすい病気は様々です。
自分のペットのかかりやすい病気を知っておくことで、日頃の生活で気をつけることも見えてきます。
ガニソンプレーリードッグがかかりやすい病気はこのようなものがあります。
自咬症、不正交合、尿路結石、膀胱炎、などです。
ガニソンプレーリードッグのよく使う薬・サプリ
健康全般・免疫力の強化にビタミンC、マルチビタミン、グルコサミン、コンドロイチン。
お腹の健康維持に乳酸菌などです。
ガニソンプレーリードッグの治療平均価格
ペットを飼うには、もちろん高い医療費がかかります。
最近はペット用の保険もありますがまだまだ浸透しておらず、病気になった際に飼い主は高額な治療費を払うこともあります。
そして、治療費はペットの種類によってさまざまです。
目のトラブルの場合、注射料:9,000円、処置料:9,000円、処置料:2,500円、眼科検査:1,500円、内容薬:5,500円(抗生剤など)、外用薬:3,000円(点眼薬)、内容薬:5,500円(抗生剤など)になりますが病院や程度によって異なります。
ガニソンプレーリードッグの平均寿命と価格
ガニソンプレーリードッグの平均寿命
人間よりもとても寿命が短いペットたち。
その分、1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を一緒に過ごしたいですよね。
ですが、種類によって平均寿命は違うので基礎知識として覚えておきましょう。
ガニソンプレーリードッグの平均寿命は6~10年です。
ガニソンプレーリードッグの価格相場
ガニソンプレーリードッグの価格相場は、20万円前後です。
ガニソンプレーリードッグを飼っている主な著名人
現在調査中
ガニソンプレーリードッグに関するまとめ
標高1800m以上の高原や谷に、50頭から100頭の群れで生活しています。
犬のような、キャンキャンという鳴き声で仲間とコミュニケーションをとります。
オス1匹に対し、メス数匹という一夫多妻制で、コテリー(共同生活)という家族を形成しています。
なわばり意識がとても強く、他のコテリーのオスが進入してきた場合、互いにお尻の臭腺から臭いを出し威嚇し合います。
なわばり争いでは敵対するオスを生き埋めにしてしまうこともあります。
また、キスをしたり、抱き合ったりすることで挨拶を交します。
オジロプレーリードッグにとてもよく似ていますが、被毛に一部黒毛が混じります。
個体数はさほど多くなく、オジロプレーリードッグ以外は日本では売られていないようです。